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【Kenko】スターリーナイト プロソフトンで星を撮る

【Kenko】スターリーナイト プロソフトンで星を撮る

フィルターの重ね付けとはもうおさらば。

CP+2023で発表されたフィルターが遂に登場いたしました。
星の撮影に便利な2種のフィルターが一体となった、Kenkoの「スターリーナイトプロソフトン」。

街明かり等の光害(ひかりがい)による色被りを軽減する「スターリーナイト」と、背景が滲まない程の適度なソフト効果で星を強調できる「プロソフトン」の効果が組み合わさったフィルターとなっております。

今回はこちらを使用して撮影した写真と共にご紹介していきます。

左側:『スターリーナイト プロソフトン』、右側:『PRO1D プロソフトン クリア(W)』

Kenkoの「スターリーナイト」同様にガラス面がやや青みがかったものとなっております。
ソフト効果が得られる加工としては、一見何もないように見えますがガラスに当たる光の角度を変えることでガラス表面が加工されていることが確認できます。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 20mm F1.8 S
スターリーナイト プロソフトン

まずは実際に装着して撮影した写真を見ていきましょう。
ホワイトバランスは4900Kで撮影をしております。ガラス面の色通り、黄色みが抑えられて全体的に青みがかる印象です。それでいて、単純なカラーフィルターとしてではなく自然な色の付き方なので見ていて違和感が少ないです。星空を“絵”で書く時には一般的に黒く塗りつぶすかもしれませんが、実際に肉眼で見てみるとグレーからやや青みがかった色に見えるものです。加えて夏の暑い時期にはやや緑が混ざったり、寒い時期には紫が混ざったりしてきます。そういった時に邪魔なナトリウム灯や水銀灯等の過度な白~黄色をこのフィルターが取り除いてくれるのです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 35mm F1.8 S
スターリーナイト プロソフトン

ソフト効果も見ていきましょう。
ソフトフィルターというと写真の雰囲気をふんわりさせたい時に用いられることが多いかもしれませんが、星空撮影ではその性質は異なってきます。カメラやレンズの解像度や分解能が上がるにつれて写すことのできる星の数が多くなってきています。すると、写真には無数に星が写るのですが、反対に写りすぎてしまい強調したい星や星座が紛れてしまうのです。その様な時にソフトフィルターを用いてあげることで、星の光を大きくにじませ強調し、星や星座を際立たせることができるのです。

ただし、滲ませるのは星だけではありません。やはり全体的に滲んでしまうので景色と星空を一緒に撮影する「星景(せいけい)写真」においては景色への影響も考慮しなければなりません。勿論、角型フィルター等のハーフフィルターでその境界線を上手く地上景と空に重ねることで的確に効果を発揮させるものもございますが専用のホルダーが必要になったりとお手軽ではございません。そこで一般的に装着ができるプロテクトフィルターと同様に装着でき、景色は滲まず星だけが滲むほどの適度なソフト効果が得られるようにしたのが「PRO1D プロソフトン クリア(W)」なのです。

続いて、フィルターの有無で効果の違いを見ていきましょう。いずれも撮って出しの写真になります。

Nikon Z9 + NIKKOR Z 20mm F1.8 S
スターリーナイト プロソフトン

写真上半分ぐらいまで白~黄色の明かりが地上から伸びています。方面的に市街地の方向で街の明かりが空へと延び、それらが夜空を明るくすることで光害となるのです。
肉眼で見る限りはそこまで明瞭に黄色い印象はないのですが、カメラを通して見ると顕著に見られます。
フィルターを付けると写真半分まで広がっていた色の変化がかなり抑えられています。灯りの強い地上と空の境目辺りは多少残るものの、それ以外の場所では自然なグラデーションを残したまま黄色味を抑制してくれているのが分かります。カラーフィルターのように全体的に青くするのではなく、この微妙な加減を残しているので違和感なく通常のフィルターのように扱うことができ、風景と星空を一緒に撮影する星景撮影では強い味方となってくれるのです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S

山奥に移動してきました。郊外に出てしまえば市街地の方面を避けてあげることで光害の影響を少なくすることができます。それでいてもいくらかは影響があるので、やはりフィルターは手放せません。
レンズを天の川の方向に向けてみました。フィルターを装着していない場合でも無数に光る星々をしっかりと捉えているのが分かります。しかしメリハリが少なく「星がいっぱい写っている」という印象だけになってしまいます。
そこでまず『PRO1D プロソフトン クリア(W)』をつけてみましょう。すると、写真に「夏の大三角」が浮かび上がってきました。「デネブ」「アルタイル」「ベガ」で構成する夏の大三角。これが星の光を滲ませて星座などを強調する効果なのです。それでいて周囲の木々の立体感は損なわれていません。
続いて『スターリーナイト プロソフトン』に付け替えてみましょう。一見、全体が薄く青みがかっただけで天の川の色も薄くなり味気なくなったように見えます。ところがそれだけではないのです。『PRO1D プロソフトン クリア(W)』の時は色の調整がなされていないので星空をよく見ると様々な色が混じっています。撮って出しではそれでも綺麗に見えますが、問題は現像するときに発生します。現像で星空を調整していると色が混じっているのでところどころで黄色かったり青かったりと細かく調整する必要があります。ところが、撮影時にフィルターを装着しておくことで色の交じりが抑えられ現像しやすくなるのです。
仮に『スターリーナイト』と『PRO1D プロソフトン クリア(W)』の2枚のフィルターを重ねて使用しようとすると、広角レンズになればなるほど、フィルターの影が写り込みいわゆるケラレの原因となってしまいます。加えて単純にガラスを2枚通すので、透過率も変わってしまうのです。それが1つのフィルターで完結できてしまうので、それらの懸念を無しにすることができるのです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 20mm F1.8 S
スターリーナイト プロソフトン
Adobe Lightroomにて現像

AdobeのLightroomでレタッチしてみました。難しいことはせずにパラメーターだけを変更して仕上げています。
仕上がりの方向は様々ありますが今回は星を多く出すようにしています。それでも撮影の段階で明るい星は強調されているので、浮かび上がった星に埋もれることなく光り輝いているのが分かります。現像時も変ににじませる必要がないので自然な仕上がりにすることができました。そして問題の空もフィルターの効果で事前に均一になっているので色のムラが出ず、簡単に調整が可能でした。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 35mm F1.8 S
スターリーナイト プロソフトン
Adobe Lightroomにて現像

Nikon Z6II + NIKKOR Z 35mm F1.8 S

一家に一枚は欲しいKenko「スターリーナイト プロソフトン」。
円形フィルターになりますので普段よく使用するレンズの径に合わせてご購入いただくも良いですし、大は小兼ねるということで大きめの径をご購入いただきステップアップリングを用いて複数のレンズで運用するも良しのフィルターではないでしょうか。Kenko「スターリーナイト プロソフトン」、2つのフィルター効果が一体となったお得なフィルターとなっております。是非ご購入いただきその効果を実感していただければと思います。

これからのシーズンは夜の冷えもほとんどなく、旅行先やお出掛け先からの帰り道等で星空を見上げる機会も多くなるかと思います。
また、三大流星の一つ「ペルセウス座流星群」の活動期も近づくためカメラも一緒に星空へと向けていただきたいものです。
Kenko「スターリーナイト」はもちろんですが、Kenko「PRO1D プロソフトン クリア(W)」は実際に愛用しており「【Wish Upon a Star】」でも度々ご紹介させていただいております。
Kenko「スターリーナイト」「PRO1D プロソフトン クリア(W)」「スターリーナイト プロソフトン」、あなたはどのフィルターをお選びになりますでしょうか。

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[ Category:etc. | 掲載日時:23年07月23日 12時00分 ]

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