【Leica】 金曜フードショー☆第16回 12504 M35mm F1.4 (2nd)用フード
みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げていきます。
今回紹介するのは、シリアルナンバーが、2166701 から後の35mmF1.4(俗に言う2nd)用フード「12504」です。
第12回で紹介した「12585」の薄型といった姿形をしていますね。
取り付けは、両サイドのボタンを押し、4つの爪を引っ込めた状態でレンズにはめ、手を離すと固定されます。
矢印の一段窪んだ箇所を爪がガッチリ掴みます。
また、この12504の最大の特徴は、前後二つに分離するところです。
そしてここに「シリーズ7(S7)」フィルターを挟み込むことができます。
通常のフィルターは、片側にネジが切ってあり、レンズ先端にねじ込むようになっていますが
シリーズフィルターはネジの部分がありません。
35mmF1.4(2nd) の鏡胴先端にはネジが切ってありませんから、フィルターを使用するには
この12504とシリーズ7フィルターが必要になります。
また、12504は、ズミクロン35mmF2 にも対応していますが
ズミクロン35mmF2(6枚玉)のなかには、先端にネジ切りが無いタイプがありますから(上の写真の中央)
該当レンズにフィルターを使用する場合、12504を使わなければなりません。
それにしても、こんなに薄い胴体に、4つの爪、そのバネと着脱ボタン、さらに分離構造とをキレイに収めた技術力は感動ものです!
私は、レンズを持っていませんが、12504は手に入れてしまいました。
いや~フードってほんとにいいもんですね!