【FUJIFILM】遂に登場!Xシリーズ高画素モデル「X-H2」
FUJIFILMFUJIFILM X 5th GenerationFUJIFILM XF lensスタッフおすすめ機材スナップズームレンズを楽しむ単焦点を楽しむ彼岸花旅秋、色撮りどり
2022年9月29日、ついに登場したFUJIFILMの「X-H2」。
新開発の約4020万画素「X-Trans(TM)CMOS 5 HR」センサーを搭載し、「Xシリーズ」史上最高画質のフラッグシップモデルです。
先行して登場した「X-H2S」に続いてXシリーズ第5世代として姿を現した写真撮影と映像撮影の両方を得意とするX-H2。
今回はこちらをご紹介いたします。
今回メインレンズとして使用したのは、こちらも2022年9月29日に発売したFUJIFILM「フジノン XF 56mm F1.2 R WR」。
先代のモデルから最短撮影距離を約20cm短縮しながら、防塵・防滴・-10℃の耐低温構造を新たに採用した新モデルです。
まずは、秋の装いを先取りしている公園で深紅に染まる彼岸花(曼珠沙華)を撮影いたしました。
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/3500秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/4400秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
使用して驚いたのは、ファインダーを覗いて狙った瞬間から写真を撮り切るまでの時間の短さ。
高画素機ということでモサッと感があるかと思いましたが、全くそのようなことはなく軽快に動作します。
また基本的に全てAFを使用して撮影を行いましたが、ピントが抜けてしまったり、合焦するまで迷ってしまったりという事もなく、
シングルポイントの一番小さい点であっても素早く合焦していました。
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/6000秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:125 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
レンズのXF 56mm F1.2 R WRは35mm判換算85mm相当であり、中望遠をカバーする大口径中望遠レンズです。
開放F値がF1.2と非常に明るく、また圧縮効果が相まってAPS-Cであっても大きなボケ味を楽しむことができます。
ただここまでは他の大口径レンズでも言えることではありますが、このレンズの良い所は開放のF1.2から非常にシャープに写るところです。
大口径レンズとなるとスペック上は明るいものの、実際に使用するとピント面が甘く実用は1段絞って使用する、ということもありますが、本レンズであればむしろ積極的に開放絞り値を使用したいと思えるほどです。
今回の組み合わせで言えば、開放のF1.2から約4020万画素のハイクオリティな描写を楽しむことができるのです。
絞り:F11 / シャッタースピード:0.5秒 / ISO:125 / 焦点距離:8mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF8-16mm F2.8 R LM WR
小型なので日常の撮影やスナップでの撮影、旅行先での撮影、
高画素を活かして風景写真からポートレート撮影、はたまた広告用のポスター撮影などなど
全ての撮影において、FUJIFILMの色再現を味わうことが出来ます。
発色が良く風景写真とも相性の良いFUJIFILM。
高画素対応のレンズも数多く存在し、そのいずれにおいても絞り開放から高精細な写りを楽しめます。
超広角の「フジノン XF8-16mm F2.8 R LM WR」もまた対応レンズとして、風景などの幅広いシーンで活躍間違いなしでしょう。
絞り:F8.0 / シャッタースピード:26.0秒 / ISO:125 / 焦点距離:16mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF16-55mm F2.8 R LM WR
ボディが小型なのでどこに持ち運んでも苦ではありません。
もちろん大口径標準レンズの「フジノン XF16-55mm F2.8 R LM WR」も対応レンズとして、そのキメ細かい写りを約4020万画素で引き出すことが可能です。
一見、ベタっとした曇り空でも影やうねりがあり、カメラを通すことで立体感や空気感を表現することが出来ます。
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:1600 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
絞り:F1.2 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:640 / 焦点距離:56mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 56mm F1.2 R WR
そして高画素機で気になるのが、高感度ノイズです。
一般的に高画素機になればなるほど、センサーの光を受ける素子のピッチ幅が小さくなり、結果として素子ひとつ当たりの受光量が少なくなるため、それを補うための感度によってノイズが助長されてしまいます。
ところがどうでしょう。
他メーカーの高画素モデルを使用する筆者ですが、そのノイズの少なさに驚かされました。
APS-Cセンサーであれば尚更気になるかと思いましたが、そのような事はなく夜の撮影でも楽々撮影を楽しむことが出来ました。
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/3秒 / ISO:125 / 焦点距離:16mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR
絞り:F11 / シャッタースピード:6.5秒 / ISO:125 / 焦点距離:16mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR
絞り:F11 / シャッタースピード:14.0秒 / ISO:320 / 焦点距離:29mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR
そしてキットとしても組まれている「フジノン XF16-80mm F4 R OIS WR」。
こちらは”キットレンズ”と一言で片付けるには惜しいレンズです。
1本で35mm判換算24-120mm相当をカバーするレンズで、絞りはズーム全域にわたって開放F値がF4となっています。
引いてもよし、寄ってもよし、さらには絞り開放で撮ってもよし、絞ってもよしの万能レンズです。
「X-H2」はXシリーズのカメラとして初めて、GFXシリーズで搭載されてきたピクセルシフトマルチショットが可能となっています。
GFXシリーズでは1回の撮影枚数が16枚でしたが、X-H2では20枚となっており、1回あたりの撮影枚数が増えております。
しかし、その小さなボディで約1億6000万画素のデータを出力することが可能です。
絞り:F1.4 / シャッタースピード:10.0秒 / ISO:1600 / 焦点距離:16mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 16mm F1.4 R WR
絞り:F1.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:1600 / 焦点距離:16mm
FUJIFILM X-H2 + フジノン XF 16mm F1.4 R WR
最後に「フジノン XF 16mm F1.4 R WR」を使用して、星空の撮影を行ないました。
あっという間に秋のはじまりとなっており、夏の濃い天の川を収めることは叶いませんでしたが、それでもなおノイズを気にすることなく集中して撮影を行なえました。
三脚にセットして液晶モニターを使用しながら撮影を行ないましたが、星にピントを合わせるのも容易でお手軽に撮影が可能でした。
それでいて高精細な描写なのですから文句のつけようがありません。
開発発表を経て、ついにベールを脱いだFUJIFILM「X-H2」。
今回は写真を中心にお送りしましたが、「X-H2」は動画性能も高い性能を備えています。
高画素を生かした高精細な8K/30Pの映像を撮影が可能で、動画撮影の領域をさらに拡大します。
また同時発売となった「フジノンXF18-120mm F4 LM PZ WR」も順々にご紹介できればと思います。
APS-Cセンサーに物足りなさを感じていた方、
写真と動画を両立させたい方、
システムをコンパクトにしながら質を落としたくない方、
まだまだ他にもございますが、今までにないFUJIFILMの高画素フラッグシップモデル、「X-H2」。
多くの方におすすめでございますので、是非一度お手に取っていただければと思います。
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