LEICA VARIO ELMAR SL100-400mm F5-6.3
2023年06月10日
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
『LEICA VARIO ELMAR SL100-400mm F5-6.3』は、ライカSLレンズで最もカバー域の広い望遠ズームレンズです。全ズーム域で優れた描写力を発揮するための最新で高度なシステムが、コンパクトで軽量なレンズに凝縮されています。一番前と一番後ろのレンズには両面ともアクアデュラコーティングが施されており、汚れや水をはじきます。光学式の手ブレ補正機能を搭載しているので、さまざまなシーンでの活躍を約束してくれます。よってその用途は幅広く、特に自然や野生動物、スポーツなど、想像するよりオールラウンダーな一本です。用途に応じて『エクステンダーL 1.4x』を使用することで、さらに遠くのものを引き寄せて写せます。今回は『LEICA SL2-S』と組み合わせて撮影してきました。フォトプレビューをどうぞご覧ください。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
真夏のような強い日差しが、階段に網目模様を作ります。直線の組み合わせである階段のタイルの目地が整然と並んでいるのと好対照です。石の質感がよく描写されています。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
地下へと続くレンガの階段を一、二歩下りたところで、生き生きとした葉が壁のわずかな隙間から生えているのを見つけました。日陰を好むシダ植物とはいえ、こんな半分地面に潜った場所にいられると健気な感じがしてきます。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
森の中に張られた傷んだタープが、繊維が解けて透けていました。奥の葉が見え隠れしているところへ木漏れ日が注がれて、なんとも非現実的で不確かな姿と化しています。その雰囲気のままに写し取ることができました。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
道の先、それも高い場所にあるクスノキの葉を切り取ります。写真では枝の先にあるたくさんの柄がしっかりと見て取れて、まるで手を伸ばして掴んで見つけたかのような描写力に圧倒されます。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
暗い部屋の窓際に、事務的な椅子が重ねられていました、特別なものではありませんからあまり注目を浴びることのない存在ですが、窓からの光に照らされた金属部分が艶めかしく光る様に目が留まり、静かにシャッターを切ります。
使用機材:LEICA SL2-S + バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3
最近流行りのサップを楽しむ人たちのシルエットが、アプリコット色をした夕方の海上に浮かびます。それを囲むように海鳥が飛んでいるのがなんとも心に響きました。かなり遠くにある景色ですが、グッと引き寄せて撮ることができました。
手繰り寄せる、冴やかな景色
遠くの景色を引き寄せるにも、街中を印象的に切り取るにも、軽くて取り回しがよい『LEICA バリオ・エルマー SL100-400mm F5-6.3』のおかげで心地よく撮影することができました。高性能なオートフォーカスによりストレスがなく、撮るほどに撮影という行為が楽しく、また奥深く感じられました。高画質とライカならではの空気感を捉える描写の両方を得ることができるので、ライカボディのユーザーだけでなく、パナソニックやシグマのボディをお持ちの方にも堪能してほしい一本です。
Photo by MAP CAMERA Staff