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【Canon】Image à la Sauvette #3

【Canon】Image à la Sauvette #3

『Image à la Sauvette』とは、国際写真家集団『マグナム・フォト』の結成に携わったフランスの写真家アンリ・カルティエ=ブレッソンが1952年に発表した写真集の題名です。
日本語訳はいくつかありますが、筆者はそのうちの一つ「決定的瞬間」に惹かれ連載のタイトルとしました。
(表紙にフランスの画家アンリ・マティスによるコラージュが用いられたことでも有名です。)
本連載では筆者の主戦場であるスポーツ撮影と動物撮影において、「決定的瞬間」を追いながら機材や撮影方法についてお伝えしていきます。
これから始めようと考えている方、すでに多くの修羅場をくぐり抜けてきた方、どなたにも気軽に気楽に立ち寄っていただければと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。

1月2日・秩父宮ラグビー場
『第57回全国大学ラグビーフットボール選手権大会』の準決勝2試合
激闘の様子が少しでも伝わると幸いです、ぜひご覧ください。

※肖像権の関係上、掲載できる写真に限りがあることご了承ください。

身体の大きな外国人選手には2人、3人でタックルを仕掛けます。
この時の衝撃音や選手の気迫を体感したい方は是非スタジアムに足をお運びください。

35mm換算400mmで最前列に座っているとかなりタイトな画角となります。
慣れるまではできるだけ全身を入れようとするあまり頭が切れてしまうことがありました。
何度も足を運び、撮影を繰り返す中でやっと画角とイメージが一致し始めましたが、まだまだ理想の1枚には遠く及びません。

おなじみの『スクラム』
相手より低く、しかし相手より先に崩れることなく同じ姿勢を維持することは非常に難しく、
『スクラム』の勝敗が試合の勝敗を左右するといっても過言ではないほど重要な局面となっています。

この季節になると陽が傾くのが早く、日陰が占める範囲が多くなります。
光と陰は写真にメリハリをもたらす大切な要素だと考える筆者は、季節や時間帯によって変わる日向と日陰を考慮しながら撮影に臨んでいます。

トライ後のコンバージョンキック、相手が反則を犯したときのペナルティキック、
トライの5点に比べると少ない得点ですが、試合終盤になるとその重要性がわかる大切なプレーです。

キッカーの動きを追いながら撮影すると構図が制限されるため、筆者はキッカーがボールを置いた段階でピントを定めて撮影をしています。
写真のように相手選手が重なることもあるため、工夫しながら素早くフレーミングする必要があります。

トライをゴールライン目前で防いだ場面。
15番の選手はフルバックと呼ばれ、最後の砦でありながら攻撃時にもキーマンとなる責任の一層重いポジションです。
前々回のワールドカップで五郎丸歩選手が務めていたポジションでもあります。

グラウンド端での攻防を一脚を使用して撮影を行う場合は、レンズの三脚座を緩めて一脚を傾けながら水平の状態を保つことが必要となります。
カメラの構え方、座り方等、自分に合った姿勢を見つけることで失敗を減らすことが可能です。

今回撮影した2試合いづれも、勝者と敗者ともに涙を流していたことが印象的でした。
この試合が最後となった4年生、その4年生とプレーできる最後の試合を終えた下級生、
敗者の思いを背負って次の戦いに臨む勝者、
それぞれが様々な思いを胸に健闘を称え合う光景には筆者も毎試合胸を打たれます。

1月11日・国立競技場で行われる決勝戦が彼らの今シーズン最後の試合となります。
新型コロナウイルスの影響でチケットの一般発売は行われていませんが、チケットをお持ちの方は『密』に気を付けて、
そうでない方はテレビの前で彼らの勇姿を見届けてください。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
また次回お会いしましょう。

 

 

[ Category:Canon | 掲載日時:21年01月04日 19時07分 ]
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