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【SONY】GMレンズで観葉植物を撮る

今回のブログでは、SONYのα7IIIとFE50mmF1.2GMレンズを持って実家に帰省した時の写真をご紹介させていただきます。

ほとんどの作例をF1.2の開放での撮影しています。

久しぶりに帰った家には植物がたくさん植えられていました。

育て始めたサボテンが終わりなく増殖してしまい、母がそれにハマってしまったそうです。

私の家には、数十年前に買って使わなくなった薪ストーブがありますが、今や母の趣味の観葉植物を飾る棚と化しています。

父の実家では薪を焚べて暖をとっていたらしく、どうしてもということで十数年前に購入。毎年冬になると父は嬉々として薪を割っていました。

父のやり方は何かが間違っていたのか、火をつけてから少なくとも一時間は煙が部屋中に充満していました。

真冬に家族全員ダウンコートを着て部屋中の窓を全開にして、扇風機で煙を屋外に逃がし、煙が出きったらやっと温まれる日々でした。文句を言おうものならダウンジャケットを剥いで追い出されてもおかしくない鬼のような父でしたので、地獄のような思い出です。

腰が痛いということで、5年ほど前に薪割を引退。それからは大きなオブジェとして、リビングにたたずんでいます。

数年ぶりの帰郷。リビングに入って目に最初に飛び込んできたのは草まみれになった思い出の薪ストーブ。

少し錆びて茶色くなってしまったボディと生い茂る草があまりに廃墟のようで、思わず笑ってしまいました。

私がカメラを始めたのは4年ほど前なので、この薪ストーブに父が現役で葛藤している姿を残すことが出来なかったのが残念でなりません。

今回は母の趣味で埋め尽くされたこの子を写真に残すことが出来るので、後悔が無いように、沢山シャッターを切りました。

あまり褒められたことではないのですが、我が家には物が多い。ですが開放にするとGMレンズ特有のとろみの強い滑らかなボケで気にならないどころか草木の雑多感がよりオシャレに映えてくれています。

家にある木や花が一体どんな名前なのか、私には分かりません。どんな目的でこんな形や生え方をしているかもわかりません。ですが寒い真冬の家も、この植物たちのおかげでなんだか暖かく感じました。

なんだか空気もおいしく感じます。

50mmの画角は撮りたい被写体以外の余計なものが入ってこないので、やはり物撮りにはちょうどいい画角だと感じました。

FE135mmF1.8GMやFE85mmF1.4GMもSONYのGMラインにありますが、どうしても狭く家具も多い自宅だと、50mmくらいが私には丁度よく感じます。

こんなに植物があって虫は寄ってこないのかと尋ねたら、「冬だから…」と一言だけ答えた母。夏も終わりを迎えそうな今、家のことが心配でなりません。

父の趣味が父の手を離れ、母の趣味のアイテムとして使われていた薪ストーブ。今では母の大切なプランターラックとして活躍中です。


[ Category:SONY | 掲載日時:22年09月09日 18時00分 ]

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