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【タイムズフォト】カラーネガ処理のモノクロフィルム、イルフォードXP2 SUPERとコダックBW400CN

「撮ってその日にお店で現像。お手軽モノクロフィルム」

久しぶりの書き込みとなってしまいました。パウセカムイです。

ちなみにパウセカムイというのはアイヌ語でキツネという意味です。
「カムイ」は神を意味する言葉なのですが、アイヌ語においては動物を意味する言葉の多くに「カムイ」がつきます。
動物は神の使い、という考え方ですね。
だから決してカミサマを僭称しているわけではありません。
(HNとしてはちょっと大げさすぎたな、と反省はしています)

さて、この仕事について、かつて大好きだった「写真」と再び出会い、
はじめはMF一眼、次第にレンジファインダーカメラとフィルム写真への傾倒を強めて行ったわたしですが、
長いブランクをへて再びフィルムに触れるようになり、更に以前と違いプリントではなく、主にスキャンして楽しむようになって思うことは「フィルムって知らない間にしっかり進歩していたんだなあ」と言うことです。

あざやかできわめてシャープなリバーサルフィルム、
高感度なのにPCのモニターで見ても納得の粒状性を誇るカラーネガフィルム、
息をのむほど超絶微粒子なプレミアムカラーネガフィルム・・・

考えてみれば入れるフィルムによってイロイロな結果を楽しむことができる、というのは
デジタルカメラでいえばそのときの気分で撮像素子を入れ替えるようなもの。
なんだかすごく贅沢なことをしている気がしてきました。

日常的にフィルムカメラを使う環境があるのなら、この「豊饒なるフィルムのせかい」を楽しみつくさない手はありません。
せっかく毎日ウロウロと歩き回るのであれば毎回違ったフィルムを試してみようと思います。
さて、記念すべき第一回に選ばせていただいたのは「撮ってその日にお店で現像。カラーネガ処理のモノクロフィルム、イルフォードXP2 SUPERとコダックBW400CN」です。

レンジファインダーカメラでスナップを撮っていると、やっぱりモノクロ写真が気になってきます。
でも「どうせスキャナで読んでデジタル化するんだからカラーネガで撮っとけば、カラーもモノクロもあとで自由自在じゃん」
 そう思っていたわたしがコダックBW400CNをカメラに入れたのはほんの気まぐれから。

一本撮り終わってお店に出すまではそれほど期待していなかったのですが上がりを受け取り、スキャンしてみてびっくり。
緻密でシャープでなんだかいい感じです。
同じISO400でも、普段使っているカラーネガの400をモノクロ変換したものとくらべてると1ランクシャープな気がします。
こうなるとイロイロ試してみたくなるもの。

「他にも同じようなフィルムあったよな、たしかニナライカに出てきたような」 とフィルム売り場を探して、もうひとつ見つけた「PROCESS C-41」の文字。イルフォードXP2 SUPERです。
Canon IIs改 & Voigtlander ULTRON 28mmf1.9
Canon 7s & Canon 35mmf2.8

さっそく2種類のフィルムをとっかえひっかえカメラに装填して新宿の街を逍遥。
今回の主な使用カメラは新旧キヤノンレンジファインダー(といっても両方数十年前の機種ですが)。
「M3ショック」直前の1955年リリース。脂ののりきった時期のバルナックキヤノン「IIs改」と
レンジファインダーキヤノンの掉尾を飾ったCds露出計内蔵機。1965年リリースの「7s」です。


イルフォードXP2 SUPER(上)とコダックBW400CN(下)

さて、同じようにカラーネガ処理(C-41処理)でモノクロ写真を得られるこの2種類のフィルムですが、結構違いがあります。
普通のカラーネガ同様オレンジベースのコダックBW400CNは「モノクロ画像の出てくるカラーネガフィルム」といった雰囲気であるのに対し、
イルフォードXP2 SUPERのほうは「カラーネガと同じ処理で現像できるモノクロフィルム」という感じ。

スキャン時の設定も
コダックBW400CNは「カラーネガフィルム」、
イルフォードXP2 SUPERは「白黒ネガフィルム」が適しているようです。(EPSON Scanの場合)

感じとしてはコダックBW400CNのほうは滑らかでつるっとした感じ、イルフォードXP2 SUPERのほうは、ざらっとした感じでとてもシャープ、といった印象です。(あくまでも印象です。)


Canon 7s Canon 35mm f2.8 (L)
Kodak BW400CN


Canon IIs改 Voigtlander ULTRON 28mm f1.9 (L)
ILFORD XP2 Super

画像はEPSON Scanの自動露出で吐き出されたもの。
この状態では特にイルフォードのほうは、かなり青いです。
ふだんはPhotoshopやピクトリコのGEKKO DIなどでここから好きな色調に修正したりしています。

わたしは写真部出身ではなく、モノクロ現像処理をしたことはありません。
「温度とか時間とかをコントロールして自分なりのトーンを見つけ出す」
というような本格的なモノクロ現像からみれば
「なんちゃって」
なのだとは思いますが、気軽にモノクロの魅力に触れるにはこの2種のフィルムは「あり」だと思います。

なんといっても普通のカラーネガと同じように出してすぐ現像してもらえる気軽さは大きいです。


Canon 7s Canon 35mm f2.8 (L)
Kodak BW400CN


Canon IIs改 Voigtlander ULTRON 28mm f1.9 (L)
ILFORD XP2 Super


Canon 7s Canon 35mm f2.8 (L)
Kodak BW400CN


Canon IVsb SERENAR 35mm f3.5 (L)
ILFORD XP2 Super


Canon 7s Canon 35mm 2.8 (L)
Kodak BW400CN

56年前のおじいさんカメラIIs改にとっては想定されていなかったであろうISO400という高感度ですが、結果はまったく問題なし。
フィルム装填的には面倒なバルナックの底蓋のみ開放式構造も、遮光という点では理にかなったものであることがよくわかります。

ISO400という高感度、速いシャッター速度を使えたのが良かったのか、失敗カットの少ない満足感の高い二本でした。

いやーそれにしても楽しい、楽しすぎます。次はどんなフィルムを使おうか、レンズは何を使おうか夢がひろがります。

「フィルム写真は死なず。未だ消え去りもしない。」です!

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[ Category:etc. | 掲載日時:11年04月11日 11時58分 ]
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