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【Kenko】リア プロソフトンで星を撮る

【Kenko】リア プロソフトンで星を撮る

CP+2024で発表されたフィルターが遂に登場いたしました。
星の撮影に便利なソフトフィルターがシートタイプとなったKenkoの『リア プロソフトン No.050/100/150 セット』。
筆者もシートタイプのソフトフィルターを長らく愛用しておりましたが市場から姿を消すこと早数年。
喉から手が出るほど欲しかった念願のフィルターの登場です。

星空撮影の定番として、数あるソフトフィルターの中でも愛されているKenkoの「プロソフトン」シリーズ。
今回登場した『リア プロソフトン』は、そのプロソフトンの加工をフィルムに採用した、シートタイプのソフトフィルターです。

さて、3枚セットとなっているこの『No.050』、『No.100』、『No.150』の3種類ですが既存のフィルターをもとに効果の差がございます。
・『No.50』が『PRO1D プロソフトン クリア』程度の弱めのソフト効果。
・『No.100』が『PRO1D プロソフトン[A]』相当。
・『No.150』が『PRO1D プロソフトン[A]』より効果が“大きい”
体感的にはNo.100がかつてよく使用していたソフトフィルターのNo.3に該当するような感じでしょうか。

外枠のないシートタイプなので自由にカッティングして使用レンズに合わせてお使いいただけます。
リアフィルターホルダーを装備したレンズの場合はホルダーに、リアフィルターホルダーのないレンズの場合はレンズ後面に両面テープ等で電子接点に触れないよう貼り付けてご使用ください。

今回組み合わせたのはここ近年、広角レンズをはじめとした多様なレンズが登場し続けているSIGMAのレンズ。
星を撮るのに相性の良い、『Art 14mm F1.4 DG DN』/『Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』/『Art 20mm F1.4 DG DN』/『Art 24mm F1.4 DG DN』/『Art 14-24mm F2.8 DG DN』等のレンズは、レンズマウント部にシートタイプのリアフィルターを装着できるリアフィルターホルダーを標準装備しているため、このKenkoのシートをカッティングしてホルダーにセットすることでソフトフィルター効果を受けることが出来ます。

今回はこちらを使用して撮影した写真と共にご紹介していきます。

リアフィルターのメリットとしてまず効果が大きいところは、広角レンズに多く使用される前玉が大きく飛び出た、いわゆる出目金レンズ等と呼ばれる円形フィルターを装着することが出来ないレンズに装着ができること。
『Art 14mm F1.4 DG DN』や『Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』、『Art 14-24mm F2.8 DG DN』等がこれに該当します。
広く写せるからこそ星空をしっかり撮りたい。しかし広くなればなるほど星の見かけ上の大きさは小さくなってしまいます。
そうなってしまうとせっかく多くの星や星座を収めてもイマイチ星が分かりづらい写真となってしまいます。

ソフトフィルターをつけることで星が滲み、より強調されたものになります。
明るい星はより存在感を増し、星座を構成する天体等が一目でわかるようになるのです。

————–

レンズ前玉にKenko PRO1D プロソフトンAを装着した時

プロソフトンAと同程度の効果のNo.100をリア側に着けた時

続いてのメリットとしては、四隅にわたって均一な効果が得られること。
一般的に前玉側にソフトフィルターを付けると、四隅の星がどうしても線状に流れてしまう傾向にあります。
しかし、レンズのリア側に装着した場合は、中央・周辺の差がなくなるため、均一な効果が得られます。

汎用性の効く付け外しの簡単な円形フィルターですが時によって一長一短なこともあります。
かと言って現場でリアフィルターを頻繁に変えることはなかなか困難なので、撮影パターンやレンズによって円形フィルターと使い分けるのが良いでしょう。

————–

ではここからは3枚セットになっているそれぞれのフィルターの効果の違いを見ていきましょう。

冒頭でもご説明しましたが、効果の大きさは『No.050』<『No.100』<『No.150』と変わります。

レンズを北斗七星に向けてみました。
北斗七星は、おおぐま座の腰から尻尾を構成する7つの明るい恒星でなぞらえた星列のこと。
左上のフィルターなしを見ると細かい点(星)は写っているものの何かまでは分かりません。
『No.150』になるにつれて星がはっきり表れていることが分かります。

次の写真を見てみましょう。
今回撮影に使用したカメラはSONYの『α7RⅤ』。有効画素数が約6100万画素と35mmフォーマットセンサーの中でもかなりの高画素となっています。
素子あたりのピッチ数が小さくなるため一般的に感度に弱くなりますがその分細かい部分まで描写をすることが出来ます。
上記画像の左上はフィルターを使用していないため星の点像の存在感がなく天の川の色がよく出ております。
しかし存在感がないだけで夜空にはたくさんの星が写っていることがわかります。
『No.050』、『No.100』になると星がハッキリしてきます。
一方で地上に注目してみましょう。
リアフィルターは全体を覆っているため効果は全体に及びます。
そのため星が滲むのと同時に地上景も滲んでしまいます。
『No.050』は星がしっかりと強調されていますが、地上景はフィルターなしと同様にシャープさが保たれています。
『No.100』になると地上景も若干ソフトになってきている気がします。
この辺りは、星を撮るのか、景色を撮るのか、またはその比重で使う濃度を変えると良さそうです。

それと同時に、一見星は白一色に思われますが星の表面温度によって赤から黄、青白と様々です。
星の光が強調されることで、それら色もハッキリと認識することが出来るようになります。

余談ですが、天の川の色も星やガスの色。白く見える場所は「バルジ」と呼ばれ、無数の星が密集していることで雲のように見えています。その間にある黒い部分は何もない影などではなく、星が発するガスや、宇宙空間をただよう塵から成る「暗黒星雲」。一見何もないように見えますが“無”等ではありません。

かつてシートタイプのソフトフィルターは手に入れやすかったのですが、ここ数年は姿を消してしまいました。
筆者もストックしておりましたが暗闇の中で落としてしまったり風に飛ばされてしまったりでほとんど無くなってしまいました。
その多くはレンズ着脱時の脱落や、風景撮影などでリアフィルターを外した時の収納時。
それを解消してくれるのが『Art 14mm F1.4 DG DN』や『Art 15mm F1.4 DG DN DIAGONAL FISHEYE』のフィルタースロット付き専用カバーレンズキャップ。
キャップにリアフィルターを2枚収納できるフィルタースロットを備えています。出目金レンズの多くはかぶせ式のレンズキャップが採用されますがこれらの専用カバーレンズキャップにはロック機構も搭載されているので不意の脱落を防いでくれます。

最後に撮影した写真でお送りいたします。

皆様は、どの濃度がお好みだったでしょうか。
画角が広くなればなるほど点像は小さくなるので、濃い目の濃度の方が星の存在感が現れます。

これからのシーズン、アウトドアや旅先で星空を目にする機会が増えてくるかと思います。
8月半ばには一年で最大級の「ペルセウス座流星群」も控えております。
ぜひこの機会にソフトフィルターを使って一味違う本格的な星空撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか。

↓撮影に使用したカメラはコチラ!↓


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[ Category:etc. | 掲載日時:24年06月14日 15時30分 ]

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