株式会社コシナ長野工場見学バスツアーレポート | THE MAP TIMES 
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株式会社コシナ長野工場見学バスツアーレポート

[ Category:Information|掲載日時:2012年09月19日 19時45分]

第4回株式会社コシナ長野工場見学バスツアー
毎年夏に行われるマップカメラの創業イベント。
そしてその一環として開催される「株式会社コシナの長野工場見学バスツアー」も今年で4回目を迎えました。
毎回募集からすぐに定員に達してしまう人気のイベントは、マップカメラのスタッフにとっても楽しみなイベントです。

9月12日、AM8:00。今回も朝早い出発にも関わらず、時間通りにお集まりいただきありがとうございました。
皆様のご協力のもとバスは予定通りに長野県の小布施町へ向けて出発。
バスの中では弊社スタッフのカメラ業界裏話や、コシナ工場と製品の紹介VTRをご覧いただきながら過ごしていただきました。

長野県上高井郡小布施町は、長野県の北部に位置した歴史ある静かな街です。
小布施町に着いたバスは、お食事処である泉石亭へ。

ここで本日、工場内をご説明頂く株式会社コシナの方とご対面です。 よろしくお願いいたします。
コシナの方とご対面 お話しをしながら昼食
お食事を待つ間、参加者された方に普段使用されている機材やお仕事などご紹介いただきました。
すぐに皆様打ち解けていただき、楽しい昼食となりました。
なんと今回のツアーのためにわざわざ青森から上京された方も。ツアーを楽しみにされていたことがわかり、とても嬉しく思いました。

豪華な昼食 泉石亭の庭
小布施は大きくて甘い栗が取れることで有名で、今回のお料理にも大きな栗が入った栗ご飯がありました。噂通りでとても美味しかったです。
また泉石亭は、旧家の屋敷跡に建てられたお店との事で綺麗なお庭が望めます。バス移動の疲れが吹き飛ぶ、ゆったりとした気分で食事が楽しめました。

食事の後はメインイベント、コシナ工場見学です。
株式会社コシナは長野県内に4カ所の事業所(工場)をもっており、レンズ製造の工程毎にそれぞれ作業を分担しています。
小布施事業所
まずは最初の行程を見学するために「小布施事業所」へ。

※ 工場内は撮影禁止のため、ここからは頂いた資料から数点写真を拝借して説明いたします。
ガラス材をレンズに レンズ化されたガラス材
ここ小布施事業所では、レンズの基となる光学ガラスを製造しています。
光学ガラスは約70種類ある材料の粉を調合することによって、約200種類の光学ガラスを作ることができるそうです。
ここでは50種類の光学ガラスを製造しています。調合した粉を1500~1600℃で溶解し、長いものでは20日間という時間をかけながら温度を下げ、歪みのないガラス材を作ります。
溶解は大がかりな作業のためまとめて大量に作るとのこと。残念ながら見学当日は十分なストックがあることから休炉中でしたが、ガラス材が再度熱せられレンズの形に加工されていく様子を間近で見せて頂きました。
見学当日は残暑が厳しく工場内も暑く感じましたが、炉に火が入っているとさらに暑いそうです。コシナの方が「夏の小布施事業所と冬の飯山事業所(雪が積もるそうです)には行きたくない」と言っていたのが印象的でした。


飯山事業所
小布施事業所で作られたガラスは、次の見学場所「飯山事業所」で研磨されレンズになります。

レンズ研磨 研磨されたレンズ
水と研磨剤を使って、ひたすら磨いてレンズの形に仕上げていきます。
カメラの交換レンズを見ても分かるように、レンズの中には沢山の種類のレンズが複雑に組み合わさって構成されています。
その多種多様なレンズが大きさ毎にそれぞれの研磨機を使って削られていきました。
高精細化された光学機器に対応するレンズは僅かな誤差も許されません。
もちろん細かい傷も。厳しい検査体系の中で作られているということがよく分かりました。


中野事業所
今回は見学できませんしたが「七瀬事業所」でコーティングされたレンズは、最後の見学場所となったのは「中野事業所」で組み立てられます。

部品製造 部品製造
中野事業所ではレンズの外装やズームの際レンズを動かすカム筒まで、ガラス以外のあらゆる部品を作成し、各事業所を廻って作られたレンズと組み立てられ、製品を完成させます。
アルミ外装のアルマイト加工から鏡筒の削り出しまで、いろんな部品の製作工程を見ることができました。
また最終組み立ての場所ではOEM製品を含めいろんな商品が組み立てられていました。これもコシナで作られていたんだという驚きも。
「何が作られていたかって?」それは、コシナの方に堅く口止めされているのでご容赦を。またの機会にぜひご自身の眼でご確認ください。

コシナ製品ラインナップ 往年の製品一覧
事業所の入り口には、CarlZeissやVoigtlander製品ラインナップがズラリと並んでおり圧巻です。
一方で過去に製造されていたコシナカメラが博物館の様に展示されており、同社の歴史を感じる事ができました。

会議室での説明
見学の後は、会議室でコシナレンズの基本理念をご説明いただきました。
会社を無理に拡張するのではなく、とにかく良いものだけを作り続ける姿勢にとても共感が持てます。
厳しいZeissの認証試験にも合格した妥協を許さない品質管理を裏付けるものでもあり、ますます同社の製品に魅力を感じるようになりました。

レンズ拭きの実演 レンズ拭きの実演
最後はレンズ拭きの実演も見学。さすがプロと思わせる正確で細かな作業は、普段のメンテナンスの参考にもなります。
参加された方も、普段のメンテナンスには気を使っているご様子でご質問も多く、キレイに磨くコツを真剣にお聞きになっていました。

時間が経つのはあっと言う間。皆様のご協力のもと、無事にツアーは終了しました。

実際にガラス材からレンズに加工され、組み上がっていく行程を見る事によって、物作り大変さとその努力を知ることができました。
最近では海外でどのように作られているか分からない製品が多い中、このように作り手の拘りと技術の高さの裏付けが見られたことは非常に参考になり、商品の価値も再認識することができました。
今回コシナの皆様とお会いして、同社の商品が安心してお求め頂ける商品であることがお分かりいただけたと思います。

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。
最後に、工場見学をさせて頂いた株式会社コシナの皆様、旅行会社の新日本紀行さんにもこの場を借りて御礼申し上げます。

また来年も実施できるよう、スタッフ一同頑張っていきますので、今後ともよろしくお願いいたします。

[ Category:Information|掲載日時:2012年09月19日 19時45分]



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