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【Voigtlander】史上最高性能の準広角レンズを愉しむ

【Voigtlander】史上最高性能の準広角レンズを愉しむ

“ APO-LANTHAR 
Voigtlander (フォクトレンダー)史上、究極の性能を追求したレンズにつくその名称。

“NOKTON”がなめらかな大きなボケ味を楽しむレンズなら、“APO-LANTHAR”は圧倒的な描写力、解像力を楽しむレンズといったところでしょうか。

高い描写性能は昨今の高画素センサーにも引けを取らない写りから大人気となっていた『APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical』。中でもニコンZマウント用の本レンズは「NOKTON」レンズと並んで非常に大好評でした。ところが惜しまれつつ姿を消すことに。
そして先の『APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II』に次いで、35mmも『APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II』となり再登場が決まりました。

50mmとともに、私の相棒として活躍する前モデル『APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical(ニコンZ用)』を同じく相棒のNikon『Z9』とで撮影してきた写真と共にその良さを語りたいと思います。

コンパクト、そして高性能高精細。荷物を増やせない旅路にはこれが欠かせません。それを叶えてくれるのが本レンズなのです。マニュアルフォーカスのレンズで当然レンズ内手ブレ補正は搭載しておりませんが、『Z9』の強力な手ブレ補正があれば問題ありません。

夜が更けるころ、岸壁から力強く動き出した船は波をも気にせず煌々と光る都心の夜景を横目に南下していきます。デッキに出て夜景を眺める者、仲間たちと宴を催す者、様々な人が交じり合う空間は飛行機や新幹線などとはまた違った趣があります。夜景を満喫した後、アルコールを体内に少し入れて横になると、あっという間に目的地を告げるアナウンスで起床します。港からバスに乗り換え、もう一つの港町へ。そして食堂でまずは朝ごはん。島とうがらしの辛みを移した醤油に漬けた魚を酢飯にのせた“べっこう丼”。ピリッとしたアクセントが寝起きの身体に良い刺激となり、一日の活動の源になります。レンズの最短撮影距離は0.35m。卓上の料理も楽々写すことができます。

レンタサイクルを借りて、島内をサイクリング。観光のオフシーズンかつ平日は人が少なく快適ですが、交通手段も限られるので自ら動くのが一番です。島の真ん中にある三原山を目指して、傾斜路を登り続けます。途中、振り返ると大海原と富士山の姿が。果ての離島のように感じますが位置あいは相模湾沖。湘南から見える島も実際に降り立ってみると不思議な感覚になります。

空を写し取ると顕著になりますが、同シリーズの50mm程では無いものの多少の周辺減光はあります。しかし、アポクロマート設計により、軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除されており、クリアでシャープな描写となっています。

ところ変わって四国は高知の海沿い。廃校を改修し水族館に変えてしまった町を訪ねます。兼ねてより訪問したいと思っていたこの施設。廃校のノスタルジックさとオリジナリティの溢れる展示に心が温まります。建て替えではなく改修しての開館なので、教室も保存されておりその通路には水槽が並び地元の魚たちが展示されています。また、廊下によくある水洗い場ですが覗いてみるとなんとイセエビが。既存の設備を活かしながら展示が行われているのはとても魅力的でした。

レンズの重さは360g。レンズの全長も70.4mmしかありません。荷物の重量を気にしなければならない飛行機の旅路であっても苦なく持っていくことが出来ます。かえって今回はZ9の大きさの方がネックになるほどでした。

マクロレンズではないですがガラス近くまで近づけて撮影しても非常に高精細なことが分かります。水槽には、地元の定置網にかかった生き物や飼育員が採集した魚がゆったりと泳いでいます。遠い地域の珍しい生き物も良いですが、一見地味とも言われかねない地元の魚たちをじっくり見る機会も多くはなく、それらをじっくり見ていられるのはとても良い空間でした。廃校のノスタルジックさも含めて、旅行者ではありましたがなんだか自分も町の住人になったような錯覚さえ覚えてしまうほどでした。

学校と言えばプールは欠かせませんが、もちろんそのプールにも魚たちが暮らしています。昔は小学生達の声が響き渡っていたであろう25mプールはすっかりそのまま大水槽へと変身していました。様々な魚が混泳しており、サメも混じっていました。サメの目先に沈んでいるのはサメの卵。独特な形の卵殻に包まれたそのフォルムは何度見ても神秘的だと感じます。もうひと区画にはウミガメたち。過去に年間日照時間が全国一になったこともある高知の温暖な日差しを浴びてのんびりとすごしていました。

35mmと50mmとでその差はたったの“15mm”ですがその違いが良く、お気に入りの2本です。35mmは広すぎずかと言って狭くないのでその場の雰囲気を残したい時に持って行って撮影することが多いです。またクロップ(トリミング)を行えば換算で52.5mm程度となり、1本で2本分の活躍もしてくれます。

本レンズも50mm同様、ニコンZマウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化されています。加えて、電子接点を搭載しているので、フォーカスポイント枠色変化によるピント合わせやピーキングによるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせを使用することが出来ます。ビルドクオリティの高さはフォクトレンダーならでは。滑らかなヘリコイドの感触はたまりません。

本レンズは最短撮影距離が0.35mと被写体に接近しての撮影も得意ですが、新しく登場する『APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II』はフォクトレンダーの他ニコンZマウントレンズとデザインが統一されるだけでなく、最短撮影距離が0.27mに変更されています。より接近しての撮影も可能となることから撮影する写真にもバラエティさが生まれます。準広角という画角は、広く撮りつつ被写体が小さくなりすぎない程よい広さで、また時にはグッと被写体に近づいて被写体を印象的に撮影することも可能です。

ぜひ、リニューアルのタイミングで最新のマニュアルフォーカスレンズに触れてみるのはいかがでしょうか。後継レンズも人気が予想されますので早めのご予約/ご注文が吉です。

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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander | 掲載日時:24年12月06日 17時00分 ]

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