StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
LEICA M EV1
LEICA M EV1

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

ライカMシステムの歴史に紡がれる新しい1ページ。電子ビューファインダー内蔵のM型ライカ『 LEICA M EV1 』をご紹介いたします。フィルムからデジタルへなったときも光学レンジファインダーを搭載し続けたライカから、ついに電子ビューファインダー(EVF)を搭載したモデルが誕生しました。EVFによる視力に左右されない、快適なピント合わせ。本体内で視度補正(-4.0~+2.0の範囲で調整が可能)が出来るようになりました。実際にシャッターを切った時と同じ画像が表示されるので、被写界深度が浅いズミルックスやノクティルックス、超広角・望遠・マクロレンズなど、あらゆるMマウントレンズの真価を発揮できます。576万ドットのEVFを搭載し、フォーカスアシスト機能やピント拡大など各機能をファンクションボタンや前面のレバーに振り当てることが出来、スムーズなピント合わせが可能です。「Leica M11」をベースとし、トリプルレゾリューション技術や64GBの内蔵メモリ、「Leica M11-P」や「Leica M11-D」と同様にライカコンテンツクレデンシャル機能にも対応しています。今回は『 LEICA M EV1 』の特性を活かせる「NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.」などのレンズで撮影してまいりました。ぜひご覧ください。

 

NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

早速『 LEICA M EV1 』の利点を活用して、最高峰の中望遠レンズ「ノクティルックス M75mm F1.25 ASPH.」の開放絞りで撮影をしてみました。2段階の拡大表示で非常に薄いピントを掴むことが出来ました。もちろんライブビューを使えば他のM型ライカでも同じことは可能ですが、ファインダーを覗きながら撮れるということには、しっかりカメラを構えることが出来るというメリットもあります。「ノクティルックス M75mm F1.25 ASPH.」の質量は約1055g。手持ちで撮るなら、やはり少しでもホールド出来るに越したことはありません。レンジファインダーではカメラごとに誤差が発生してしまうことがありますが、EVFならその心配もないのです。『 LEICA M EV1 』だからこそ撮れた1枚。このカットは私の中で非常に感動の大きい1枚でした。

 

LEICA M EV1

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:320 / 使用機材:LEICA M EV1 + SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.

次は超広角レンズ「SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.」の開放絞りで撮影をしてみました。これもまたピント拡大で正確なピント合わせが出来ました。どちらのレンズも性能が良いことは分かっているつもりでしたが、改めてピント拡大でピントピークを確認してみると、柔らかいながらも開放絞りからしっかり写っているということが分かりました。他の広角レンズや望遠レンズと組み合わせて撮ってみたい欲がものすごい湧いてきます。

 

LEICA M EV1

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:320 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

F1.25の被写界深度はまるで浮き出るような立体感です。こういうカットの場合は光学ファインダーの場合でもある程度の予測を立ててピントを合わせますが、画面全域どこでもピント拡大ができるというのは、非常に便利です。

 

LEICA M EV1

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M EV1 + SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.

 

NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:160 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

F1.25という被写界深度ではピント拡大をしてもピントピークが分からないでのはないかと思っていたのですが、そんなことはありません。『 LEICA M EV1 』で撮ってみて改めて「ノクティルックス M75mm F1.25 ASPH.」の性能の高さを思い知らされました。

 

LEICA M EV1

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/4秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.

 

NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:125 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

 

LEICA M EV1

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:400 / 使用機材:LEICA M EV1 + SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.

広角レンズを撮影しているときも実際に今、どれだけの範囲が構図として入っているのかをリアルタイムで確認できるというのは非常に頼もしいです。

 

APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

絞り:F2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:320 / 使用機材:LEICA M EV1 + APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

泳いでいる魚を「APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.」で撮影しました。ピント拡大機能を使う時間はないので、目測で合ったと思った瞬間を撮ります。最短撮影距離ではないものの、かなり寄って撮影しています。ファインダーから目を離さずに集中しながら撮影できるのは、やはり良いものです。

 

LEICA M EV1

絞り:F2 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:3200 / 使用機材:LEICA M EV1 + APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

ネットのように同じ模様が続く画では、ピント合わせに迷ってしまうことはないでしょうか。私は初手でかなりの確率で外してしまうのですが、そんなことも無く一回でピントを合わせることが出来ました。センターに限らず、自由な構図でピント合わせが出来るのは本当に便利です。IS03200で撮影しましたが高感度でも非常にノイズレスです。

 

LEICA M EV1

絞り:F2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:1600 / 使用機材:LEICA M EV1 + APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

 

LEICA M EV1

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:640 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

 

LEICA M EV1

絞り:F1.25 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:LEICA M EV1 + NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.

 

LEICA M EV1

絞り:F2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + DRズミクロン M50mm F2

雨上がりの夜明け。ここまでのローアングルだとEVFで覗くのは難しいので、ライブビューで撮影をしています。「DRズミクロン M50mm F2」のようなコンパクトなレンズであれば、全くブレる心配もなく撮影できます。

 

LEICA M EV1

絞り:F2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:64 / 使用機材:LEICA M EV1 + APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.

このカットではライブビューを使って撮影していますが、「APO SUMMICRON M 35mm F2.0 ASPH.」のような最短撮影距離30cmというレンズでもファインダーを覗きながら撮ることも出来ます。レンズ情報を認識してくれるM型ライカであらゆるMマウントレンズの性能をフルに使える、というのは『 LEICA M EV1 』ならではの撮影体験です。

 




 

M型ライカの新たな1ページ

『 LEICA M EV1 』は従来のレンジファインダー式M型ライカと差別化され、シンプルなフロントデザインとダイヤモンドパターンのレザー仕上げになっています。新製品発表会での「これはレンジファインダーを代替するものではない。これからもOVFのレンジファインダー機は作り続けていきます」というステファン・ダニエル氏による説明を聞いて安心したユーザーもいらっしゃると思います。光学レンジファインダーによる撮影体験はまさに代替えの効くものではありません。ただ「NOCTILUX M 75mm F1.25 ASPH.」などの中望遠や超広角「SUMMILUX 21mm f1.4 ASPH.」などのレンズでは『 LEICA M EV1 』だからこその撮影体験があります。特に重量やサイズの大きい中望遠レンズなどはライブビューによる撮影は難しい場合が多いので、EVFを覗きながら撮るということが非常に有利に働きました。従来のM型ライカと共に使うことで全てのMマウントレンズを思う存分扱うことが出来る。今回『 LEICA M EV1 』で撮影して、M型ライカの未来がまた新しく拓けた気持ちになりました。これまで世に送り出された30種類を超えるM型ライカ。ここにまた一つMの系譜を継ぐカメラが誕生しました。これまでにない撮影体験をぜひお楽しみください。

Photo by MAP CAMERA Staff

RECOMMEND

PAGE TOP