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【Leica】Leicaのある日常 #5

【Leica】Leicaのある日常 #5

早くも第5回を迎えた今回は、静寂をもとめて都内の庭園へ
【新旧共存】ライカMマウント75mmを撮り比べ
以前こちらのブログで紹介した「Summilux M75mm F1.4 2nd」をアダプターを介してSL2で堪能しました。

75mm~85mmを標準焦点距離とし、ズミルックスの写りが好みの筆者にとって、本レンズはMレンズ唯一の選択肢であり最適解でもあります。
現行での販売が行われておらず歴史もある本レンズと、現代テクノロジーの粋を集めたSL2の描く光をご覧ください。

見上げると一面の緑。
前ボケの緑がピント面の緑を優しく包み込み、ハイライトの滲みも相まって心を落ち着かせてくれます。
本レンズの前ボケの柔らかさと温かさには初めて使用した時に心を奪われ、現時点で筆者の最も好きなライカレンズとなっています。

同じ場所でもう一枚。
周辺は少し流れていますが瑞々しい玉ボケ、開放での撮影にもかかわらずシャープネスも問題ありません。
ズミルックス特有の繊細な線の出方は自然のなかで大きな力を発揮し、
SL2に搭載されている「LEICA MAESTRO III」と織りなす緑が非常に心地よく感じられます。

レンズの本質を見極めたければ曇りの日とよく言いますが、
水面のさざ波、グラデーションともに美しく1980年代のレンズにはとても思えません。
1983年に発売された本レンズは、フードを組み込みに、最短撮影距離を1mから0.75mへ、重さも600g軽量化するなど1stから目覚ましい改善がなされた1本でもあります。

ここでは比率を16:9に。
75mmというスナップや風景撮影には少し長い焦点距離も、比率を変えて横幅を作ることで構図が考えやすくなります。
前ボケ・ピント面・背景どれも落ち着いており、立体感についても文句ありません。

松の木を下から撮影すると本レンズ特有の滲みとボケによって水墨画のような印象に。
ボケ方のクセは長く同じレンズを使わないとわかりません、今回の撮影でもっとこのレンズのことを知りたいと感じました。

小雨が降るなかということで1時間ほどの滞在時間でしたが、
「Summilux M75mm F1.4 2nd」をより好きになることができ大変満足しております。
次はどこへ出かけようか、贅沢な悩みです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

 

バックナンバーはこちら

 

 

[ Category:Leica | 掲載日時:20年10月13日 20時00分 ]

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