RFマウントのラインアップに『Canon RF14-35mm F4 L IS USM』が加わりました。14mmという超広角はRFマウント初となる画角です。しかも描写性能や堅牢性などでキヤノンが誇る最高水準の”L”レンズ。このレンズを待っていたという方も多いかと思います。風景や建築写真はもちろんのことスナップやポートレートまで適した当レンズで撮影してきました。その写りをぜひご覧ください。
植物の蔓が絡み合っています。添え木でもあればそこへ絡みたいのでしょうが、やむを得ずお互いが掴まり合っているのだと思います。最短撮影距離20cm付近で撮影したところ、背景が自然な描写でボケました。
ステンドグラスが美しいドア。その前に説明書きの看板が置いてあったのですが、看板より近づいて撮影しました。14mmの超広角でなければこのように近づいて広く写すことはできませんでした。撮影の幅を広げてくれるレンズです。
建物のガラスに街が反射しているのが面白かったので撮りました。説明がなくともそれが横浜の街だとわかります。
あまり見かけない3本のスポークの自転車で練習をしている方がいたので、お願いして技を撮らせてもらいました。ストリート系のフリースタイル競技が好きなので技を見せてもらえて興奮しました。かっこいいものはかっこよく写したいと思いながら撮影した一枚です。
歴史的建造物や土木遺産に選定されているトンネル。異空間のような不思議な雰囲気を出すために、色温度を下げてローアングルで撮影しました。嫌な歪みもなく、世界観を的確に表現できました。
超広角から撮れるオールマイティ”L”レンズ
RFレンズで最も広角となる当レンズ。目の前にあるすべてをパースペクティブ表現し作品として昇華できます。それについてはもちろん期待を裏切らないのですが、使ってみると意外とオールマイティであることに驚いたのです。35mmまであるのでスナップにも向いていますし、最短撮影距離が20cmと短いのでテーブルフォトなども自在に撮れました。”L”レンズならではの描写でオールマイティ。ぜひお手にとっていただきたい一本です。
Photo by MAP CAMERA Staff