使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
RFマウントのLレンズに『Canon RF135mm F1.8 L IS USM』が加わりました。フィルター径82mmと描写力を期待せざるを得ないルックスで、UDレンズ3枚を含む12群17枚の光学設計は、画面全域で高画質な描写を実現するとともに、明るいレンズならではのボケ味や奥行きの表現にも得意としています。焦点距離135mm、最短撮影距離70cmは、圧縮効果を使った印象的なポートレートはもちろん、リスなどの小動物や昆虫を撮るのも向いているでしょう。小動物は撮影者の存在に敏感であったり、あるいは気まぐれに近寄ってきたりと、動きを予測するのが難しい場合がありましが、単焦点にもかかわらずどちらも対応でき、また単焦点ならではの描写力で被写体を写し取ることができます。『EOS R5』に付けて撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
フェネック舎の前を通りかかると、フェネックが立ち上がっていました。エサのために檻に入る準備をする飼育員さんの動向をチェックしているのです。後ろ頭の毛の風合いがよく写し取られていて、撫でてみたいものだとほっこりとした気持ちになりました。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
動かないものを撮るときはレンズにあるスイッチを切り替えてマニュアルフォーカスにします。中心部の花びらが集まっているところの尖った部分にピントを合わせます。その周囲の花脈までしっかり精細に写っています。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
東京駅はいつ行っても記念写真を撮っている人がいます。ウェディングフォトの撮影をしている方も多いですが、この時は遠目にも目立つ赤いワンピースの方が撮影をしていました。実に東京駅らしい1枚となりました。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
オープン前のレストラン。テーブルの上を綺麗にセッティングして、お客さんを迎える準備はバッチリです。見慣れたアクリル板は普段は邪魔に感じますが、撮ってみると反射の面白さが出ることがあります。このときは主役のグラスに白い光が上から注がれているかのよう。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
15:00を示すアナログ時計をバックに撮ります。時計にピントを合わせても面白くないと思い手前に木を入れ、後ろのビルは柔らかく表現しました。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
古い喫茶店に入ると、手の込んだランプが出迎えてくれました。喫茶店ですが植物が生い茂っており、本当に屋内なのかわからなくなってくるほどです。
使用機材:Canon EOS R5 + RF135mm F1.8 L IS USM
テーブル席はそれぞれ小さなブースになっており、筆者が選んだところには水槽があって魚が泳いでいました。水槽の向こうには隣のブースの壁に飾られたフレームたちが見えました。個人的に家にたくさん写真を飾っているので、参考にしようとじっくり見つめました。
ピント面もボケ味も美しく
高揚するようなレンズです。素直かつ実直でありつつスタイリッシュ。そして撮れる写真もLレンズらしく、ピント面もボケ味も実に美しいのです。人物、動植物といった生きているものをみずみずしく切り取ってもよし、少し長めのスナップレンズに使ってもよし、演劇や音楽ライブなどステージをを撮るもよし。活躍の場は幅広いです。それからこれもお伝えし忘れてはならないのですが、手にしたとき、そしてシャッターを切ったときに、それだけでも満たされるものがありました。満足感は大事ですがその点においても間違いがありません。ぜひ所有していただきたいレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff