二眼レフは、いかがですか?!  その27 | THE MAP TIMES 
Select Language



二眼レフは、いかがですか?!  その27

[ Category:etc.|掲載日時:2011年12月04日 19時00分]

ローライ3.5Fと歩く(さまよう)秋の京都!(前編)

null

 紅葉シーズン! カメラ好きに限らず、何となくソワソワしてしまう季節。 この夏の暑さにやられ、すっかり撮影から遠ざかっていた私ですが、やっぱ紅葉は外せません! 思い切って11月21日から4連休をいただき、紅葉真っ盛りの秋の京都へ! …と思ったのですが、事前情報で今年は例年になく色づきが遅いとのこと… 実は2年前もほぼ同じ時期に奈良・京都を旅したのですが、その時は盛りを少し過ぎていました… う~ん、難しい… でも、まぁ、紅葉だけが京都じゃない。 とにかく仕事を忘れて(まぁ、普段からそんなに仕事のこと考えてませんが…)のんびりしようと、カメラを鞄につめて、いざ出発!
 今回の旅のお伴は、ローライフレックス3.5F(プラナー)とライカM3。 …何とも贅沢な組み合わせ、…というか完全に時代に逆行した組み合わせ… ここ数年の旅行での定番なのですが、明らかに周囲から浮きまくっています… ちなみに、M3のレンズにはエルマリート28mmF2.8(第3世代)とズミクロン50mmF2(固定鏡胴)を持っていったのですが、結局28mmをつけっぱなしで50mmの出番なし。 メインがローライで、広い景色をエルマリートでという区分けになりました。 これも旅行先でよくあることなのですが、とにかく面倒くさがりで、レンズ交換もたまにしかしません。 なら、最初から1本だけで、とも思うのですが、ついつい不安でバッグに入れてしまう… はっきり言って旅行下手です。 あらかじめ断わっておきますが、今回の旅行、京都観光の参考にはなりませんのでご注意ください。 無計画な行き当たりばったりのひとり旅です…

 いつも通りの長い前置きの後、やっと車中の人に。 11月21日朝7時前の新幹線…って、早っ! …どうしよう、いつもの旅行なら、多摩川を越え、無事東京脱出を果たしたところで缶ビールをプシュッとするのですが、さすがに7時前だし、これから4日間の計画も立てなくちゃだし(…って、遅っ!) 今回は、ちょいと我慢で上の写真! これも新横浜で混む前に、急いで撮りました。
 さて、この後は京都に着くまでにじっくり旅の計画を。 ガイドブックと事前に調べた紅葉情報をもとに… …… …思えば、昨日も遅くまで一生懸命働いたなぁ。 労働の後のビールも美味しかったし… …ぐ~…… かくして、本当に行き当たりばったりの4日間の始まりです…

 9時過ぎに京都着。 ……どうしよう、着いちゃった… とりあえず、駅のロッカーに大きな荷物を預け、ウロウロと情報を集めた結果、やっぱり紅葉はまだ始まったばかりらしい… なら紅葉にこだわらずに観たいとこ観ようと、JR奈良線に乗って宇治に。 何度も京都に来てるくせに、まだ平等院観たことなかったんですよね。 なんか京都から遠いイメージがあったのですが、ものの30分で着いちゃいました。

 着いてみたら、結構当たりだったかも! この時期、有名観光地にしては人も少なめ… って、みんな紅葉目当てだもんね… おぉ、10円玉だぁ!(…罰あたりな感想…)

null
 (ライカM3・エルマリート28mmF2.8 コダック・エリート100 以下M3の写真は同じ組み合わせ) 少ないと言っても、撮る場所はみな同じ。 やっぱり順番待ちです。

null
 (ライカM3) ちょっと浮世絵風に。 「二眼レフは…」なのにM3写真…

null
 (ローライ3.5F・プラナー75mmF3.5 フジ・プロビア100F) やっとローライ、でもしつこいか… だって、初めての鳳凰堂、うれしかったんだもん。

 …とここで、お母様らしき方を連れた女性が近づいてきて、「すみません、写真いいですか?」 …来たか、まぁ1人だし、カメラ持ってるし、声掛けやすいよね。 「あ、はい、いいですよ。」 と渡されたのは、iPhone… 「ここ押してください。」 言われて、普通にカメラ、…電話? を構えたら、液晶画面が真っ暗… …??… …右手の指でレンズ覆ってた… …何これ、つまんで持たないと、レンズ隠れちゃうじゃん… ……シャッター押したけど… …… 「あ、動画になっちゃってました…」 どうやら、私が変なとこ触っちゃったみたいです… …半押しの後のストローク、やけに深っ… 結局、女性を2回往復させ、やっと1枚…  …みなさま、今後観光地でローライとライカ持った、ひょろ長いおじさん見ても、iPhoneだけは渡さないでください…

 その後、博物館を見学。 たくさんの雲中供養菩薩像が展示された部屋をじっくり鑑賞。 (こんな方たちが楽器演奏しながら、にぎやかに迎えにきてくれるんだったら、あの世もいいかも…)なんて、不謹慎な感想を持ちながら、いいないいなと眺めていると、もっとにぎやかな団体さんが… 「なにこれ、雲中供養菩薩だって。 筋斗雲みたいのに乗ってるよ。」 「さっき鳳凰堂の壁に、いっぱい貼ってあったやつでしょ。」 「こんなにあるんだったら、1つくらい持ってちゃっても分かんないよね。」 ……心なし、菩薩様も引いているような… って、うわ、デジタル一眼付けた大きな三脚、足伸ばしっぱなしで持ったおじさんがいる… 係員が「すみません、館内では足畳んでください!」 …まぁ、そうだよね…
 最後に満を持して、鳳凰堂の中を拝観。 阿弥陀如来座像もしっかり拝んできました… 足冷たかったけど…

 気がつくと、さっきまでの青空が嘘のように重たい曇天に。 時おり冷たい突風も… 朝見た天気予報通りになってきました。 (なんか、あったかいものを…) お昼も過ぎましたしね。

null
  …って、冷たっ! …でも宇治といったら、お茶だし… ホントのお茶はやたら高級そうだけど、味の違い分かんないし… 満を持してのビールだし… あ、お酒もあった…

 宇治川を越え、宇治上神社へ…

null
  (3.5F) すごい、「世界文化遺産」って彫ってある…

null
  (3.5F) …くっ、かわいい… 目の合った白い子を引いたのですが、結果は小吉…微妙…

 さらに、せっかく宇治まで来たのだしと、寒い中、三室戸寺まで足を伸ばしてみました。 事前のネット情報でも「紅葉見頃」となってたし…

null
  (3.5F) …だそうです…

null
  (3.5F) 見頃かなぁ… でも、こういう静かなお寺を二人で回れたらいいでしょうね… 寒いけど…

 初日から、かなり歩き回ってしまいました。 冷えた体で、京都のホテルに到着。 今夜のご飯は、四条烏丸の「太郎屋」というおばんざい屋さんです。 ここは京都に来たら、一度は立ち寄るお店。 おいしい京都の家庭料理が並び、お客さんもサラリーマンやゼミ帰りの教授、学生さんなど地元の方が多く、結構賑やかです。 でも、一人の時は、周りが賑やかな方が、かえってのんびり食事できます。 時々、お店の方やお客さんとの会話もありますし… 今回もL字カウンターの向かいに座った同年代の男性がニコンD700を持っていらしたので、思い切って声を掛けてみました。 隣のお母様との写真を撮ってあげた後、ちょっとお話を… 埼玉からいらしていて、これからライトアップを見に行くとのこと。 「一緒にどうです…」とお誘いを受けたのですが、朝早かったのでもうネムネム… (カメラの御用の際は、是非マップカメラへ!)と、心の中で何度も宣伝し、いい気分でお別れしました。


 さて、2日目。 今日こそは紅葉を満喫しようと選んだのは、高雄方面。 京都駅から見て、北西の方角にあります。 ここは、京都でも一番早く紅葉が見られるといわれています。 つまりここが紅葉してなかったらアウト! まあ、賭けてみますか、と駅前のバス停へ。 ……長蛇の列… …早くも挫けかけたのですが、臨時バスも多く、意外と早く乗車できました。 …でも、それだけ現地はすごい人出ってことだよね……って気が付いたのは、バスが走り出してからでした…

 高雄・槇ノ尾・栂ノ尾の三尾(さんび)からなり、それぞれに神護寺・西明寺・高山寺があります。 ガイドブックでは一番奥の栂ノ尾で降りて戻ってくるコースがおすすめになっていましたが、帰りのバスの混雑を考え、手前の山城高雄で下車。 まずは神護寺に向かいました。
 ところが、この神護寺、お寺に着くまでにかなりの勾配。 昨夜の「太郎屋」さんでの出会いから、私も今度は両親連れてなんて思いもあったのですが、これはしんどいか… …って、何より私が参ってる… 早くも足が筋肉痛… よく年取ってくると筋肉痛も2、3日後に出るなんていうけど、まだまだ若いじゃん… …いや、単に運動不足なだけか…
 途中の茶屋にいい感じの木々があり、ついつい時間を取られてしまいました。

null
  (3.5F)

null
  (3.5F) やっぱり青空バックの紅葉は、絵になります。

 また長い石段を上り、ようやく門が見えてきました。

null
  (M3) 山門前はご覧の人だかり…

null
  (M3) 山の中のお寺はこれだから…

 境内に入り、本堂で薬師如来などを見学。 仏像観るの好きなので、結構時間をかけて拝観しましたが、残念ながら写真はなし… もしかして、このコーナーでお寺巡りは絵にならない… 今さら気がつきましたが、まぁ、興味ある方はガイドブックをご参照ください… いえ、やっぱり現物を見るに限ります。 たとえ筋肉痛になろうとも…
 さらに奥まで進み、有名な「かわらけ投げ」の出来る錦雲渓に。 見晴らしの良い高台からはるか下を流れる谷川に向かって、素焼の小さな皿を投げ、谷底まで届けば願いが叶うというもの。 1回200円で2枚の皿を受け取ります。 何人かの方が投げるのを拝見してましたが、確かにうまく風に乗ると思いのほか遠くまで飛んでいきます。

null
  (3.5F) 中央下にわずかに見えるのが川面です。

 ……どうしよう、やろうかな… でも、周りは2人とか3人とか複数だし、1人でやるのはちょっと… だけど、せっかくだしな… まぁ、旅の恥はなんとやらで、話の種にはなるかな… ようやく決心し、いざ、お皿を売ってる所に向かおうとしたその前に、若い男女のカップルが… 「あ、2枚あるよ。 ねえ、1枚ずつ投げてみようよ!」 「いいね、やってみよう!」 「うまく飛ぶといいね!」 ………やーめた…
 もう少し暖かな日差しを浴びた後、その場を後にしました。 ちなみに先の2人が投げたお皿は、男性の方はあさっての方向に飛んでいき、女性の方は、2メートルほど離れて横にいた私のすぐ目の前の植え込みに突き刺さりました。 ……ま、どうでもいいけど…

null
  (3.5F) 真上の枝ですが、二眼レフのウエストレベル・ファインダーなら楽々撮影可能。 なんとも見事な紅葉は、高台のトイレの前でした…

 かなり時間を費やしたので、参道の茶屋で食事。 日も暖かく、紅葉見ながらの優雅なひと時…

null
  …って、またそばですが…

 この後は、山あいの道を歩き、西明寺と鳥獣戯画で有名な高山寺を拝観。 でも、山に太陽が遮られ、2時を過ぎる頃には薄暗くなってきてしまいました。

null
  (3.5F)

null
  (3.5F) 西明寺にて。 バックの反射がなんともローライ!

null
  (3.5F) 高山寺にて。 まだ3時前なんですが… 寒い…

 高山寺を出て、栂ノ尾からバスに。 …行きの判断は正解でした。 バスはすぐに満員になり、出発地点にした山城高雄では待っている人の一部しか乗れない状況。 私はというと、バスの揺れにすぐ夢うつつになり、このまま京都駅へ… …ん、なんか止まったな… …あぁ、麓に位置する仁和寺か… 確かバスの周遊券では、ここも途中下車出来たな… でも、疲れたし… ……門の前になんか書いてある。 「霊宝院 特別公開 11月23日まで」 ……すみません、降ります!

 …降りちゃった。

null
  門では、特別警戒中… 確かに厳しそうです。

 ここでの判断も、正解。 山あいと違い、まだ日が残るなか、広い境内をゆっくり散策。 閉園時間ぎりぎりまでのんびりしました。

null
  (3.5F) 盛りならもっと真っ赤なんでしょうが…

null
  (3.5F)

null
  (M3)

null
  (M3) 五重塔の前は、こんな感じ。 順番待ちでした。

 ……結局、京都駅に着くころには、すっかり日も暮れてしまいました。 いやぁ、今日も歩いた… 明日が怖い…

続く… 次回、いよいよ…  (文責・イット)

[ Category:etc.|掲載日時:2011年12月04日 19時00分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

null 【FUJIFILM】高円寺散歩 2019年05月19日
東京では、5月だというのに30℃に到達しそうな日が続きます。 夜なら外に出れると思い、 ふと思うと、仕事から帰ってくるだけで夜のご近所を知らないことに気づきました。 日も沈んできたので、 夜のご近所を散策してみます。 お供には携帯性抜群わずか155g「フジノン XF16mm F2.8 R WR ブラック」と、 「FUJIFILM X-E3」を従えていきます。 まず向かったのは高円寺~中野間の中央線の車内から見てて、 なんの建物だろうと思っていた座高円寺です。 半分もう閉まってましたが、 ...
続きを読む
GR IIとお散歩 【RICOH】GR IIとお散歩 2019年05月17日
ゴールデンウィークも終わり、初夏を思わせるような陽気になってきました。 そんな私は桜が散り始めた頃、 周りの方々からすすめられて、気になっていたカメラを手にしました。 【RICOH (リコー) GR II】です。 今回はこのカメラを持ち、駒込にある「六義園」に行きました。 巣鴨駅からとことこお散歩をしながら六義園の近くまで。 知らない場所を歩くのは楽しいですね。 庭園にはレトロなお茶屋さんがあったり、老若男女楽しめるところでした。 毎日東京のせわしないところに...
続きを読む
null 【Canon】EOS Kiss M でカメラデビュー 2019年05月16日
初めまして。今回から新たにブログを書かせていただきます。 そんな私ですが、ずばりカメラ初心者です。 どうか温かい目で見守っていただけると嬉しいです。 さて、初心者の私が相棒に選んだのは、 【Canon】の「EOS Kiss Mダブルズームキット」です。 カメラを手にして感じたのが、 普段の何気ない景色をしっかりと見つめるようになりました。 そこで、今回の写真は近所の公園を撮ろうと思い、Kiss Mで 撮影を楽しんできました。 Kiss Mを選んだ理由の一つは何と言っても軽いことで...
続きを読む
緑の恵み 【PENTAX】緑の恵み 2019年05月15日
『PENTAX K-1MarkⅡ +FA77mm F1.8 Limited』 1/125 f/8 ISO400 WB AUTO -言葉を写真に- "ひとつ、またひとつ心を優しくするために" 1/100 f/6.3 ISO800 WB AUTO 今回は新緑の緑を感じにフルサイズボディPENTAXK-1と 独特な描写で人気のLimitedレンズ・FA77mmの組み合わせでお出掛けしました。 1/160 f/5.6 ISO800 WB AUTO PENTAXは緑の発色が本当に綺麗だと、心から思います。 JPEGで撮ってだし、WBをボディ内で調整せず、 AUTOでこの緑の発色が出せ、さらにこの表現力は このメーカ...
続きを読む
【SONY】強くてニューゲーム 【SONY】強くてニューゲーム 2019年05月14日
愛らしい容姿と、美しい囀り…。 被写体として、小鳥ほど魅力のあるものはなかなか無いのではないでしょうか。 とはいえ撮影難易度は非常に高く、「作品」を撮ろうとすると多大な努力を要します。情報収集から始まり、なわばりの位置特定、さらには目当ての鳥が現れるまで何時間も粘ったり…。 どちらかというと筆者は「歩きながら小鳥を探し、見つけたら撮る」というお手軽撮影派です。なので今までは愛機の一眼レフに70-300mmのズームを装着し、ライトに野鳥撮影を楽しんでおりました。 ですが、そ...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]