「KONICA ARマウント」はフランジバック(レンズマウント面からフイルム(撮像素子)面までの距離)が
「40.5mm」と他のメーカー一眼レフカメラの規格(Canon EFマウントで44mm)より短いため
デジタルカメラでは使用されることも少なく
ミラーレス一眼デジタルカメラが発売されて日の目を見ることができました。
この「KONICA HEXANON AR 40mm F1.8」はパンケーキレンズの部類に属していて
「40mm」という焦点距離が標準レンズなのか広角レンズなのか難しいところです。
当方は「PENTAX smc-PENTAX FA43mm F1.9 Limited」が標準レンズなのでこのレンズも標準レンズに入れています。
パンケーキレンズの中では一番明るい「F1.8」を実現して
「テッサータイプ」が主流の中「変形ガウスタイプ」の5郡6枚と贅沢な設計です。
レンズを薄くするために「AE」解除ボタンも板状にしています。
当方の手持ちのレンズの状態が悪いのか
解放では画面全体がフワフワした感じでハレーションの影響がありました。
平面の物はいいのですが花などの曲線が多いもはピントの山が掴めず、
帰宅後パソコンのモニターで確認しました。
暗部の描写もある一定のところで一気に潰れます。
ただ、一段絞った「F2.8」以降は劇的に改善されます。
線も細くコントラストもあり古いレンズとは思えません。
色も悪くなく、緑・青は素直で良い色で描写しています。
絞り「F2.8」だけが絞り羽根が手裏剣型になりますので点光源には注意が必要です。
最短撮影距離45cmと短く使い勝手がよく50mmでは画角が狭いと感じられる方には最適なレンズです。
マウントアダプター使用の際には無理やり装着などされないように注意して下さい。
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