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【Canon】なぜ、動画撮影で「NDフィルター」を用いるのか

【Canon】なぜ、動画撮影で「NDフィルター」を用いるのか

ついに登場となったEOS R3。(EOS R3の先行レポートはコチラ
Canonのスチル機としては初の30分以上の連続動画記録を実現し、6K 60P RAW動画の内部記録が可能となるなど、まさに映像の新時代を表すボディ。
(本記事ではCinema EOSを除くEOSシリーズに焦点を当てています。)

EOS 5D Mark IIでのFull HD動画の撮影から始まり、EOS R5での8K RAW動画の内部記録等、常にあっと驚かされるEOSシリーズの動画機能。
EOS Rシステムにより、EOSムービーの可能性はさらに拡大しました。
RFレンズと、アダプターを使用することで70種類を超えるEFレンズの組み合わせで多様な映像表現が楽しめます。

本記事は、以前投稿した記事の続きとなります。
記事はコチラ

【Canon】アダプターで拡張するEOS Rシステム 「可変式NDフィルター」

今回は可変NDをはじめとしたNDフィルターがなぜ動画撮影に重要なのかご紹介できればと思います。

さて、本題に入る前に動画の設定にまつわることをいくつか。

・フレームレート
1秒間の動画が何枚の画像で構成されているかを示す単位のこと。
fpsとも表され、fpsは「frames per second」の略です。

動画を分解すると、パラパラ漫画のように連続するフレーム(コマ)で構成されていることが分かります。
つまり、動画は静止画の集まりなのです。
そして、フレームレートは動画の滑らかさを決める要素となります。

例えば、一般的に映画は24fps、日本のテレビ配信は29.97fpsと言われています。
映画では1秒間に24枚の静止画が、テレビでは29.97枚の静止画が連なることで動画として見えているということになります。
これらを基準として、仮にフレームレートが5fpsになったとしたら滑らかさは失われて、カクカクとした映像になってしまいます。
反対に多くなればなるほど滑らかになるということです。
それに比例するように1秒当たりのコマ数が増えれば増えるほど、データの容量は大きくなっていきます。

(パラパラ漫画でもかなり厚みのある作品になることでしょう…。)

・撮影設定
作成する動画の枠組みであるフレームレートが決まれば、残りは撮影です。
一般的なスチルカメラで撮影する場合は、写真と同じく光の量を「絞り」、「ISO感度」、「シャッタースピード」を調整することで決めていきます。
絞りは、スチルと同じくボケ感や解像感に直結します。
ISO感度も取り込む光量やノイズに影響を与えます。
動画で重要となるのはシャッタースピードです。

・シャッタースピード
フレームレートで触れた滑らかさを決める要素。そのもう一つに残像があります。
適度なシャッタースピードで撮影した動画は、1枚1枚のコマに被写体のブレが写り込みます。
この“ブレ”がコマを自然に繋いで、滑らかな映像を作るのです。
一般的に違和感なく認識ができるのが、フレームレートの2倍ほど
つまり30fpsで撮影する場合は、シャッタースピードを1/60にすると、違和感なく滑らかに映像を見ることができます。
24fpsであれば、2倍は48ですが、1/48はないので1/50で撮影するのが好ましいでしょう。

さて、そうなってくるとシャッタースピードはフレームレートによって固定。
絞りはボケ感などの表現によって定まってきます。
そのため、冒頭で「光の量を絞り、ISO感度、シャッタースピードを調整することで決めていきます。」とお伝えしましたが、実際に調整できるのはISO感度だけになってしまいました。
暗い場合にはノイズとの戦いですがISO感度を増幅させることで光量も増幅されます。

ところが、明るい場合はいかがでしょうか。
絞りもボケ感を期待して大口径の単焦点レンズを用いればF1~F2前後になります。
日中のスチル撮影ではISO感度が最低でもシャッタースピードが1/4000や1/8000まで上げられますが、
動画撮影の場合はシャッタースピードが昼夜問わず1/50~1/60。120fpsで撮影しても1/240~1/250。
ISO感度も下限があるため、それを上回ると白飛びしてしまいます。
スチルに比べるとこの設定では過度な光量が取り込まれます。

さて、いかがでしょうか。
シャッタースピードは1/50、F値はF2.8、ISO感度は100に設定しております。
上記の動画を再生して頂くとお分かりの様に、この設定では真っ白になってしまいます。

解決方法の一つに絞り込むという方法がありますが、やはりボケ感を出したいときには向きません。
そこで登場するのは、NDフィルターという訳です。
ボディでは処理しきれない光量を、ボディに入って来る前段階で減光してしまいます。
こうすることで、撮影設定はそのままに光量を調節できるのです。

 今度はどうでしょう。
先ほどは真っ白だった映像も、撮影設定はそのままにはっきりと滝が見えるようになりました。
今回は撮影に「EOS R5」と「ドロップインフィルターマウントアダプター EF-EOS R 可変式NDフィルターA付」を介して、
「EF24-70mm F2.8L II USM」 を装着して撮影しております。

先の記事でご紹介したレンズの飛び出している「EF8-15mm F4L フィッシュアイ USM」をはじめとしたレンズや
レンズを付け替えても都度フィルターを取り換える手間も省けますので、
映像を撮影される方や表現の一環でNDフィルターを用いる方には非常にオススメな「ドロップインフィルターマウントアダプター EF-EOS R 可変式NDフィルターA付」
ぜひ多くの方にこの利便性をご活用いただければと思います。

 

 

撮影に使用した機材はコチラ





[ Category:Canon | 掲載日時:21年10月15日 20時06分 ]

 
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