丁度先日開催された「PHOTONEXT2014」の会場で以前、防湿庫メーカー訪問でお話を伺ったトーリ・ハン株式会社の
宮森社長をお見かけしましたので、その後の人気の動向や新製品の情報など聞いてきました。



まずはトーリ・ハン防湿庫のおさらいから。



密封性の高い庫内には1〜2個の「高性能省エネドライユニット」が搭載されています。
ユニットの中には半永久的に使える特殊な乾燥剤が入っており、庫内を常に最適な湿度に保ちます。
湿気を吸収した乾燥剤は一定時間毎に熱を加えることによって、吸収した湿気を蒸気として外部に排気する仕組みになっています。
気になる電気代はユニット1台当たり1日約1円と省エネ設計。
さらに、棚板に貼られた赤や青のクッションシートには光触媒（光科学反応）によって「防カビ」「抗菌」「脱臭」「浄化」
効果が得られる様になっている優れものです。


早速、最近の人気動向を尋ねると、以前と比べ小型モデルに人気が集中しているとの事でした。
理由として、フィルムカメラ全盛期の頃は機材をコレクションとして集める方も多かったのですが、
デジタルカメラがメインになると、古いモデルと大切に所有する方が少なくなり、所有台数自体が
少なくなっているからではないかとの事。

確かに、コンパクトなミラーレス機の登場で機材自体も小さくなり、よりハイスペックなモデルを手に入れたら
旧モデルを使う機会は少ない気がします。
防湿庫のスペースも抑えられる訳ですから、小型モデルに人気が集まるのも納得です。

ブースの中に「新製品」と記されたモデルを3機種発見！
このモデルは近日発売予定の廉価版モデルとの事です。
写真でも分かる様に、棚板に光触媒のマットが施されていません。また湿度計も温度表示のない一番シンプルなアナログ仕様。
出来る限りコストを削減し、現行の同等サイズモデルと比べ約3割近いプライスダウンを実現したとの事。
ただメーカーもかなりの無理をしているので、現状では数量限定での販売になるそうです。
少しでも安いモデルをお探しの方は要チェックです。



他にもリビングに置くのに最適な家具調モデルや大型モデルなど幅広いシリーズが用意されていますので、
用途に合わせてお選びください。楽器や天体望遠鏡の保管にも最適です。

大切な機材がカビにやられる前に、ぜひご準備ください！！