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【Canon】20本以上Lレンズを使ってきた私の、最推し単焦点

【Canon】20本以上Lレンズを使ってきた私の、最推し単焦点

大仰なタイトルで始まったこのブログ、昨今流行りのショート動画よろしく結論から申し上げます。
私が一番感動した単焦点はEF50mm F1.0L USM
感動した点は唯一無二のその写り。
具体的には【超強烈な周辺光量低下】と絞り開放からの【十分なシャープネス】、そして他では得られない【派手なゴースト】同居していることです。
以上です。

 

・・・お時間のある方、是非この下もお付き合いください。

 

前職でカメラマンをしていたこともあり、Canonの機材はなじみ深い存在です。
勤めていた会社には相当数のLレンズが取り揃えられており、広角・標準・望遠、ズームと一通りそろっていました。
勤続中はそれらを振り回し様々な撮影をこなしてきたわけですが、使った事のあるLレンズが20本以上なかったらこの記事、大噓になってしまいます。
念のため実際に撮影の仕事で使っていたLレンズをリストアップしてみました。

単焦点(EF)
・EF35mm F1.4L USM
・EF35mm F1.4L II USM
・EF50mm F1.2L USM
・EF85mm F1.2L II USM
・EF85mm F1.4L IS USM
・EF100mm F2.8Lマクロ IS USM
・EF135mm F2L USM
・EF300mm F2.8L USM

単焦点(RF)
・RF50mm F1.2L USM
・RF85mm F1.2L USM

ズーム(EF)
・EF16-35mm F2.8L II USM
・EF16-35mm F4L IS USM
・EF17-40mm F4L USM
・EF24-70mm F2.8L USM
・EF24-70mm F2.8L II USM
・EF24-70mm F4L IS USM
・EF24-105mm F4L IS USM
・EF24-105mm F4L IS II USM
・EF70-200mm F2.8L IS II USM
・EF70-200mm F4L IS USM
・EF70-300mm F4-5.6L IS USM
・EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
・EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM

ズーム(RF)
・RF24-70mm F2.8 L IS USM
・RF28-70mm F2L USM
・RF24-105mm F4L IS USM

合計26本のようです。

さて、上記のラインアップを見ていただくと、基本的にシャープで高性能(「発売当時は高性能だったもの」も含む)なレンズが多いかと思います。
もともとCanonのLレンズは性能を追求したものなので自然とそうなるのですが、その中でも何本か個性的な写りをするレンズがあり、今回私が記事の題材に選んだEF50mm F1.0L USMもその部類。
ご覧ください、この写りです。
(以下の作例、絞りは全て開放のf1。使用カメラはEOS 6D Mark IIです)

 

 

 

 

 

 

 

 

冒頭にて申し上げた
超強烈な周辺光量低下】
十分なシャープネス】
それに追加して【清らかなボケ】【低コントラストゆえのダイナミックレンジの広さ】が非常に魅力的です。
(ゴーストの作例は下にございます)
絞り開放から解像力のピークを迎え、激しい逆光でもコントラストを失わない昨今のレンズと比べると真逆の写りですが、「シャープな写真」を見慣れた眼にはむしろ新鮮に映ります。
撮るたびに新しい発見があるレンズ…とでも言えばよいでしょうか。
様々な被写体を狙って、色々な実験をしたくなります。

 

強い周辺減光を楽しむため、空に向かってアオリでレンズを構えてみました。
しかしながらNDフィルターを使っていない為、最高SSが1/4000のEOS 6D Mark IIでは露出オーバーに。
普段からAvモードのISOオートで写真を撮っていますが、今まで使用していたレンズでは露出オーバーになる事など全く無かったので(1.2のレンズを除く)完全に油断していました。

 

噂に聞いていた逆光耐性の低さを体験する為、室内のライトにレンズを向けてみたカットです。
斜めから入射する強い光にはめっぽう弱いこのレンズ、少しの光源で簡単に根を上げます。
この写真に写っているライトは大した明るさでは無いのですが、それでも写真の大半がフレアやゴーストで埋まってしまいました。
光学ファインダーでさえ容易に確認できるフレア・ゴーストを見ていると、「うわー、もうだめだー!」という声がレンズから聞こえてくるようです。
むしろだめでいい。こんな写り、今のレンズじゃ味わえません。
雨上がりを待たず、室内で虹に出会えるレンズなんて、素敵です。

 

直線的なものを写してボケ味を確認してみましょう。
「写り込みのある窓ガラス越し」という意地悪な条件ですが、ピントピークから少しの間は前ボケ・後ろボケ共にとても滑らかです。
その代わり大きくボケた部分は少しばかり騒がしいでしょうか。
直線的な被写体では二線ボケが目立つかもしれません。

 

さて、最後にこのレンズを使う上で避けては通れないウィークポイントもご説明。
設計が古い大口径単焦点なので、軸上色収差が非常に目立つのです。
写真を画面にフィットさせた、所謂”縮小表示”の状態でも紫や青の色付きが容易に目に入ってしまうほど。
昨今まず見かけないこの収差、久しぶりにお目にかかりました。
私は基本的に収差の少ないレンズが好きなのですが、流石にここまでボケ量が大きいレンズなら、盛大な軸上色収差も“特別感”として許せてしまいそうな気がします。
ボケによる滲みに軸上色収差の滲みがブレンドされているせいで、むしろ独特な味わいを再現しているとさえ思えてきました。
あばたもえくぼ、というものでしょうか。

・・・

本レンズでの撮影中、最初から最後までワクワクしていました。
巨大な前玉、ゆったりと動くAF、覗く度ため息が出るファインダー内の大きなボケ…。
それら全てに写りの良さが相まった相乗効果で、非日常の最高な写真体験が出来ました。
入手性が高いとは決して言えないレンズの上、AFモーターがバイワイヤ式の為故障するとMFも出来なくなってしまいますが、それでも運よく巡り合えた時にはぜひお迎えください。
きっと、あなたを幸せにしてくれる事と思います。

 

 

本記事の作例は、全てEOS 6D Mark IIで撮影しました。
超大口径レンズでのAFをしっかり決めてくれた高性能ボディ、頼りになります。
(周辺部のAFポイントを使うと流石に怪しい時がありますが…)


 

 


 


[ Category:Canon | 掲載日時:23年11月05日 18時00分 ]

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