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LEICA APO SUMMICRON SL28mm F2 ASPH.

LEICA APO SUMMICRON SL28mm F2 ASPH.

2023年06月08日

焦点距離:28mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

好みの機材があるように、撮影をする季節にも人それぞれにお気に入りがあります。暖かな陽射しが空から降り注ぎ、柔らかな風は頬をなで、新緑の芽生えが視界を跳ねるように露わになる頃合い。この時季は自然と撮影欲が沸き立ち、愛機を手に写真を撮りに外出する方も多いことでしょう。極々自然な行動のようですが、よく考えてみるとそこに存在するのは「写真を撮りたい」という確かな強い意志。そしてそれを後押ししてくれる季節の美しさ。四季の折々は撮影者の神経を敏感にしてくれるように感じてなりません。

今回ご紹介する『Leica アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.』は、広角レンズの定番といえる焦点距離を有し、優れた光学性能と高速・高精度なオートフォーカス誇るレンズ。広角といっても決して広すぎることがなく、写真の納まりはすっきりと無駄がありません。ボディに使用した『Leica SL2-S』との組み合わせは全体のバランスも含めて使い勝手に優れた印象を持ちました。

これからやってくる梅雨、そして夏。その手前にある、隙間のような季節の一片を切り撮ってみました。その写りを是非ご覧ください。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

苔むす場所に新たなる生命の息吹を見つけました。最短撮影距離は0.24mとかなり近づけるため、手元に見える細かな描写も広く写してくれます。視線を落とした先にある、近くの情景。何気ない日常の仕草にも共通する、自然な美しさを感じます。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F9 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

 

焦点距離:28mm / 絞り:F10 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

吊り橋の上から見える絶景をフレームいっぱいにおさめました。来訪者が思い思いに大自然の恵みを楽しんでいます。植物も川の色も眩いばかりの緑。同じ緑色といっても見え方は大分違います。ものごとの全てに当てはまるとは思いますが、ひとつとして同じ意味は並ばずに個々としての意味合いを含み、それぞれが個性的に輝き共存しています。それはとても美しく、価値のある光景にほかなりません。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

木漏れ日が落ちる目の前の光景には、ただ見とれるばかり。光と影の共存は常について回り、互いを引き立て合う存在です。ありのままの存在を素直に受け入れ、写し出してくれる『Leica アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.』にうってつけの場面に思えました。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:400 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

 

焦点距離:28mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

 

焦点距離:28mm / 絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

 

焦点距離:28mm / 絞り:F2 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

絞りを開放にして玉ボケを強調してみたところ、まるで光の雨が降り注いでいるような写真になりました。何度すくっても、掴み取れることはなくこぼれ落ちてしまうもの達。儚さを表す描写がとても美麗です。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F7.1 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:100 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

晴天に恵まれた日でした。太陽の光が織り成すグラデーションは被写体を劇的に仕上げてくれます。歪な形をした木材ですが一ヶ所に集まると、迫力を増し被写体として魅力的に。様々な時間や角度から見ることで物事の写り方は大きく変わっていきます。その中で撮影者の好きなタイミングを見つけるのも、撮影時における醍醐味のひとつ。いつでも好きな場所、好きなタイミングで写真を撮ることができたのなら、と夢想せずにはいられません。

 

焦点距離:28mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:50 / 使用機材:Leica SL2-S + アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.

 

 

 

素直に広がる、目の前の世界

広角レンズの定番ともいえる28mmレンズ。必要なものだけを写しだし、その場の状況や時には空気感すらをも語り紡いでくれるようにも感じました。そしてその描写はとても素直。レンズ越しに覗く撮影者の意図を十二分に反映するのはもちろんのこと、『Leica アポズミクロン SL28mm F2.0 ASPH.』でしか得ることのできない満足感に溢れることでしょう。光と影の相反する二つの要素が絡み合いながら成り立つ写真。極めてシンプルではありますが、その奥深さは果てしなく広がる世界。「なぜ写真を撮るのか」という問いかけへの答えは撮影者の数だけあるかと思いますが、それはもしかしたら長い年月撮り続けることで見つかるものなのかもしれません。回答に至る過程の中で本レンズが手に取られ、そして写りを堪能いただければ幸いです。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

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