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【Canon】新時代のスタンダードモデル~「EOS R10」外観レビュー~

【Canon】新時代のスタンダードモデル~「EOS R10」外観レビュー~

本日7月28日、キヤノンから待望の新製品 “ EOS R10 ” が発売いたしました!
EOS RシリーズのAPS-C機では初となるスタンダードモデルとなる本機。
今まで培ってきたEOS Rシリーズの技術を数多く伝承し、ハイエンド機としても遜色ないスペックを誇ります。

Canon機を使ったことがある方はもちろんのこと、これからミラーレスを始めてみよう!と考えている方にもお勧めしたいEOS R10。
新世代のスタンダードモデルはどこまで進化したのでしょうか。
今回は外観を中心にご紹介したいと思います。

それではさっそくEOS R10を観察してまいりましょう。

最初に驚いたのはサイズ感です。持った瞬間に「おお!軽い!」と声に出てしまうコンパクトさ。
重量はバッテリーとSDカードを含んでも約429gとEOS Rシリーズとして最軽量を実現。
フルサイズ系EOS Rシリーズと共通のRFマウントを採用していますが、本体は非常に小さく取り回しし易いサイズ感に仕上がっています。

従来機より小さい分、機能はどうなんだろう?と思ってしまいますが、本体機能は非常に充実しており上位機種に迫る性能を実現。
発売後に高評価を得ているEOS R7やEOS R3と同様の「デュアルピクセルCMOS AF II」を採用しており、画面全域で高精度なトラッキングが可能。
最高約23コマ/秒の高速連写中(電子シャッター時)も、最大651分割の緻密なAFエリアで被写体を捉えることができ、新世代のスタンダードモデルに相応しい性能を有しています。

軽量コンパクトではありますが、グリップはしっかりと作られておりホールド感は非常に良好。
RF-Sなどのコンパクトなレンズだけでなく、RFフルサイズレンズを装着しても安定感のある撮影が可能です。
EOS R10はメカシャッターでも最高約15コマ/秒の高速連写に対応しており、望遠レンズを装着して動く被写体を撮影される方も多いかと思います。
そんな時にもしっかりと構えられるグリップが搭載されているので、動体撮影をメインで撮影する方にもおすすめできる一台に仕上がっています。

グリップ回りのボタン配置もシンプルながらしっかりと作り込まれており、動画撮影ボタンやM-Fnボタンも搭載されています。
上位機種にも搭載されているマルチファンクションボタンは非常に便利な機能で、使用頻度の高い設定を割り当てることができます。
静止画撮影時には「ISO感度」「ドライブ」「AF動作」「ホワイトバランス」「露出補正」、動画撮影時も「ホワイトバランス」の設定が可能。
撮影スタイルに合わせて自由にカスタマイズできるので、自分に合わせた使い方ができます。

初心者の方にも使いやすいよう、モードダイヤルには自動でキレイに撮影が出来る「かんたん撮影ゾーン」も搭載。
フルオートで誰でも綺麗な写真が撮影できるような工夫が図られています。

液晶は写真撮影、動画撮影共に重宝されるバリアングル液晶を採用。
ローアングルからハイアングル、自撮り撮影まで幅広く対応することができます。
タッチ操作にも対応しているので、スマートフォンのように画面タッチでピント位置を変更したり、動画の撮影開始/停止を行うことができます。
更に撮影した画像を確認する際の拡大や画像送りも行うことができるので、直感的に操作できるところもユーザーに優しいポイントです。

あまり触れられない機能ですが、ファインダーを覗きながら液晶をタッチすることでAFポイントの変更が出来る「タッチ&ドラッグAF」も採用。
AFポイントの切り替えをボタンでカチカチしなくても、パネルを触るだけでAFポイントの位置変更が可能です。
使用してみると非常に便利なので、是非試していただきたい機能の一つです。

自動でピントを合わせるAFモードと手動でピントを合わせるMFモードすばやく切り換えられるフォーカスモードスイッチを搭載。
小型レンズの場合AF/MF機能を切り替えるフォーカスモードスイッチを備えていないことが多く、そのようなレンズを使うことが多いEOS R10の本体に搭載されているのは大きな魅力ポイントです。
撮影中にファインダーを構えながらボタン切り替えが出来るので、撮影を中断してメニュー画面を開く必要はありません。

背面はシンプルながら使用しやすいようにボタンがしっかり配置されています。
長らくCanon機を使用されている方にとっては馴染み深い、上位機種にしか採用されていなかったマルチコントローラーが本機には搭載されています。
ピント位置をスピーディーに移動することができ、更にボタンの中央押しに「中央AFフレームに切り換え」「瞳検出」「トラッキングの開始/停止」など、さまざまな機能を割り当てることが可能。
先に挙げたM-Fnボタンなど、スタンダードモデルながらカスタマイズ性の高さに驚かされます。

それでは次に、先行で発売となった EOS R7との外観比較を行っていきたいと思います。

正面からパッと比べてみても、EOS R10の小ささが際立ちます。
EOS R7の重さは約612gなので、EOS R10は3割ほど重量が軽く見た目にもその差が顕著に表れています。
小型化されてはいますがフォーカスモードスイッチは省略されることなく、内蔵ストロボも搭載されているなど機能面はしっかりとキープされています。

グリップの厚みもEOS R7に比べると一回り小さいことが分かります。
グリップ感はEOS R10でも十分安定していますが、望遠レンズを多用したり大口径レンズをよく使用する場合は、EOS R7の方がホールド力があり安心して使用することができるかもしれません。
EOS R7では側面に設置されているカードスロットは、バッテリー室の横に設置されています。

端子面を比べてみると、配置は違えどほぼ同様の端子が搭載されています。
USB Type-C端子からの充電にももちろん対応。外出先でバッテリーがなくなってしまった場合も、モバイルチャージャーなどで充電/給電が可能です。
更にエントリー機には省略されがちなマイク端子がしっかりとついているので、Vlogなどの撮影でも安心して音声を録音することができます。

その反面、EOS R10には動画撮影時などに使用するモニタリング用のイヤホン端子が搭載されていません。
この点についてはエントリー機という位置づけもあり、モニタリングを行いながら撮影をする方は少ないと想定されているのかもしれません。

ここからはEOS R10におすすめのレンズを装着した写真をご紹介いたします。

まず初めに、どのような撮影環境でも対応できる高倍率ズームレンズ「RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM 」を組み合わせてみました。
8倍ズームでありながらAPS-C機向けに設計されているだけあって軽量(全長約84.5mm、質量約310g)なレンズに仕上がっています。
見た目の通りバランスも良い組み合わせです。

150mm側までズームしてみました。
重心も前に傾くことは無く、カメラを構えていても疲れることはありません。
フルサイズ換算で240mm相当の画角が撮影でき汎用性抜群のレンズです。

次に標準レンズ兼マクロレンズとして活用ができる「RF35mm F1.8 マクロ IS STM 」を組み合わせてみました。
フルサイズ換算で56mmと標準レンズに近い画角で使用しやすく、更にハーフマクロ機能が搭載されているので接写も行える万能レンズです。
レンズの重さは約305gと先ほどのズームレンズと比べると重く感じますが、実際に持ってみるとコンパクトにまとまっている分軽量に感じます。
見た目もスマートで、スナップ撮影などで是非とも使って頂きたい組み合わせです。

マップカメラ フォトプレビューサイト Kasyapaの「RF35mm F1.8 マクロ IS STM 作例はこちら!

こちらは一眼レフ時代から有名な Canon 50mm F1.8シリーズの最新モデル「RF50mm F1.8 STM」です。
昔から低価格ながら大口径単焦点ならではの描写とボケ味を手軽に楽しめることから、Canon 50mm F1.8シリーズは多くのCanonユーザーに愛されてきました。
最新モデルはAFスピードも速く、APS-C機に装着するとフルサイズ換算で80mm相当とポートレート撮影にピッタリな画角に。
EOS R10は上位機種に引けを取らない瞳AF機能を搭載しているので、簡単にポートレート撮影を楽しむことができます。
ご家族や大切な方の撮影はもちろんの事、動物瞳AFも対応しているのでペットの撮影も気軽に行うことができます。

マップカメラ フォトプレビューサイト Kasyapaの「RF50mm F1.8 STM」作例はこちら!

最後に一眼レフレンズであるEFシリーズレンズを装着できる「コントロールリングマウントアダプター EF-EOS R」を用いて「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」を装着してみました。
RFマウントの望遠レンズはまだ選択肢が少なく、APS-C用の手軽なレンズはまだ残念ながら発売されていません。
そんな時は「マウントアダプター EF-EOS R」シリーズを用いて、EFレンズを活用してみるのも選択肢の一つ。
非常に静かで高速なAF機能を有する「EF70-300mm F4-5.6 IS II USM」は筆者おすすめの一本。
フルサイズ換算で480mm相当の超望遠レンズになるので、運動会などの催し物や遠くにいる野鳥や動物園での撮影など、様々な撮影で大活躍間違いなし!

マウントアダプターもCanon純正品なので一体感があり、EOS R10との相性も抜群です。
本機につけているのはコントロールリング付きのタイプですが、リングなしの「マウントアダプター EF-EOS R 」であれば価格も抑えられるので気軽に望遠デビューを行うことができます。

今回発売されたEOS R10は小型軽量で扱いやすいボディながら、多機能で上位機種に負けないスペックを誇ります。
初心者の方は簡単でシンプルに、カメラに慣れている方はカスタマイズして自分オリジナルの一台に。
多種多様な使い方が出来る新世代のスタンダードモデルに相応しい逸品に仕上がっています。

是非手に取ってその良さを感じ取って頂ければと思います。

 

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[ Category:Canon | 掲載日時:22年07月28日 17時00分 ]

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