【新元号令和、平成を振り返る】平成に誕生した「L」レンズ、勝手に8選


キヤノン EFレンズで振り返る平成。
「平成」に誕生した「個人的に推せる」EFレンズの数々を写真と共に紹介します。
今回は数あるEFレンズから、筆者が特に思い入れの強い8本を選出しました。
EFレンズは多くの種類から構成されていますがその中でも「Lレンズ」から厳選します。
鏡筒に刻まれた鮮やかな一本の赤いラインには特別感があります。
プロ品質と呼ぶに相応しい卓越した描写性能と優れた操作性、耐環境性・堅牢性を備えたレンズです。

EF50mm F1.0L USM(1989年/平成元年)

当時、35mm一眼レフカメラ用交換レンズとして、世界一明るいF1.0を実現。
形状は現行のEF85mm F1.2L Ⅱ USMとよく似ています。
マウントの淵ぎりぎりにまでにあしらわれた後玉はこのレンズの大きな魅力です。
絞り開放付近で撮影するとボケの一部がミラーボックスにケラれる現象が発生しますが(2枚目参照)
これはこれで味でしょうか。溶けそうな柔らかい描写のレンズです。
現在ではプレミアが付くほどの希少なレンズです。

茨城県ひたちなか市
EOS5D MarkⅣ + EF50mm F1.0 USM
50mm | F1.4 | 1/1000 | ISO100

東京都八王子市南浅川町
EOS5D MarkⅣ + EF50mm F1.0 USM
50mm | F1.1 | 1/250 | ISO2000

東京都八王子市南浅川町
EOS5D MarkⅣ + EF50mm F1.0 USM
50mm | F1.2 | 1/250 | ISO1250

EF135mm F2L USM(1996年/平成8年)

20年近く販売され続けているロングセラーな銘玉。
当時では定番の135mm望遠レンズであり、中望遠レンズよりも画角が狭く限定的ながらも構図を整理し易い。
パースが付きにくく面を捉えるには最適。この画角に加えてF2という明るさもあって、
ボケは大きくローライトなシーンに強いのが特徴です。

茨城県水戸市
EOS5D MarkⅢ + EF135mm F2L USM
135mm | F4.0 | 1/800 | ISO100

TS-E 24mm F3.5L Ⅱ(2009年/平成21年)

TS-Eレンズとは、キヤノンがラインアップしているティルト・シフトレンズの名称であり、
遠近感とピントの合う範囲をコントロールできる、アオリ機構を搭載したレンズです。
2002年/平成14年に登場したⅠ型に比べ、色収差を大幅に改善し、画質が向上しました。
特殊なレンズですが、このレンズにしか撮れない画があります。

東京都千代田区
EOS5D MarkⅣ + TS-E 24mm F3.5L Ⅱ
24mm | F10 | 1/80 | ISO100

EF400mm F2.8L IS Ⅱ USM(2011年/平成23年)

通称「ヨンニッパ」主にフィールドスポーツなどの撮影の現場で目にしますが、
意外と趣味で持つ人も多いレンズです。
1999年/平成11年に発売されたISⅠ型の重量5,370gに比べ3,850gと大幅に軽量化したのが特徴です。
しかし、2018年/平成30年に発売された改良型のISⅢ型は2,840gと更に軽量化されたので驚きです。
鏡筒の外装色が白いことから「白レンズ」と言われるキヤノンの望遠レンズですが、
一眼レフカメラ専用レンズとしては、1976年に登場したFD600mm F4.5 S.S.C.とFD800mm F5.6 S.S.C.から、
過酷な環境下でもレンズ内部に帯びる熱を防ぐために塗布されているものですが、
いつしか「白レンズ」の愛称とともにプロ用高性能レンズのシンボルとしてフォトグラファーの間で定着することとなりました。

大阪府池田市
EOS-1D X + EF400mm F2.8L IS II USM + 1.4Ⅲ
800mm | F8.0 | 1/800 | ISO400

静岡県駿東郡小山町
EOS-1D X MarkⅡ + EF400mm F2.8L IS II USM
400mm | F22 | 1/5 | ISO100

EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM(2011年/平成23年)

全周180度から対角線180度までの画角をカバーできるレンズ。
普段使いは難しいですがフルサイズ機に装着すると円周魚眼の撮影が楽しめます。

茨城県ひたちなか市
EOS5D MarkⅣ + EF8-15mm F4L USM
15mm | F6.3 | 1/100 | ISO400

EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM(2012年/平成24年)

言わずと知れた万能レンズです。
こちらはプロの撮影現場からアマチュアカメラマンの趣味での撮影まで幅広く活躍しているレンズです。
Ⅰ型は2002年に登場し、Ⅱ型は鏡筒やレンズフードが小型になり、
逆光耐性やコントラストの高さが大きく改善されました。解像力も圧倒的に優れています。

Buriram,THAI
EOS5D MarkⅣ + EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM
50mm | F2.8 | 1/1000 | ISO100

Vancouver,BC,CANADA
EOS-1D X MarkⅡ + EF24-70mm F2.8L Ⅱ USM
24mm | F2.8 | 1/2 | ISO125

EF200-400mm F4L IS USM エクステンダー 1.4x(2013年/平成25年)

一眼レフカメラ用交換レンズとして、初めてエクステンダーが内蔵された超望遠ズームレンズ。
これまではエクステンダー(テレコンバーター)をボディとレンズの間に装着していましたが、その手間が解消されました。
200-400mmの焦点距離を簡単な操作で素早く280-560mmに拡張でき、例えば400mmで撮影し必要なときだけピンポイントで、
しかもファインダーを覗いたまま560mmに切り換えるなど、従来は不可能だった撮影スタイルを可能にしました。
筆者はテレコン内蔵の利便性に感動し、EF600mm F4L IS II USMの置き換える形で導入しました。

香川県高松市香南町
EOS-1D X MarkⅡ+ EF200-400mm F4L IS USM Extender1.4x
371mm | F5.0 | 1/800 | ISO200

長野県木曽郡大桑村
EOS-1D X MarkⅡ+ EF200-400mm F4L IS USM Extender1.4x
200mm | F4 | 1/1250 | ISO160

EF35mm F1.4L II USM(2015年/平成27年)

理想の色収差補正を目指して開発されたキヤノン独自の、
「BR(Blue Spectrum Refractive Optics)レンズ」が初めて採用されたレンズです。
青色(短い波長域)の光を大きく屈折させる異常分散特性を備え、大口径レンズに発生しやすい色収差が補正されています。
BRレンズに加え、研削非球面レンズやUDレンズが採用される事で、
絞り開放時においても撮影画面の中心から周辺部まで優れた描写性能が実現されています。
大口径F1.4を活かした光量の少ないシーンでの手持ち撮影や美しく大きなボケ味などの魅力に加えて、
ファインダーが明るく見やすいことも特徴のひとつです。
筆者はお散歩レンズとして購入しましたが、その写りの良さに感動し、以降お気に入りの1本になりました。

Tamuning,Guam,USA
EOS-1D X MarkⅡ+ EF35mm F1.4L II USM
35mm | F1.6 | 1/800 | ISO100

Tamuning,Guam,USA
EOS-1D X MarkⅡ+ EF35mm F1.4L II USM
35mm | F8.0 | 1/100 | ISO100

いかがでしたでしょか。「平成」に誕生した懐かしいレンズや歴史的なレンズの数々。
筆者が平成生まれである事から紹介したレンズが近代に偏り、
ブログの構成上、ほんの少しのレンズしか紹介できませんでしたが、他にも紹介したいレンズがたくさんあります。
2018年/平成30年には新たなマウント規格、「RFマウント」が誕生し、複数のRFレンズが誕生しました。
ミラーレスの短いフランジバック、ショートバックフォーカスになった事で、
レンズ設計の自由度が広まり、EFレンズでは実現できなかった様なレンズが出てくることでしょう。
そんなキヤノンのレンズの動向に目が離せません。

▼今回の使用したは機材はこちら▼

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[ Category:Canon | 掲載日時:19年04月22日 20時00分 ]
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