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【Wish Upon a Star】Vol.7 PENTAX HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

【Wish Upon a Star】Vol.7 PENTAX HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

6月に入り、肌にじっとりとまとわりつく湿気を感じる今日この頃。
午前中はカラッと晴れているものの、お昼を過ぎる頃からもくもくと雲が増えてくる。そんな日が増えてきたように思います。
新緑の季節を迎え、大地に芽吹く木々の呼吸が増えて水蒸気量が増しているからであります。

一方でサーっと降る雨も多くなってまいりましたが、それはチャンスの雨。
大気中の余計な塵などが洗い流されて、霞んだ空をリセットしてくれます。

今回ご紹介するのはPENTAXから発売されている「HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW」です。

各社メーカーから様々なレンズが登場する中、それぞれの上級ラインには特別な冠が与えられるもの。
PENTAXのレンズは、そのレンズ名に★(スター)が与えられています。
PENTAXレンズの最高峰シリーズのスターレンズは、優れた描写性能と表現力、操作性と耐環境性能を備えた妥協なき高性能を追求したレンズとなっています。
頭のHDは、PENTAXのHDコーティングを表しており、「より高品質な光学特性」を目指して作られたコートで、反射防止性能が格段にそれまでのレンズに比べて向上しています。
また、”DA”はAPS-C一眼レフ機に対応したデジタル用レンズ。
EDはExtra-low Dispersionの略で特殊低分散ガラスの意。スターレンズとしての高い要求性能を満たしつつも、小型・軽量化を実現しています。
DC(直流モーター)はレンズ内DCモーターによるオートフォーカス機構。
AW(All Weather)は防塵・防滴仕様を表し、雨天や霧の中、水しぶきのかかる環境等での耐久性や堅牢性を高めています。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:90.0秒 / ISO:1600 / 焦点距離:18mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

ボディはPENTAXのK-3 Mark IIIを使用して撮影しています。
K-3 Mark IIIは2022年3月公開のファームウェアアップデートにより、それまでアストロトレーサーの使用に必要だったGPSユニット「O-GPS1」を使わずにカメラ単体でアストロトレーサーが使用できるようになりました。
そのため、気軽に長時間露光を行えるようになり、センサーサイズが小さいことによる欠点を補えるようになりました。
上記の写真の露光時間は90秒。つまり1分半もの間、露光していたことになりますが、星が線ではなく点で撮影されていることが分かります。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:50.0秒 / ISO:800 / 焦点距離:11mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

センサーサイズがAPS-Cサイズなので、大胆にISO感度をあげることが出来ません。
ところがアストロトレーサーを使用することで十分な露光量が得られるため、ISO感度を下げつつ、露光量を増やすということを容易にします。
O-GPS1を用いずに天体追尾撮影を実現する新たな簡易赤道義機能「アストロトレーサーType3」ですが、通常、ズームレンズはワイド端とテレ端のみ使用が可能です。
ところが、本レンズと「HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AW」、「HD PENTAX-DA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR RE」はズーム位置に関係なく使用可能です。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:50.0秒 / ISO:800 / 焦点距離:11mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

撮影していると薄らとガスが広がり、星々や山の麓の電光がソフトフィルターをかけたように滲んでくれました。
そのおかげか明るい星が強調され、存在感が増します。
写真中央上部の北斗七星がお分かりいただけますでしょうか。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:3200 / 焦点距離:11mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW

星を撮影していると毎回あっという間に薄明を迎えます。
絞り開放のF2.8で撮影していましたが、星はもちろんのこと、富士山などの景色もハッキリと写っていることが分かります。
中心部だけでなく周辺部までもシャープに写す本レンズのポテンシャルに驚かされます。

レンズ側面には「CLAMP」と書かれたスイッチがあります。
これがとても便利で、ONにすることでフォーカスリングとフォーカスレンズ群の連動が解除されます。
そのため、精密なピント合わせの後にONにすることで、不用意にフォーカスリングを触り、レンズのピント位置が動いてしまうという事故を防止します。

山間部等で夜間撮影していると気になるのがレンズの結露やくもり。
タイムラプス撮影の連続撮影をしているとレンズに光を当てて確認したり、拭いたりすることができません。
そのような時にあると嬉しいのがレンズヒーターですが、本レンズはレンズヒーターの装着を意識した外装形状が採用されています。
ベルトタイプのヒーターが巻きやすいようズーム、ピントリングとレンズ鏡筒に凹凸が目立たない形状となっているほか、レンズ先端付近にはワイヤータイプのヒーター用の溝を備えています。

絞り:F3.2 / シャッタースピード:13.0秒 / ISO:800 / 焦点距離:18mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW + Kenko PRO1D プロソフトン クリア(W)

焦点距離は35mm判換算で17~27.5mm相当の画角をカバーしているため、広くも撮れますし、広角だと小さくなりがちな星々を寄ることで効果的に写すこともできます。

【上】絞り:F2.8 / シャッタースピード:90.0秒 / ISO:3200 / 焦点距離:18mm
使用機材:PENTAX K-3 Mark III + HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW + Kenko PRO1D プロソフトン クリア(W)
【下】Adobe Lightroomにてレタッチ

1枚撮りで撮影した写真をAdobeのLightroomを用いてレタッチを行ってみました。
アストロトレーサーを使用しているため前景の木々がブレていますが、露光時間を長くしたおかげで星々の色までしっかりと残っていることが分かります。
今回は1枚撮りですが、インターバル機能等を用いて撮影枚数を増やしてスタックすることでノイズをさらに減らしたり、前景はアストロトレーサーを使用せずに撮影して後から星空と合わせたりする方法もあります。
また、明るさの調整も白潰れがないように暗めに撮ってあとから持ち上げる方法と、白潰れしないギリギリ程度に明るく撮影してあとから下げる方法とがありますが、夜間のノイズが気になるシーンだと後者の方が簡単に調整が効きます。アストロトレーサーを使用することで簡単に明るく撮影することが可能となり、絞って解像感を増したりと自由度も上がるのでおすすめです。

PENTAXのスターレンズとして広角側のズーム全域絞り開放F2.8を担う「HD DA★ 11-18mm F2.8 ED DC AW」。
意味は異なりますが、まさに星を撮るスターレンズと言っても過言ではない性能を備えている本レンズ。
是非これからの季節に使いたいレンズです。

[ Category:PENTAX & RICOH | 掲載日時:22年06月04日 11時00分 ]

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