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【Nikon】Z6IIと春夏秋冬を巡る ~夏~

季節は巡る。
残暑が長引くかと思えば、一転して秋そして冬へとまっしぐらな今日この頃。
早いことに春夏秋冬もあと少しとなりました。

そして発売から3年目を迎えたNikon Z6II。
写真も動画もオールラウンダーとして何でもこなせるフルサイズミラーレス機です。
彼もまた共に四季を巡ってまいりました。

春夏秋冬をNikon Z6IIと巡る旅。

今回は『夏』編です。

夏の被写体というと何を思い浮かべるでしょうか。

夏ならではと言えばやはり新緑の景色は外せません。
光合成をするべくたくさんの葉緑体が葉っぱに作られ木々が青々としてきます。
また、夜も冷え込まないので夏の夜空を彩る花火大会や星空、天の川も良いものです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 24-200mm F4-6.3 VR

Nikon Z6II + FTZ + Carl Zeiss Milvus 21mm F2.8 ZF.2

新緑を追い求めて。
日を追うごとに日差しが強くなり気温が高くなる季節。それに合わせて葉っぱに含まれる葉緑体が増え、緑の色彩が深まっていきます。
富士山は冬の雪をかぶった姿とは一変します。富士山を描くと雪の白と山体の青で描かれることの多い富士山ですが、積雪がないと山体は5合目辺りの森林限界までが緑で、そこから頂上までが赤茶色のような色をしています。赤茶色の正体は、富士山表面に存在する赤鉄鉱の石です。溶岩が流れたときに表面が空気に触れて、空気中の酸素により酸化されこのような石を生み出したのです。
富士山周辺には森林限界を持つ山が少なく、周辺の山々と異なる様子は独立峰ゆえの雄大さを感じることができます。

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

Nikon Z6II + FTZ + Carl Zeiss Milvus 21mm F2.8 ZF.2

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

緑と一括りに言っても実際には様々な緑で埋め尽くされています。フルサイズFX フォーマットの『Z6II』はダイナミックレンジが広く、豊かなグラデーションをそのままに写真にすることができます。真夏のジメジメした空気感や台風一過のカラッとした晴れ空、突然の雨や雷などに左右されず、しっかりとした色乗りで見たままの光景を切り取ることができるのです。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 400mm F4.5 VR S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

Nikon Z6II + NIKKOR Z 40mm F2

植物が生い茂ることでそれらを餌にする生物や環境も豊かになってまいります。
あるものは夏に日本へ渡ってきたり子育てをしたり、故郷へと遡上をしたり様々です。
もちろん生き物ですから生き死にはありますが、他の季節に比べるとまだ生き死に直結することが少なく見え、どこか余裕を感じることができます。
そういう時にしか見られない顔や行動はどこか悠々としており、それはそれで惹きつけるものがあります。
湖面周辺の木々の色が水に溶け込みそこをスーッと横切るカルガモや生まれ故郷を目指して海から川を遡上し途中にある大きな滝をも超えていくサクラマス。
広い草原に生える草を食み続けるミニチュアホースの瞳の綺麗さなどなど、すべてが美しく感じられます。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-30mm F4 S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

夏の夜の風物詩と言えば、花火ではないでしょうか。とは言え実際には夏だけでなく春秋冬にも多く打ちあがっております。
しかし夏に打ちあがる花火が多いことも事実。8月に至っては平日であっても日本中のどこかしらで毎日花火が上がっているほどです。
広い河川敷いっぱいに打ちあがる花火大会もあれば街中で打ちあがる花火や地域のお祭りで上がる花火など規模も全く異なっています。
高感度ノイズの発生が抑えられているため、花火の写真や動画の撮影も安心して『Z6II』に任せることができます。
私の撮影は基本的に比較明合成をしない一発撮り。NDフィルターや絞りを調節しながらレリーズを握りしめて露光時間を変え、迫力ある花火を撮影いたします。
そのためシャッタースピードは基本「BULB」に固定し、感覚でシャッタースピードを調節しているのです。
プログラムによっては目まぐるしく打ちあがる花火の演目があり、なかなか一枚一枚狙ってとるのは難しいことも多くあります。
そのためドライブ設定を連写の設定にします。そうすることでシャッター間の遅延が少なくなり、撮り逃しを減らすことができるのです。
「BULB」で「連写」モード、簡単なことのように思いますがメーカーによって設定できないことが多く、ここが私のNikonを使い続ける一つのポイントでもあります。

Nikon Z6II + NIKKOR Z 14-24mm F2.8 S

Nikon Z6II + FTZ + TAMRON SP 70-200mm F2.8 Di VC USD G2 A025N

夏と言えば三大流星群の中でも随一の流星数がある「ペルセウス座流星群」を忘れてはいけません。
例年8月12日~13日にピークを迎えるこの流星は観測もしやすく、とりあえずカメラを空に向けていれば流星が写っている写真が一枚は撮れるほどです。
また夏の夜空は天の川銀河の中心部分を向いており、天の川が濃く見えるのも特徴です。
見やすい時間帯に天の川が上がるため、ぜひカメラで写し撮って見ていただきたいものです。

流星群の時期や星空タイムラプスを撮影しようと思うとインターバル撮影やレリーズでの連続撮影で、一晩に何千枚と撮影することも多々あります。
一眼レフと異なり『Z6II』はミラーレスカメラなのでサイレントシャッターを使用することができます。
メカシャッターを使わない電子シャッターとなるので、メカニカル部分の消耗を抑えることができます。
それでいて内部のインターバル撮影を行うとオプションで写真データとは別にタイムラプス動画を出力してくれる機能も付いています。
撮影データの確認用として使用しても便利ですし、最大4K60pで書き出すことができるので、そのままタイムラプス動画として使用しても何ら問題はありません。

使い勝手の良いオールラウンド型ミラーレスカメラNikon『Z6II』。
「Zは、新境地へ。」まさに新しい境地のスタンダードになっております。
さらには「最高の一瞬を逃さない、高い捕捉力」。気付けば私の心も捕捉されてしまい、ますます愛着が深まってきました。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:23年11月30日 17時00分 ]

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