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【新元号令和、平成を振り返る】平成で蘇ったL39マウントレンズ×ソニー α7II

[ Category:SONY|掲載日時:2019年04月01日 18時30分]


本日ついに平成に変わる新年号 "令和" が発表されました。

令和は万葉集から典拠された漢字の組み合わせで、日本の古典から初めて採用されたとの事です。
今まで日本古典が使われていなかった事に驚かれた方もいるかもしれません。


万葉集 巻五、梅花の歌三十二首の序文より

于時、初春月、氣淑風、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香。

新春の"令"月(何事を始めるにもふさわしいという意)に空気は美しく、風は"和"やか
梅は鏡の前の美人が化粧で装うように花が咲き、蘭は身を飾るころもに纏う香のように薫らせる


という明るい春先の文章から引用されているようです。
新年号の成り立ちを知ると、年号と共に始まる新たな日本の門出に相応しい綺麗な言葉だと感じる方も多いのではないでしょうか。

そして、31年続いた平成もあと一ヶ月で幕引きです。

平成31年の間に様々な分野で日進月歩の進化を遂げてきましたが、特に"デジタル分野"についてはそう感じる方も多いのではないでしょうか?

今までフィルムを装填して、撮影を行い、現像して、プリントをする…
といったひと手間掛かる工程が、電源を入れてシャッターを切るだけで完結するというシンプルなものに代わり
コストも含めて手軽に写真撮影が出来る時代へと急速に移り変わりました。

そんな中、小型なボディに高性能なフルサイズセンサーを搭載したミラーレス機が登場しました。

α7
SONY α7 平成25年(2013年) 発売


フィルム時代に一世を風靡したレンジファインダー機並みの小型化と、一眼レフのようなパララックスのないファインダーを覗いたままの風景を写しだせるメリットを詰め込んだ、平成のカメラ技術の集大成と言えるフルサイズミラーレス機。

平成最後の一年間は、各社ともにフルサイズ機が出そろい、大きく盛り上がりを見せています。


そんなフルサイズミラーレス機ですが、最新のレンズだけでなく、短いフランジバッグを活かして昭和~平成時代に生まれた数々の銘オールドレンズが使える事でも話題となりました。

私は10年ほど前、ちょっとしたきっかけで手に入れたCanonのIV Sb改(4Sb改)型を中心に、L39マウントレンズをちょこちょこと買い集めていたことがあります。
そして、あまり使わなくなり防湿庫に仕舞われていたレンズ達…。
宝の持ち腐れになってしまうのは勿体無いと思い、平成最後の買い物に。オールドレンズが活かせる手ブレ補正付きのα7IIを購入しました。

α7II


サイズ感は昔のレンジファインダー機とほぼ同じサイズで、とてもコンパクト。
こうやって並べてみると、違和感なくα7IIもフィルムカメラに溶け込んでいます。
L39マウントレンズと組み合わせも違和感なく、昭和時代を駆け抜けた銘レンズ達が平成の技術で蘇った瞬間でした。

まだあまり撮影はしていませんが、ちょっとした写真をご紹介したいと思います。
※以下の写真は全てα7IIにLマウントを装着できるマウントアダプターを使用して撮影しています


Canon 50mm F1.4 L39マウント

Canon 50mm F1.4 L39マウント


1950年代後半に発売されたレンズです。
50mm F1.8も所有しているのですが、せっかくなら大口径のF1.4を使いたい!と、α7IIに付けて良く撮影しています。

Canon 50mm F1.4 L39マウント


Canon 50mm F1.4 L39マウント


開放での写りはオールドレンズらしい低コントラストで柔らか、現代のレンズとは一味違った味のあるボケも特徴的です。

Canon 50mm F1.4 L39マウント


逆光時は光源を中心にフレア、ゴーストが発生したり、コントラストが更に下がってしまいますが、それもまたオールドレンズの良さ。
敢えてこのような写りを楽しむのも一興です。

Canon 50mm F1.4 L39マウント


F5.6あたりまで絞れば、解像力も一気に改善され、心地よい発色も含め現代のレンズに負けない良い写りをしてくれます。
周辺減光も抑えられて、50年以上前のレンズとはとても思えません。

Canon 50mm F1.4 L39マウント


オールドレンズを使っていると、どうしても廃退的な景色を求めてしまうのは、私だけではないはず…。
こういう時は出来る限り開放にして、周辺減光を含めオールドレンズらしさを追求してしまいがち。

Canon 50mm F1.4 L39マウント


Canon 50mm F1.4 L39マウント


Canon 50mm F1.4 L39マウント


オールドレンズと言えばモノクロ撮影!
ということで、カラー設定をモノクロに変更して撮影してみました。

フィルムはカラーとモノクロでフィルムを交換しなければなりませんが、デジタルカメラではボタン一つで簡単に切り替えが出来き、その場に応じて様々なアプローチが出来るのも魅力です。

カラーと違いコントラストが強調され、より立体感のある仕上がりに。
人工物など硬いイメージの被写体に対してついつい使いたくなってしまいます。


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


所有している唯一のLeicaレンズがこのヘクトール 73mm F1.9です。
1931年に発売され(先程の50mmのさらに30年前!)
Leitz社が開発した初の大口径中望遠レンズ。
外装に様々なバージョンがあったり、有名な写真家が使用していたなど、何かと逸話のある一本です。

本レンズの詳しい内容は当社 KASYAPA for Leica に掲載されていますので、ご興味がある方は是非覗いてみて下さい。

Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9



Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


ヘクトール 73mm F1.9と言えばオールドレンズならではの滲み、そして大口径中望遠ならではの絶妙な圧縮効果とボケ味で、ポートレートレンズとして長らく愛されてきました。

中々ポートレートを撮影する機会が無く、親戚の生まれたばかりの赤ちゃんがファーストモデルとなりましたが
80年以上前のレンズで、平成最後の年に誕生した赤ちゃんを撮るのは、何だか感慨深いものを感じてしまいます。

Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


色とりどりのカラフルなタイルも、フワッとパステルカラーの様な描写に。
カリっとした最新レンズでは決して味わえない描写で楽しませてくれます。

Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


街並みにあるちょっとしたオブジェもヘクタールで撮影すると味のある仕上がりに。
ただただフワッと写るだけでなく、二枚目の縄の様に手に取って触ってみたくなるような質感をしっかり出してくれる描写も魅力の一つです。

Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


絞ればもちろん解像力も向上、遠くの景色もしっかりと解像します。
ただ、やはり逆光時(太陽の反射で光っている部分など)はコントラストが下がり、フワッとした仕上がりに。
この辺りは現代とのコーティング技術の差を感じる部分です。


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


横浜の景色をモノクロで。
つい先日撮影したばかりなのに、何十年も前に撮ったかのようなノスタルジック感を味わう事ができます。


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


Leica Hektor 7.3cm(73mm) F1.9


モノクロ設定でぶらぶらスナップ撮影をしていると、現代の街を歩いているはずなのに、カメラの中だけは過去に戻ったような感覚を味わう事ができます。
独特の滲みとぐるぐるボケをより堪能するのであれば、カラーよりモノクロの方が面白いかもしれません。


平成時代もあと1ヵ月となりました。
防湿庫にずっと眠っているオールドレンズ達、年号が変わってしまう前に一度楽しんでみませんか??

SONY α7IIはボディ内手振れ補正がついているので、オールドレンズのお供にぴったり!
しかも中古価格が8~9万円からと、比較的導入し易い価格帯なのも魅力的です。

マップカメラ 本館5Fでは様々なレンズをお試しできるよう、各種マウントアダプターを用意しております。
是非眠っているレンズと共にご来店ください。
(マウントアダプターの在庫有無につきましては、お電話にてお問い合わせください。


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[ Category:SONY|掲載日時:2019年04月01日 18時30分]



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