CP+2018レポート その1
2018年3月1日、パシフィコ横浜で「カメラと写真映像のワールドプレミアショー CP+」が開幕しました。
今年もこの展示会に合わせて、メーカー各社が新製品を続々発表!話題のモデルや会場の雰囲気をお伝えすべく、見学レポートを掲載いたします。
まずは3月27日に注目の新製品「α7III」を発表したソニーブース向かいました。開場直後、真っ先き向かったのにも関わらず、撮影コーナーは長蛇の列。列に並ぶにも制限がかかるほどの注目度の高い商品です。
ブース入口にはαシリーズのカメラ・レンズが一同にお出迎え。もちろんその中にはお目当の「α7III」の姿を見ることができます。
列に並びようやく手にした「α7III」。まず筆者が注目したのはモードダイヤルにロック解除ボタンが無いこと。幅広いユーザー層を意識してロックをなくしたとの事。
高感度に強い裏面照射型2420万画素CMOSセンサーに、シリーズ最多となる693点の位相差AFと425点のコントラストAFによる素早いAF。人気の高さが伺える使いやすいモデルです。
強力なAFは望遠レンズコーナーでも体感することができました。ブース端の壇上からモデル撮影コーナーを100-400mmでクローズアップ。離れた位置から狙った横顔でも強力な瞳AFは、モデルさんの瞳を離しません。
望遠レンズと言えば、「FE400mm F2.8 GM OSS」もお披露目。優れたAFを体験した後なだけに、こちらの商品にも期待が高鳴ります。
モデル撮影コーナでは撮影データの持ち帰りが可能だったため、α7IIIでの撮影画像も掲載いたします。色再現に優れ、自然な印象で描写する優れた性能をぜひご確認ください。
焦点距離:105mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:250 / 使用機材:SONY α7III +FE24-105mm F4 G OSS
焦点距離:105mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:160 / 使用機材:SONY α7III +FE24-105mm F4 G OSS
焦点距離:65mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7III +FE24-105mm F4 G OSS
ニコンブースも充実のラインナップが一同に並びます。昨年は創立100周年記念モデルが注目を集めましたが、今年は直前の新製品発表はなく、少し寂しい印象も受けます。
とは言え、昨年も突然D850を登場させるなど、何が潜んでいるか分かりません。今後の動向には常に注意が必要です。
展示は主に現行モデルをより理解してもらうといった作りになっており、プロカメラマンが実際に使用している機材の紹介や、実際に撮影できるスペースが大きく設けられていました。
用品コーナーに高性能プロテクトフィルターARCRESTのラインナップに52mm、58mm、62mmが追加される告知を発見!高性能商品のラインナップの充実は嬉しい限りです。
そして望遠レンズコーナーには、3月9日発売予定の「AF-S NIKKOR 180-400mm F4E TC1.4 FL ED VR」の実機が。
1.4倍のテレコンバーターを内蔵した注目の望遠ズームは、カメラのグリップを握ったままで等倍/1.4倍の切り替えが可能です。実際にファインダーを覗きながら操作しましが、とても使いやすい印象を受けました。これも注目の商品です。
RICOH PENTAXの注目は何と言っても、パワーアップしたフルサイズ機「PENTAX K-1 Mark II」です。
アクセラレーターユニットを搭載することで、高感度性能がさらに向上。また、手持ち撮影でリアル・レゾリューション撮影が可能になりました。
実際にカウンターでリアル・レゾリューション撮影に挑戦。薄暗いブース内でも手持ちでブレなく撮影することができました。
そして驚いたのが、従来モデルであるK-1も「Mark II」に改造可能であるということ。54,000円の料金がかかりますが、最新モデルのアップグレードができるのは朗報です。
ちなみに改造モデルは、レンズマウント左下の「SR」バッチが「II」に変更されるとのこと。レアなモデルになる予感がします。
ボディが新しくなれば、気になるのがレンズラインナップですが、
フルサイズ用の「HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AW(仮称)」とAPS-C用の「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW(仮称)」がお披露目。共に発売が待ち遠しいレンズです。