【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】帰ってきたドラえもん
昨年9月、神奈川県川崎市にオープンした「藤子・F不二雄ミュージアム」。
沿線を走る小田急電鉄では、藤子・F不二雄さんの漫画のキャラクターをデザインしたラッピング車両を走らせています。
新宿側の先頭車には、ドラえもんやパーマン、キテレツ大百科などに登場するキャラクターが。
一方の小田原側の前面にはドラえもんと、オープン1周年を記念するマークが入っています。
実はこのラッピング車両、昨年の8月から運転を始めたのですが、東京都の屋外広告物条例に抵触したため、2ヶ月で運転を止めてしま
った経緯があります。
これが昨年走っていたラッピング車両。
乗降用のドアをドラえもんの秘密道具「どこでもドア」に見立てて、側面いっぱいにいろんなキャラクターがデザインされています。
東京都の条例では、ラッピング広告の面積を10%以下までとしており、それに触れてしまいました。
ミュージアムからの広告費を受け取らず、あくまでキャラクターの使用の承認を受けた車両塗装ということで運転を始めた車両でした
が広告ラッピングと見なされてしまったようです。
しかしその後、復活を望む多くの要望が寄せられたため、面積問題を解消した新デザインで先月より運転を再開しました。
写真ではかなり分かりづらいですが各車両が色分けされ、いろんなキャラクターがちりばめられています。
以前のデザインを知っていると、少々物足りなく感じてしまいすが、再度復活させてくれた小田急電鉄の努力には頭が下がります。
多摩川を越えた神奈川県川崎市では、車体全面がデザインされたバスが活躍しています。
こちらは川崎市交通局の運営なのである意味、市のお墨付き。隣接する地域でここまで対応が違うのかと思うと不思議な感じです。
大幅なデザイン変更があったものの、「さようならドラえもん」の後に「帰ってきたドラえもん」に続くのは原作と一緒。
今日も可愛らしいラッピングの車両が見れるのは嬉しいものです。
ミュージアムへを結ぶバスが発着する登戸駅に建つドラえもんの銅像も心なしか嬉しそうに感じました。