【Leica】 金曜フードショー☆第22回 VALOO エルマー5cm用絞り調整機構付フード
みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げていきます。
今回紹介するのは、エルマー5cm用のVALOO/16620 絞り調整機構付フード です。
個性派揃いのライカのフードの中でも特に変わった形と機能を持っています。
レンズへの取り付けは、側面のネジを締める方式です。
ネジを回すと内側のリング径が小さくなるFISONなどとは異なり
直接レンズ先端にネジが当たって締めつけます!
先端のギザ付きリングを回して、白点を絞り値に合わせます。
フードのレンズ側にある切りかきと、レンズの絞りレバーが合うように取り付けます。
この時、それぞれの絞り値が同じになるようにします。(写真ではF3.5)
VALOO を使うことによって操作しづらいエルマーの絞り設定もたいへん快適なものとなります!
しかもクリックストップ付きです。
ところで天地逆さにした上の写真を見ていただくとわかるのですが
レンズを下向きにすると絞り値が読やすく、操作もしやすいようになっています。
何故か? もともとVALOOは、エルマー5cmを引き伸ばし機にとりつけたときの「絞り操作用リング」なのです!
「撮影したレンズでプリントをする」合理的ですねぇ。
絞り操作がやりやすくフードとしての役割を果たすので
「エルマーにFISONを付けると絞りが動かせない!」と感じているなら、一度是非お試しを!!
フード先端に「A36」のカブセ式のフィルターが装着可能です。
いや~フードってほんとにいいもんですね!