このシリーズも、50回になりました。
まだ、ホンの一部だけしか、やっておりませので、これからもお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。
先月は、さくら、サクラ、桜のブログが目立ちました。
私も、【マイストックフォト】α77II 去年撮った近所の公園の桜たち
【SONY】この季節に咲く花(49) と載せてきました。
その続きで、載せてない桜の品種を前編、後編で紹介します。
色んな形、色、名があり、単純に花見で一杯だけではなく、奥の深さを感じていただければ幸いです。
今回は、地元でも桜の品種が多い公園へ電車とバスで1時間を掛けて行きました。
SONY α7RIV ボディ ILCE-7RM4A +SIGMA Art 105mm F2.8 DG DN MACRO (ソニーE用/フルサイズ対応)で撮影しております。
最初は、この桜です。
あれ、染井吉野・・・、「アメリカ」と言います。
その昔、明治時代、東京とアメリカのワシントンの親善のために寄贈されることになりました。
サクラがワシントンのポトマック河畔に植えられました。
しかし、第二次世界大戦による被災や戦後の急激な都市化などにより多くのサクラが失われていきました。
ワシントンにお願いして、以前東京から贈ったサクラの苗木をもらい大きくなった里帰り桜です。
ワシントンに送られた染井吉野の実生から作られたと言われてます。
次は「白妙・シロタエ」と言うサトザクラの栽培種です。
八重桜の中でも、一番の大輪です。
三番目は「高砂・タカサゴ」と言います。
これも、里帰り桜の一つで、別名「ワセミヤコ」と呼ばれてました。
四番目は、「手弱女・タオヤメ」と言います。
里桜の園芸品種です。原木が京都の神社にあります。
この漢字、大学受験問題で出題されたのを思い出しました。
意味は、たおやかな優しい女性の事です。
五番目は「薄墨・ウスズミ」と言います。
サトザクラの栽培品種で白色の花と黒っぽい枝の色合いから名が付きました。
岐阜県根尾村の「淡墨桜」、愛媛県松山市にある「薄墨桜」とは別のものです。
六番目は「嵐山・アラシヤマ」と言います。
名前の由来は、京都の桜の名所にちなむものです。
花弁の縁の色が濃く、円形で大きい花を咲かせます。
七番目、「太白・タイハク」と言い最大級で3cmほどの花を咲かせます。
日本では絶えたと思われた品種をイギリスのイングラム氏が輸入栽培していたものが逆輸入した里帰り桜です。
前編は、ここまでです。
後編もお楽しみに。
十五年くらい前から、デジタルで桜の写真を撮っております。
当たり前ですが、その頃の画像とは比べ物にならない位、SONY α7RIVの撮った花びらの質感が違います。
見比べて、品種の違いも分かります。
その頃に撮った写真を取り直したくなりました。
【参考文献】
サクラハンドブック大原 隆明 文一総合出版
日本の桜 (フィールドベスト図鑑)10巻 学研
江北の五色桜 : 荒川堤の桜ガイドブック「江北の五色桜」編集委員会 編 江北村の歴史を伝える会
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。