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【SONY】【CarlZeiss】空色表現比較 Vol.8

【SONY】【CarlZeiss】空色表現比較 Vol.8

本記事では「空色表現比較」をお届けいたします。

2機種にて同様な条件で撮影をし、空の色の発色にどのような違いがあるかを研究している記事となります。

 

今回は「SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA SEL55F18Z」と「 SONY FE 50mm F1.8 SEL50F18F」にて比較を行いました。

前回はカールツァイスとフォクトレンダーのMFでの比較を行い、ツァイスはブルー色が濃く、色がはっきりと出ておりました。

 

ではそれはSONY純正から出しているAFレンズでも差は出るでしょうか。

人間の視野に近いと言われている標準的な距離の同じF値。5mm距離は異なりますが、概ねカールツァイスのレンズを使用しているかしていないかの違いとなります。

使用ボディはα7Ⅲ。多くの方が一度は撮影したことがある組み合わせではないでしょうか。

早速比較写真をご覧ください。

 


※比較している写真同士の露出はすべて同一とし、出来るだけ同条件で撮影してます。

※ホワイトバランスはオート、クリエイティブスタイルはスタンダード、JPEG撮って出しの写真です。

※空の色の表現を出来るだけ忠実にブログへ載せることだけに重きを置いております。そのため画像サイズを大幅に落として掲載してます。

※記事をご覧いただくスマートフォンやPCのモニター環境によっては、色の違いが分からない場合があります。ご了承下さい。


 

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

 

SONY FE 50mm F1.8

 

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左:SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 右:SONY FE 50mm F1.8

まずは日中青空の比較。1枚単体の写真ですと分かりにくいですが、重ねて比較すると、青の色味が異なることが分かるかと思います。

下部から上部にかけてのグラデーションの具合が異なり、ツァイスは階調表現が豊かで単調な青色の印象を受けません。

 

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

 

SONY FE 50mm F1.8

 

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左:SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 右:SONY FE 50mm F1.8

夕暮れ時の青空での比較。全く同じ露出で撮影しているのですが、明るさが違うように見えます。

ツァイスは澄んだ青空の印象ですが、ソニー無印レンズは少しどんよりとした印象を受けます。

 

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

 

SONY FE 50mm F1.8

 

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左:SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 右:SONY FE 50mm F1.8

こちらは夕焼けを撮影してみました。赤色の発色は変わりませんが、中間層から上部の色の発色が異なります。

ツァイスは夜空を思い浮かべられるような青色が中間層から入っておりますが、ソニーは夕焼けの赤色を引きずっている色をしています。

 

SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA

 

SONY FE 50mm F1.8

 

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左:SONY Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 右:SONY FE 50mm F1.8

最後は夕陽が落ちたマジックアワーの時間帯での比較となります。

こちらも赤色部分は変わらぬ印象を受けますが、そのほかの部分は全体的に異なる色合いとなりました。

やはりツァイスはソニーと比べ青色の発色がよく、ソニーは全体的に赤色を含んだ紫色のような空色となりました。

 

 

いかがだったでしょうか。

前回同様ツァイスは比較的明るい鮮やかな色の発色、過度なく程よい表現をしてくれました。

対してソニー無印レンズは青空の諧調表現は少なかったものの、マジックアワーでの写真は青色の発色が落ち着いている分、淡く優しい印象を受けます。

 

前回は撮影条件によっては色の差が出ないときはありましたが、今回はすべての撮影にはっきりと差が出ました。

レンズの値段差がある組み合わせですが、特にマジックアワー・夕暮れ時の空色は思いのほか好みが分かれるかと思います。

 

やはり青空を撮影するときはツァイスレンズへの信頼性は高まった一方で、前回同様赤色を含んだ空を撮影すると、表現に疑問を覚えるときがありました。

今回は思いのほか夕焼け・赤色自体の表現に差異はありませんでしたが、全体のバランスを見ると日が落ちた夕暮れの空はツァイスは青の発色が濃い気がします。

ですが、ツァイスレンズの諧調表現が素晴らしく、表現が難しい赤と青が混じった中間色の空色がとても好みでした。

 

ここまで色々なメーカーのボディやレンズを試してきましたが、ツァイスで突き詰めていくのがいいかもしれないという結論がやっと出始めました。

欲張りかつすぼらな私は、青空も夕暮れもマジックアワーもすべて自分が好みな空色表現をしてくれるボディレンズの組み合わせを探しています…。

ツァイスも様々なマウントを出しておりますので、次回はツァイスレンズを共通にして、別のボディにて研究してみたいと思います。

 

 

あなたはどちらの空色が好みでしたか?

次回の空色表現比較もお楽しみに!

過去の【空色表現比較】記事はこちら




[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:22年02月07日 17時00分 ]

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