写真家:平塚 篤史 『ライカを愉しむ』
2022年02月11日
L-MountLeica Boutique 9周年記念Leica RLeica SLeica SL2Leica Special ContentsSummaritSummilux写真家
私は私のライカと「粋」な写真を追い求める。
写真の世界で表現を感じる事を楽しんでみる。
写真や表現の世界では正解は無い。
いつも求めているのは。
「粋」か「否」か
心が震えた写真がきっと正解
研ぎ澄ました感覚の中でその一瞬を捉え
創造の空間で画作りを楽しみ、いつも正解の1枚を追い求める。
粋と言っても、見る人によって反応は様々なのだから、
その正解探しがとても楽しい事であり、愉しめること。
撮影に関わってくれるクリエイター達の気持ちや想いも大事にしてイメージを膨らませた世界で表現する事を追求すれば、
ライカというカメラは思い描きたいを表現してくれる唯一無二のカメラだ。
SLシステムにマウントアダプターを使う。
Sレンズ 30-90mm バリオ・エルマー 、 120mm アポマクロズマリット。
Sレンズを使用しての撮影は大口径なのが力強い写真を産んでくれる。
バリオエルマーはレンズ口径がE95なので、ボディとの組み合わせはなかなかズッシリとして重い。フォトグラファーとしての重みと思うと撮影の向き合い方が変わる。
SL2はハイスペックマシン。 考え方次第では、Sレンズとの相性も良いとも思えてくる。
ライカSL2 を ライカS として使用する感じに近い感覚。
Rレンズ 50mm ズミルックスを使う。
被写体の空気感を大事にしたい写真を撮る時にズミルックスを使う。50mmズミルックスの世界観は素敵な世界。
Rレンズにマウントアダプターを使用すると完全なるマニュアルでの操作になる。
ライカの心強いフォーカスセンサーがキチンと反応してくれるので、
オールドレンズを使用しての撮影もピント合わせがしやすく被写体とのアプローチに違いが変わる。
このフォーカスを合わせながらモデルとの掛け合いで撮る感覚はとても大事な事。
また撮った写真はライカ独特の空気感がある。 モデルと一緒に確認し、写真を見た時のその喜ぶ反応がとても嬉しい。
ライカのレンズは(オールドレンズ含め)、各々に個性的なのが魅力的だと思う。
少しピントが合ってないくらいが、想像力を膨らませてくれる作品になる。 ライカレンズの醍醐味。
この他にも、実はRレンズの Telyt 560mm というライカの超望遠レンズを取り付けてバズーカ砲を楽しんでいる。
ライカSにも超望遠用Rレンズを付けられるマウントアダプターを見つけたのでドイツより取り寄せた。
生憎、コロナで使用する機会を失ってしまった。
このマウントアダプターなかなか出番が来なくなってしまったので、このタイミングで何か撮影をしたい。
写真を公開する機会を与えてもらえたら嬉しいと綴っておく。
マウントアダプターを使う事で写真の表現の幅が大きく変わる。
撮影が恐ろしく楽しいモノに変わり、想像力を膨らませる。
機会を見つけてMマウントアダプターを手に入れて、Mレンズの沼に身を投じる機会が近い気がした。
素敵な靴はあなたを色々なところへと連れてってくれるという言葉がある。
ライカとは、そんなカメラに思える。
人を愉しむことは、「人」と生きる事を愉しむ事だと思えた。
ライカで人の撮影を愉しむ事もそうだが、ライカで広がる縁を愉しむ事でもある。
ライカの紡いでくれた縁を大事にしたい。
Photo of Woman’s MODEL
WOMAN’S MODEL : BROWNIE ( WIZARD MODEL )
HAIR& MAKE : MEGUMI KOBAYASHI 小林 恵
STYLIST : AYAKO ISOZAKI 磯崎 亜矢子
Photo of Men’s MODEL
MEN’S MODEL :KEIRA ATSUSHI
HAIR & MAKE : RIKIYA TOYAMA 外山 力也