更に、更に、暑くなりました。
これを書いている時は、東京は大雨ですが、また戻るでしょう。
皆さん、体調には気を付けて、ご自愛ください。
今回は、この季節にちょっと涼しいところに生えている植物です。
はて、何でしょうか。
青々とした葉っぱたちです。
寄ってみて、葉っぱの間から覗かせている花が特徴です。
「コウホネ・河骨」と言います。
和名は川底を這うワサビ状の白くて太い根茎が白骨のように見えるところから付けられました。
日本自生の水草です。
根の茎から水中葉と水上葉を出します。
写真は水上葉です。
水中葉は、これを細長い膜質で昆布のような感じです。
花は蝋細工の様で、外側の花弁に見える五枚は花びらではありません、萼になります。
中に雄しべを囲んで、小さな花弁がたくさんあります。
炎天下、この花を撮るとこの黄色が飛んでしまいがち、この時は多少曇りだったので蝋細工感が出たように思えます。
花には花の合う天気があると思います。
コウホネの根茎を乾燥させたものは漢方薬になります。
止血 、 鎮静 、 強壮 、 健胃 、 利尿 などの作用があります。
生薬(しょうやく) の一つ、「川骨・センコツ」と言われます。
ちなみに、コウホネはスイレン科、蓮や羊草の仲間です。
【参考文献】
フィールドベスト図鑑17巻 日本の薬草 監修: 矢野 亮 出版社: 学研
大きくて見やすい! 比べてよくわかる! 山野草図鑑 (朝日園芸BOOKS) 金田/洋一郎(著) 朝日新聞出版
持ち歩き! 野草・雑草の事典532種 金田 洋一郎 金田 初代 (著)出版社 : 西東社
持ち歩き! 花の事典970種 知りたい花の名前がわかる金田 初代 (著), 金田 洋一郎 (写真)出版社 : 西東社
日本の水草 (ネイチャーガイド) 角野 康郎 (著)出版社 : 文一総合出版
日本の爬虫両生類157 (ポケット図鑑)大谷 勉 (著)出版社 : 文一総合出版
今回、撮影をしてる最中、足元にごそっと飛び出して来ました。
個体は結構いるのに、なかなか、一か所に踏みとどまらないので撮影が出来なかった「かえる君」の撮影が出来ました。
「ツチガエル」と言います。
一般には「イボガエル」と呼ばれています。
つかむと異臭を放つので嫌われているようです。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。