StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
1003:渾身のハイブリッドモデル『Panasonic LUMIX S1II』

1003:渾身のハイブリッドモデル『Panasonic LUMIX S1II』

2025年06月18日


 

 

焦点距離:46mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:640 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

LUMIX「S1」としては、実に約6年ぶりとなる待望の後継機。今回は、LUMIX初の新開発・部分積層型CMOSイメージセンサーを採用した『Panasonic LUMIX S1II』をご紹介します。「LUMIX S5II」との比較では、約3.5倍の読み出し速度向上、さらに約1.6倍の合焦速度を実現し、LUMIX Sシリーズ史上最速となる約70コマ/秒のAF追従連写にも対応。高速読み出し性能により、多くの連写モードで14bit RAW記録が可能となり、表現の自由度が大きく広がりました。動画機能も大幅に進化。センサー全域を活かした6K30pや5.1K60p記録に加え、C4K/4K 120pのハイフレームレート撮影にも対応。LUMIX Sシリーズとして初めて「ダイナミックレンジブースト」も搭載され、15ストップの広いダイナミックレンジを活かした、V-Log/V-Gamutでのより滑らかで階調豊かな映像表現が可能になりました。そのほかにも、LUMIX初のHEIF形式記録への対応など、新しい機能が盛りだくさんの一台となっています。今回は、同時登場される小型軽量、ズーム全域で開放F2.8を実現した「Panasonic LUMIX S 24-70mm F2.8」と組み合わせて撮影を行いました。ぜひ、その描写をご覧ください。

 

焦点距離:24mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:100 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

雨に濡れた葉の艶やかな質感や、葉脈の一本一本まで丁寧に描き分けられており、非常に高い解像力を感じます。色とりどりに咲く紫陽花も、それぞれの繊細な色合いを忠実に再現してくれました。

 

焦点距離:32mm / 絞り:F3.4 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:1600 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

「LUMIX S 24-60mm F2.8」は、焦点距離によって最短撮影距離が変動しますが、最短で19cm、最大撮影倍率は0.3倍と、近接撮影を十分に楽しめる仕様となっています。鉄板の錆や塗装の剥がれ、レンガのザラついた質感まで、繊細かつ緻密に描写してくれました。

 

焦点距離:30mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:12800 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

続いて、高感度での撮影です。このカットはISO12800で撮影したものですが、木の削れや傷、微妙な色ムラといったディテールまでしっかりと描写されており、高感度でも十分な解像感が得られます。

 

焦点距離:60mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:320 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

赤からピンク、そして白へと移ろうグラデーションが非常に美しく再現されています。網目の一つひとつまでしっかりと解像しており、微細な水滴の存在までも丁寧に描写されている点も印象的。平面的になりがちな被写体でありながら、布の重なりがしっかりと立体感を伴って表現されており、質感描写の高さが光る一枚に仕上がっています。赤の彩度は高めながらも飽和することなく、鮮やかさを保っている点からも新センサーの優れた性能がうかがえます。

 

焦点距離:45mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:400 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

書棚の背表紙にピントを合わせ、ガラス越しに外の柔らかな光を取り込んで撮影しました。教科書の背表紙に記された文字はとてもシャープに、ガラスに映り込む景色は柔らかな印象に仕上がっています。彩度を抑えた落ち着いた色調も、過度に演出されることなく自然で忠実に再現してくれました。

 

焦点距離:24mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:2/5秒 / ISO:500 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

『Panasonic LUMIX S1II』は、手ブレ補正を搭載していないレンズとの組み合わせでも、ボディ内手ブレ補正によって中央で最大8.0段、周辺でも最大7.0段の補正効果を発揮します。手持ち撮影で滝の流れる水をスローシャッターで滑らかに描写することが出来ました。

 

焦点距離:60mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:1000 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

古い航空機のコックピットに設けられたスイッチパネルを、手持ちハイレゾショットで撮影しました。9,600万画素相当のハイレゾ画質により、スイッチパネルの文字ひとつひとつが鮮明に読み取れるのはもちろん、長年の使用によって刻まれた塗装の擦れや金属のくすみまでも、驚くほど精緻に描写されています。1/30秒というシャッタースピードにやや不安もありましたが、手持ちでもしっかりと撮影することが出来ました。

 

焦点距離:38mm / 絞り:F3.2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:500 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

 

焦点距離:60mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:400 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

電子シャッター時には約70コマ/秒のAF追従連写、メカシャッターでも約10コマ/秒のAFS/AFC高速連写が可能です。先進的なAI技術を採用したことによる個々の被写体を識別して、撮りたい人物を正確に追従できる「追尾AF + 自動認識」など高速・高精度なAF性能を備えています。またリアルタイム認識AFに新たに「アーバンスポーツ」が対応。ブレイクダンス、スケートボード、パルクールといったダイナミックな動きを伴うシーンでも撮りたい人物を正確に捉え続けてくれるとのこと。また、人物、動物、車、バイク、飛行機、列車に加えて、自転車も認識してくれるようになりました。

 

焦点距離:24mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

本記事では、基本的に「スタンダード」設定で撮影を行いましたが、本カットでは、深い黒と白のコントラストが印象的な「LEICAモノクローム」を使用しています。さらに「リアルタイムLUT」機能を活用すれば、自分だけのフォトスタイルを自在に作成することも可能なので、表現は無限に広がります。

 

焦点距離:24mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100 / 使用機材:Panasonic LUMIX S1II + LUMIX S 24-60mm F2.8 S-E2460

 

 




 

渾身のハイブリッドモデル

スペックや詳細を確認していると、「LUMIX初」というワードをこのカメラだけでいくつも目にしました。それだけ多くの革新が詰め込まれた一台であることを実感します。「1」の名を冠するフラッグシップモデルとしての威厳をしっかりと体現し、写真と動画の両面で高いパフォーマンスを発揮する、隙のないハイブリッドカメラに仕上がっています。中でも際立つのは連写性能の高さで、スポーツシーンや動きのある被写体を多く撮影するフォトグラファーにとって、非常に魅力的な選択肢となることでしょう。妥協を感じさせない、渾身のハイブリッドモデル『Panasonic LUMIX S1II』。ぜひその実力を体感してみてください。

Photo by MAP CAMERA Staff

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

お買い替えなら買取額最大15%UP 中古ポイント最大10倍

RECOMMEND

PAGE TOP