Viso-Telyt 200mm/f4.0 2nd | Kasyapa for Leica Kasyapa for Leica|(カシャパ フォー ライカ)東京新宿のカメラ専門店マップカメラが提供するLeica専門サイト 
Select Language
LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0



"Telyt"シリーズのレンズはLEICAレンズ群の中でも主に100mmを超える長焦点距離のレンズに称される名称である。ビゾフレックスでは最長800mm/f6.3の巨大な"Telyt-S"も存在するが、今回は手持ちでも使いやすい第2世代の『Telyt 200mm/f4.0』を使用した。組み込み式のフードになり絞りもプリセットタイプに。軽金属を使用した鏡筒は想像以上に軽量で、外観の大仰さに比べて持ち運びはしやすいレンズである。

また、描写の安定感が抜群なのがこの"Telyt"シリーズの特徴だ。新旧もあるが、古い世代の"Telyt"でもコントラストや色再現に違いはあれど、どの玉も非常に優秀である。反射の強いシチュエーションでもこれだけ写れば文句は無いだろう。元データではグラスに生じた結露まで見える好描写だ。




LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0

焦点距離を考えると、F4でも十分にボケる。圧縮感も見事なもので、ピント面の立ち上がりも良好だ。花弁のひだの柔らかな感じもしっかりと伝わってくる。




LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0






LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/350秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0

細かな水面の煌めきも美しく表現する。コントラスト偏重ではない落ち着いた描写が印象的だ。




LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F6.5 / シャッタースピード:1/1500秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0

少々絞り込んでの撮影。無機質な被写体に光の強いシチュエーションだったが、描写が固くなる事も無く光を描き分けている。予想以上にボケの大きいのには驚いた。




LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/180秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0



前後のボケ味も良好だ。落ち着いたトーンをしっかり描いてくれるのには嬉しくなってしまう。開放でも頑張ってくれるが、少し絞り込んだF5.6からF8辺りの絞りでは解像感とボケのバランスが良く、個人的にはお勧めである。色合いもシックで綺麗なものだ。




LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0






LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M9-P + Visoflex type-III + Telyt 200mm/f4.0

手前にかけての緩やかなボケも"Telyt"らしい。





大仰、ではある。しかし精密な機械の装着感や操作感など、魅力も多いのが悩ましい所だ。今回の撮影ではアイレベルのプリズムファインダーではなく垂直タイプのルーペを使用したが、ウェストレベルでの撮影が予想以上にしやすかった事は驚きだった。

ちなみに、今回使用した『Telyt 200mm/f4』や前回レポートした『Hektor 125mm/f2.5』等は"Visoflex III型"に装着するのに"OUBIO"通称テリートリングを使用する必要がある。LマウントをMマウントに変換する、本体に三脚座のある確りとした中間リングだ。

いろいろな手間のかかるレンズでもあるが、それゆえ手頃な価格というのも魅力的。LEICAレンジファインダーを使った新しい撮影体験を、ぜひ楽しんでもらいたいと思う。



Photo by MAP CAMERA Staff


このレンズのお買い物はこちら

LEICAデジタルボディのお買い物はこちら


レンズカテゴリートップへ戻る"

KasyapaforLEICAトップへ戻る"





[Category: Other Leica Lens|掲載日時:2013年05月03日 11時14分]

タンバール M90mm F2.2

LEICA THAMBAR M90mm F2.2[2018年05月04日]

絞り:F2.2/ シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:100/ 使用機材:LEICA M10 + タンバール M90mm F2.2 LEICA THAMBAR-M 90mm F2.2 ライカには過去に発売された様々な銘玉が存在するが、まさかこの伝説的なソフトフォーカスレンズがリメイクされ登場するとは思いもしなかった。今回は約80年の時を超えて...
続きを読む
Hologon 15mm F8

Carl Zeiss Hologon 15mm F8[2014年08月27日]

絞り:F8/ シャッタースピード:1/125秒 / フィルム:Kodak Ektar 100 瞳に映る全ての光景を、我が物に出来たなら・・・と思ったことはないだろうか。そんな欲求を満たすことの出来るレンズが古の時代にも存在した。そのレンズの名は「Carl Zeiss Hologon 15mm F8」という。 「Hologon」という銘が、ギリシャ語のホロス「全て」とゴニア「角度」に由来する通り、その画角は1...
続きを読む
LEICA M + Hektor 50mm/f2.8

Hektor 50mm/f2.5[2014年03月06日]

絞り:F2.5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA M + Hektor 50mm/f2.8 ライカ発売当初の標準レンズと言えばまず第一に"Elmar"の名が挙げられるが、その次に登場した標準レンズがこの"Hektor"である。F3.5と暗い"Elmar"に替わってF2.5を達成した本レンズは当初はハイスピードレンズとして宣伝されたが、1933年のより明るいF2.0の"Summar"の登場で...
続きを読む
null

Thambar 90mm/f2.2 No center-Filtar[2014年02月24日]

絞り:F2.2 / シャッタースピード:1/300秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA M + Thambar 90mm/f2.2 ソフトフォーカスレンズという一群が有る。写真黎明期から肖像写真用として発展したレンズ群で、意図的に収差を残し、解像線は残しつつソフトな、紗のかかった様な絵画調な描写傾向を目指したレンズ達だ。最盛期にはウォーレンサック社のヴェリートやフォクトレンダー社...
続きを読む
LEICA M + Hektor135mm/f4.5

Hektor 135mm/f4.5[2014年02月21日]

絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/90秒 / ISO:800 / 使用機材:LEICA M + Hektor135mm/f4.5 ヘクトール135mmはエルマー135mmに続き、1933年に発売となったレンズだ。かなり古い時代のレンズであるが生産数が多く、見かける機会も多いレンズではないだろうか。筆者もその焦点距離とF値から積極的に使用した事は無かったが、今回高感度にも非常に強く、時に応じてライブ...
続きを読む



閉じる