昨年12月24日にニコンZシリーズより待望のフラッグシップ機のZ9が発売されました。
有効4571万の高画素モデルでありながら最高20コマの高速連写を兼ね備え、風景にも動体にも両立特化されたニコン史上最高峰のミラーレスカメラの登場は、まだまだ記憶に新しいものです。

ニコンの中でZ9に並ぶフラッグシップ機といえば、デジタル一眼レフカメラのD5やD6がありますが、これらの高速連写と高い耐久力を兼ね備えたカメラを愛用する多くの方は、望遠～超望遠レンズを使用してスポーツやレースカー、野鳥などの動体撮影をされているのではないでしょうか。

Z9が登場した今、望遠～超望遠レンズの需要はさらに高まっております。
しかし現在Zシリーズにはまだ望遠～超望遠レンズのラインナップが少なく、アダプターを介してFマウントレンズを使用される方も多いのが現状です。※今後2月以降、Zシリーズの望遠レンズは徐々に登場予定です。

そこで今回のブログでは、Zシリーズカメラに“おすすめの望遠レンズ”をニコン女子スタッフ2人組で、前編と後編に分けてご紹介してまいります。
望遠レンズをご紹介するにあたって、使用機材はZ9と同じZシリーズの兄弟分である、Z7IIとZ6IIを用いて撮影を行いました。

前編は『【Nikon】Z7IIで望遠レンズを楽しむーAF-S NIKKOR 300mm F4E PF ED VR』からご覧いただけます。

それではさっそくまいりましょう。

Nikon Z6II×FTZ×AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR

後編でご紹介するのは、単焦点の望遠レンズ“Nikon AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR”
今回はハイブリッドフルサイズミラーレスのZ6IIと組み合わせました。

Nikon (ニコン) AF-S NIKKOR 500mm F5.6E PF ED VR は「ゴゴロ」の愛称で親しまれている望遠の単焦点レンズです。
単焦点でありながら全長約237mm、質量1460gという大幅な小型軽量化を実現。
Z6llにFTZを付けてもバランスが取れたレンズになっております。
三脚座手前の鏡胴とFTZはほとんど同じサイズで手にもなじみます。

撮影地は前編と同じくとある牧場。
楽しそうに走り回る小学生たち、今にも声が聞こえてきそうです。
柵越しに馬を撮影。動物瞳AFを使用して撮影はまつ毛まで綺麗に映りました。

1枚目、開放での撮影は少しピンが外れてしまいました。
しかし手持ちでもぶれることなくレンズ手ブレ補正効果4.0段のVR機構と、ボディのイメージセンサーシフト方式5軸補正が力を発揮しております。

すっかりアヒルに魅了されてしまったスタッフ2名。
2枚目の写真、良ければ拡大してご覧ください。
アヒルの胸元から足にかけて水滴までしっかりととらえられており、さすがの解像力といったところ。

3枚目は飼育員さんと足並みぴったりなアヒル。
「しゃがんで撮ると迫力が出ますよ」と勧められたので中腰で撮影、こういった際にチルト式液晶がものを言わせます。
この後、最短撮影距離以上に距離を詰められ、足を踏まれ、黄色い声を上げるスタッフ2名。

距離のある撮影現場。
牧羊犬の誘導で約200頭の羊たちが勢いよく大行進です。
大群を連写。連写時でも電子ビューファインダーが見やすくしっかりと動きを捉えることができます。

群れの中に餌を首に刺したまま歩く羊が。見つけてから彼に目が離せなくなり、500mmで追いつづけてしまいました。
高い処理能力により、高速連続撮影と連続撮影コマ数が向上。AF追従もしっかりとらえてくれ、撮りたいものを叶えてくれます。

データを見返して驚いたのが単焦点レンズならではの高い光学性能。
色収差を効果的に低減し色にじみを抑制するEDレンズ、開放絞りでも画面の隅々までシャープに描く高い解像力、超望遠レンズならではの浅い被写界深度を活かした大きな背景ボケ等々…
更には、ニコン独自のナノクリスタルコートを採用しており、逆光などの撮影シーンで発生しやすいゴーストやフレアを効果的に抑制。
夕暮れの木の葉でさえこの解像力。撮って出しでも文句なしなカメラレンズです。

超望遠初心者でも使いやすい操作性とサイズ感。今までのイメージを覆すカメラ選びを当店で探してみては如何でしょうか。

▼ 今回使用した機材はこちら ▼

▼ 今回ご紹介した望遠レンズは“Z9”にもおすすめ！ご予約承っております ▼
※こちらの商品はメーカー欠品・品薄状態のため、商品お渡しまでにお時間を要しております