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【HASSEL BLAD】の使い方 第11回 CFレンズ


今回は、CFレンズを紹介しましょう。Planar 80mmF2.8で説明します。
①Fセットロックボタン ②シャッタースピード目盛り ③絞りリング(絞り目盛り) 
④絞り込みレバー ⑤シンクロ接点 ⑥距離目盛り ⑦ダブルバヨネット
⑧シャッタースピードリング ⑨EV値目盛り ⑩EVロックボタン
⑪中央指標 ⑫被写界深度目盛り ⑬フォーカシングリング

フォーカルプレーンシャッター搭載のHASSELBLAD 2000FC(1977年)登場以降に
Cレンズにかわって発売されたレンズです。

シャッターは、Cレンズのコンパーからプロンターになり、耐久性が増し
フォーカシングリングは、幅広になりラバーも貼られ、操作性が向上しました。

◆絞り込みレバー◆


絞り込みレバーを矢印のほうに「カチッ」ロックされるまで押し下げると、
あらかじめセットされている値まで絞り込まれます。
フォーカシングスクリーン上で絞りの効果(ピントの深さ)が確認できます。


絞り込みレバーの矢印の部分を押すとロックが解除され、絞り開放に戻ります。
このロック解除のレバーは独特の動きをします。
スライドさせて元の位置に戻すのではなく
レバーの下の方をレンズの中心方向に「チョンッ」と押すだけで良いのです。
Cレンズでは、絞り込みを解除するには、いったん絞り開放にする必要があり、
その後ふたたび絞りをセットしなければなりませんでした。

それから、絞りの形に注目してください。
五角形の辺が直線です。これは、CFレンズの特徴です。
(Cレンズの絞り羽根はゆるやかな曲線で、少し丸みのある五角形です)

◆EVロックボタン◆

CFレンズでは、シャッターリングと絞りリングは、独立して動きます。
Cレンズのように同じ露出値(EV値)でシャッター速度または、絞り値を変えるときは
EVロックボタンを押したまま絞りリングを操作すると
シャッターリングも同時に動きます。
例えば、EV10のとき、(1/60・F4)~(1・F32)の間で動きます。

◆Fセットロックボタン◆

シャッタースピードリングは、通常B~500の間で動きますが
矢印のFセットロックボタンを押しながら「F」を中央指標に合わせると
そこでロックされ、レンズシャッター機能が停止します。

このFセットロックボタンは、HASSELBLAD 2000シリーズ、200シリーズの
フォーカルプレーンシャッター搭載機にCFレンズを付けたときに使用します。

CFレンズは、パーツにプラスチックやラバーを取り入れ、より使いやすく改良されています。
写りは、Cレンズに比べ、抜けが良くコントラストが高いように感じます。

つづく。

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[ Category:etc. | 掲載日時:17年11月07日 10時30分 ]

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