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【SONY】激軽!!500mm単焦点の描写力に驚愕!SIGMAの新製品

【SONY】激軽!!500mm単焦点の描写力に驚愕!SIGMAの新製品

SIGMA (シグマ) Sports 500mm F5.6 DG DN OSがLマウント、Eマウントから発売されます!
今回、発売前に試写させて頂ける機会を頂いたので、さっそく井の頭公園へ、野鳥を撮影しに行きました。

持ち出したカメラはα7CIIです。
レンズの重さは1,365g、α7CIIはボディ込みで約514gです。
初めて手に持った時は、軽さに驚きました。

公園について早速花と絡めて野鳥を撮ろうと梅の木が植えてある場所に赴きました。ひよどりと、メジロです。羽や細かな毛のディティールが素晴らしく、思わず何度も撮影後に拡大表示をして楽しんでしまいました。
前ボケも後ボケもなめらかで、鳥と花を撮影するシチュエーションでは嬉しい所です。

望遠レンズを使うと花も撮りたくなります。
花で一番重要なのはシャープネスだと私は思います。開放でありながらも花びらやめしべの柔らかさと、木の枝の艶感がしっかり描写されています。

井の頭公園は梅の花が少なく、土曜日のお昼に赴いたのでお花見を楽しむ人であふれていました。大きなレンズでは邪魔になってしまうところですが他の望遠単焦点と比べても小型軽量な為、間違いなく機動力も上がり、迷惑をかけてしまう心配も少なくなるのではないでしょうか。

また一脚が必要ないため、広い園内の移動も楽ですし、気ままにカフェに入って休憩できます。

レンズを持って散策しているとツグミの幼鳥がいました。木と木を行ったり来たりして、すぐ飛び立ってしましましたが、α7CIIの被写体検出にSports 500mm F5.6 DG DN OSが素早いレスポンスでピタッとフォーカスを合わせてくれたのでとても助かりました。

色々なところを歩き回ると、本当にたくさんの種類の野鳥に出会えます。

この日はメジャーなヒヨドリから冬鳥のシロハラまで、10種類以上のたくさんの鳥に出会うことが出来ました。

 

なお、Sports 500mm F5.6 DG DN OSはソニー機で使用する場合、連写コマ数の制限があり、最大でも秒間15コマです。
ここにが懸念点になってしまっている方も多いのではないでしょうか。

私もすばしっこい小鳥を撮るのが好きなので、不安になるお気持ち、とてもよく分かります。
もしここでα1やα9IIIを持ち出してしまうと、連写コマ数についてはオーバースペックになってしまい秒間15コマで頭打ちとなりますし、総重量も2000gを超えてしまいます。そのため、元から最大10コマのα7CIIを持ち出し、被写体認識で勝負に挑みました。
α7CIIやα7IVが秒間の連写コマ数の最大が10コマですが、それ以上の連写撮影できるカメラを使えば、秒間15コマまでの撮影が可能です。いつかα9シリーズやα1でも使用してみたいレンズです。

ここからはα7CIIとの相性の良さについても触れさせていただきます。
秒間10コマでもしっかり狙いを定め待っていれば、飛び立つところも捉えることが出来ました。被写体認識の精度が高く、10コマの連写でも撮影できた写真です。

また、ソニーEマウント版についてはテレコンバーターには対応していないレンズではありますが、野鳥撮影では500mmでは足りない場面に多々遭遇するかもしれません。
しかしながら元が500mmであれば、APS-Cクロップモードを使用する事で750mmまで稼ぐことが出来ます。

クロップ撮影をしてもSports 500mm F5.6 DG DN OSの描写力は健在です。SONYのα7CIIの画素数が3300万画素ですので、APS-Cクロップをした場合でも1400万画素ほど残る形になります。こちらはAPS-Cサイズにクロップしていますが、破綻することなくカモの嘴に付いた水滴まで映してくれています。

また、撮影時にはクロップを行わず、撮影後のRAW現像時にクロップをしてみましたがこちらでも素晴らしい結果です。可愛く撮影できたと思っていたメジロが思っていたよりも遠かったため、クロップして被写体に大きく寄ってみましたが、驚くほど綺麗に解像されていました。

実際に表情がはっきりわかるくらいにまで切り取ってみました。
細かい羽や、瞳をこれでもかとはっきり描写してくれています。

α7CIIのAPS-Cクロップのノイズ耐性もさることながら、レンズの解像度の高さに感動しました。
撮影後にどうしても拡大したい。という場面も何度も遭遇してきましたが、Sports 500mm F5.6 DG DN OSであれば安心して切り取ることが出来ます。

 

ノイズ耐性にも触れていきます。

動物が好む物静かな林の中や、羽根の動きの速い小鳥を撮るときはどうしてもシャッタースピードを上げなくてはなりません。
しかし、絞りやシャッタースピードで捉えることが出来る光には限界があります。その限界をISO感度でカバーしたいところですが、ISO感度をあげるとどうしてもノイズが気になってしまうと思います。

このカモがいたのは薄暗い小川です。絞り開放でもf5.6なので、できるだけシャッタースピードで抑えたかったところですが、水浴びをバシャバシャと楽しんでいて、シャッタースピードも1/2500が限界でした。そのためこの写真のISO感度は5000となっています・

高画素なα1や、グローバルシャッターを搭載したα9IIIでISO5000で撮ってしまうとノイズ感がより顕著になってしまいますが、α7CIIのISO5000で撮影した際のノイズのなさに驚きました。

SIGMA  Sports 500mm F5.6 DG DN OSの重さは1,365g。SONY FE100-400mm F4.5-5.6 GM OSSが 三脚座別で1395gですので、ほぼ同等の重量になります。

このFE100-400mm F4.5-5.6 GM OSSですが、野鳥撮影に行く際は必ずテレコンが必須になってくるかと思いますが、
テレコンを着けてしまいますとF値もテレコンの倍率に比例して下がってしまうので、実質500mmの方が明るくなります。

様々なおすすめポイントをご紹介させていただきましたが、やはり一番のメリットはこのサイズ感と重量です。
自然の中で暮らす動物の撮影は粘り勝負な場面が多く、少しでも体力は温存したいところです。

以前、FE400mmF2.8GMを持って野鳥を撮影にいった時は、レンズ単体でも2895gという重量から3時間ほどで腕がしびれてしまい、腕を持ち上げる体力が奪われてしまいました。超望遠の単焦点は一脚が必須だと反省した出来事です。
しかし、このレンズの重さは1,365g。木の上の方にいるエナガやコゲラなどを長時間撮影していても疲れ知らずでした。

α7CIIはファインダーが左上にあり、ファインダーを覗くと右ひじを上げて脇を開ける態勢になるため、重い望遠レンズを持って撮影の出てしまうと疲れやすいのですが、今回は問題なく写真の撮影に集中出来ました。

広い場所を移動したりするのに重いレンズは相性が悪いので、野鳥を撮るときは一つのポイントでじっとしていることが多いのですが、このレンズだとお散歩や風景を楽しむ余裕が生まれて充実した時間を過ごすことが出来ました。

発売が待ち遠しい一本です。

▼ご予約受付中!▼








[ Category:etc. SONY | 掲載日時:24年03月12日 17時00分 ]

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