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685:『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』

685:『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』

2021年05月15日

絞り:F13 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

今回は、マイクロフォーサーズ用準広角レンズ『OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』をご紹介します。大口径F1.8、フルサイズ換算34mm相当の使いやすい画角。高い精度で製造された高性能レンズに、オリンパス独自の「ZEROコーティング」を施した贅沢な光学系を金属鏡筒に詰め込んだにもかかわらず、その質量は僅か約120g。手に持ってみてもその軽さに驚いてしまうほどですが、AF/MFのワンタッチ切替機構まで搭載したビルドクオリティの高さから安っぽいような感じは全くありません。その取り回しの良さにも驚き。2度あることは3度あると申しますが、最後の驚きはもちろんレンズ越しの景色を覗いた時。同じ驚きを感じてもらうべく、その写りをぜひご覧ください。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

天を突くようなモニュメント。あまりの鋭さに身震いしましたが、光を受けて鈍く輝いている様に惹かれ、写真に収めました。ビル群の隙間、ちょうどいい場所を見つけるために右往左往しながらベストな構図を探します。カメラを片手に画角の微調整をと様々な姿勢を試していても、まったく疲れないのはマイクロフォーサーズ機のコンパクトさの絶大的な長所と言えるでしょう。

 

絞り:F2.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

『M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』は光の濃淡を描く力にも優れています。重厚な扉には影が掛かり、狭間からの漏れ日がふわりと当たっているシチュエーション。シャドウの中、扉の紋様は粘り強く描かれており、逆に光の当たっている部分では質感をじっくり味わうことが出来ます。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

 

絞り:F2.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

すっかりこのレンズが見せてくれる金属の描写が気に入ってしまいました。地を這う大蛇…にも見えるチェーンの妖しいツヤ。そして特筆すべきはボケ味。前も後も合焦点からなだらかにとろけていき、構図も相まって非常に奥行きを感じます。スナップ的に、カメラだけを地面すれすれに構えてシャッターを切りました。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

オリンパスと言えばイメージする色は「ブルー」です。通常は空の色味などにその美しさを実感するものですが、こちらのアンティークな扉の水色も素晴らしい色味で描かれています。誇張することなく、陽光の加減で生まれたグラデーションを気持ちよく再現してくれています。思わずドアノブに手を掛けたくなるような素敵なドアです。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

 

絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

街中を歩きながらのスナップ撮影にも『M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』は大活躍してくれます。ウィンドウショッピングをしながら、目に留まったものに軽快にレンズを向けていく。ストラップを付けて首から下げていても、まったく気にならないのも嬉しいポイント。ガラス越し、やや見上げる角度で撮影したマネキンからは何故か視線を感じました。

 

絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:200 / 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III + M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

 

 

その軽快さの虜になる

今回の『OLYMPUS OM-D E-M5 Mark III』との組み合わせはなんと約535g。ペットボトルを持ち歩くのと遜色のない軽装です。しかしながら、大口径の準広角レンズは単なる「コンパクトなカメラ」に収まらず、クリエイティブな撮影を終始楽しむことが出来ました。また、センサーサイズゆえボケ味が物足りないのではと撮影前は考えていたのですが、全くの杞憂でした。寄れる+開放F値1.8という高性能が魅せるボケ味にとても満足です。最後に言及したいのがレンズの操作性の良さ。ピント合わせ時のフォーカスリングの滑らかなトルクも相まってMF撮影がとても捗ります。また「スナップショットフォーカス機構」を活用して目測の撮影を気軽に楽しめるのもポイント。片手に収めて軽快にシャッターを切るもよし、両手でピントをじっくり見極めて撮るもよし。シーンを選ばずに使える『M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8』をぜひお試しください。

 

Photo by MAP CAMERA Staff


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