春が過ぎ既に梅雨になってしまいました。
雨が多いこの季節は撮影に行けない事が多くなりフラストレーションがたまります。
そんな時に筆者は過去の写真をもう一度編集して心を満たしています。
今回は少し前に訪れた春の北海道を振り返りながらLeica MP 0.72を使ってみた話をしようと思います。
この旅で付けていたレンズはLeica ズミクロン M28mm F2.0 ASPH.です。
北の大地を広く切り取りたいとこのレンズ一本で出かけました。
北海道を訪れた時期は5月後半。
関東では既に桜や春の花が終わりを迎えた時期ですが、北海道ではまだまだ綺麗に咲いていました。
春を2回味わえ得した気分でした。。
まずは、筆者がLeica MP 0.72と北海道を旅してきた模様を動画にまとめてみたので是非ご覧ください。
動画はSONY α7IVとTAMRON 28-75mm F2.8 Di III VXD G2 / Model A063Sを使用して撮影しました。
いかがでしょうか。
フィルムカメラと北の大地を旅するのは一人だけど孤独に思わせない良き相棒を手に入れた感覚でした。
どんな写真が撮れているのか未だにワクワクさせてくれますし、フィルムを交換している時もカメラと仲良くしている感じがして、これだからフィルムカメラはやめられないんだよなとしみじみ思います。
撮影した写真を見ていきましょう。
こちらは冒頭のシーンで出てきた写真です。
真っ青な空をバックに一本佇む雰囲気がとても素敵です。
今回使用したフィルムはFUJIFILM FUJICOLOR SUPERIA X-TRA 400でした。
本来であればISO100のフィルムを持っていきたかったのですが、手に入らずこちらのフィルムを持っていきました。
意外と粒状感が強めにでました。
筆者はフィルムの粒状感がとても好きなので全く問題ないですが、予想よりもしっかり出たので驚きました。
使われなくなった農耕機でしょうか。
自然の中に佇む使われなくなった人工物は寂しげですが、同時に神秘的でもあります。
フィルムカメラを使って写真を撮っている時に気になるのがやはり「ちゃんと撮れているか」です。
帰って現像してみたら白飛び黒ツブレしている写真ばかりだとがっかりしますし、今はフィルムも高いので無駄にしたくないという気持ちが大きくあります。
その不安を解消してくれるのが露出計であることは間違いありません。
筆者は今までNikon Fという露出計なしのカメラを使用してきました。
いつも撮影する時の露出は勘で調節をしていたので測光に失敗することもしばしば……
Leicaには現行のフィルムカメラとして露出計なしのLeica M-Aというものがありますが、今回のLeica MP 0.72は露出計があるモデルで、かなり正確で外すことは滅多にありません。
安心してシャッターが切れました。
そして、なにより使っていて気持ちよいのはシャッター音です。
レフ機ではないので比較的控え目な音ですが、これが良いのです。
そよ風の音しかない広い空間に小さなシャッター音が聞こえると、今いる空間がより静かなものに感じられ旅のクオリティーが上昇するように思えます。
最後にその他の作例をご覧ください。
いかがでしたでしょうか。
今回はLeica MP 0.72を持って北海道を旅した模様をお届けしました。
フィルムや現像代が高騰している今ですが、フィルムでしか撮れない雰囲気があります。
既にフィルムを使っている方も、そうでない方も今年の夏はフィルムカメラをを持って旅に出てみてはいかがでしょうか。