6月に入り、そろそろ梅雨の足音が聞こえてきました。
雨の景色や紫陽花をはじめとして梅雨ならではの写真が楽しめる季節です。
しかし、それと同時に疑問もわいてきます。
「雨の日、家でカメラと楽しむ方法はあるの?」
「外に出る時にカメラと一緒に持って行った方がいいアイテムは?」
6月から1か月、「梅雨どきQ&A」と称して
梅雨の季節ならではのお悩みに一つ一つお答えしていきます。
長い梅雨の季節、ふと疑問が頭をよぎった時にこちらのQ&Aを覗いてみてください。
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Q1:梅雨ではいつものカメラで楽しめない?
本日紹介する機材は、SONY α7IIとSonnar T* FE 55mm F1.8 ZAです。
α7IIは2014年に発売されて今もなお、初めてのフルサイズカメラで選ぶ方をはじめ多くの方に人気のカメラボディです。
FE 55mm F1.8 ZAは約280gと軽量ながらF1.8の明るさを実現、さらにZeissらしい少し癖のあるボケと味のある色味が特徴のレンズです。
はじめての単焦点レンズとしてはもちろん、少し落ち着いた個性のある写りを求める方まで幅広く一度は使っていただきたいレンズです。
近所の公園で紫陽花が少し咲き始めたという噂を耳にしたので早速出かけてみました。
しかし、小雨がぱらついています。こんな時はカメラは持ち出さない方がいいのでしょうか。
SONYのHPを確認してみると、ボディ・レンズ共に「防塵防滴に配慮した」設計となっていました。
できるだけ濡れないように傘をさして出かけてみます。
まだ満開というわけにはいきませんでしたが、所々見ごろを迎えていました。
もちろん、大雨の中傘も差さないで使用してしまうと壊れてしまいます。
しかし、雨が一粒、二粒、少しかかった程度では故障はしにくいです。
この組み合わせなら傘をさしながら片手で撮影ができました。
撮影し、写真に撮りたい場所までカメラバッグに入れ、また取り出して撮影する、という流れで撮影していましたがストレスに感じることはありませんでした。
ビニール傘をさしながら歩いていましたが、水滴がきれいだなと思いました。
紫陽花を背景にボカしながら撮影しました。雫が傘から落ちそうなタイミングを待って一枚撮影しました。
こういった写真はこの梅雨どきしか撮れない写真ですので、梅雨の楽しみ方の一つのように感じます。
そうこうしていると、雨脚が強まってきました。
ゲリラ豪雨のような勢いです。
そうなってくると流石にカメラが心配になってきたため、カメラバッグに慌ててしまい、帰路につきました。
天気に関わらず、撮影した後はカメラのお掃除を行うことをお勧めします。
湿気やほこりがカメラやレンズに付着することで汚れやカビの原因になってしまうためです。
この時期は特にいつもよりも念入りに行うのがおすすめです。
私の場合、先ほどゲリラ豪雨並の大雨に遭遇しているのでなおさらです。
これからクリーニング用品を購入される場合にオススメなのが一通りセットになっている
KING OA・カメラクリーニングキット 6点セットです。
まず、ファイバークロスで水気を完全にふき取ります。
ブロアーをボディ、レンズ鏡筒部、前玉、後ろ玉というように全体的にしゅこしゅこすることで埃を吹き飛ばします。
ブラシでボディとレンズ鏡筒部の汚れを完全に払います。この際レンズ面に触れないようご注意ください。
レンズクリーニングスプレーをレンズペーパーの半分につけレンズを優しく掃除します。
スプレーのついていない乾燥しているもう半分のペーパーで拭き跡がなくなるように拭き上げます。
ここまで掃除してから防湿庫やドライボックスにしまうとカビの発生をかなり防ぐことが出来ます。
これからの梅雨の季節、いつものカメラでも撮影を楽しめます。
そのあとにブロアーなどでしっかりメンテナンスを行うことがおススメです。
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A1:梅雨でもいつものカメラで楽しむことは出来ます!ただし、クリーニングは忘れずに。
次回のQ&Aもお楽しみに。