『InterBEE 2015』見学レポート その1
音と映像と通信のプロフェッショナル展として知られる国際放送機器展『Inter BEE 2015』が、11月18日(水)から11月20日(金)にかけて千葉・幕張メッセにて開催されています。年々スチルカメラとビデオカメラの境界がなくなってきているデジタルカメラ機器。今年もマップカメラが会場の様子をいち早くレポートしたいと思います!
まずはSONYブースから。4Kも撮影できるスチルカメラとして『α7SII』の登場などが記憶に新しいですが、モニターや編集機器、放送業界向けの専門的な機材などを多く手がけているメーカーです。
中へ入ると4K動画撮影が可能なビデオカメラがずらりと並んだタッチ&トライのコーナーも。普段なかなか試す事ができない機材を手にする事ができます。
以前テレビ局で働いていた経験があるのですが、スタジオのサブルームにこういった機材がたくさん並んでいたのを覚えています。
今回のSONYブースは映像編集や放送機器などをメインをした専門的な製品の展示が目立ちました。
続いてはCanonのブースのご紹介です。スチルカメラの視点から言うと一眼レフの動画機能を映像業界のプロが使用出来るレベルまで持ち上げたCanon。EOS 5D MarkIIの登場で映像表現が変わったと言われています。
新製品の『EOS C300 MarkII』。従来の4K動画機能に加え、EOS70Dで採用されていたデュアルピクセル CMOS AFが搭載され、ワンマンオペレートが強化された最新モデルです。
キラリと輝くAPS-Hサイズのセンサー。なんと2.5億万画素というとんでもないスペックのセンサーなのです!!
そしてこれが2.5億画素のセンサーを積んだカメラ。なんだか大昔のボックスカメラのような風貌です。
展示モニターでその作例が流れていたのですが、10km先を走るトラックのラッピング文字が見えるという驚愕映像でした!
続いてこちらのビームライフルのようなカメラ。最高高感度がISO400万という超高感度撮影が可能なカメラです!
『ME20F-SH』と呼ばれるこのカメラの本体は箱型の部分です。なんと2015年12月上旬に発売されるということ!このカメラの登場で今まで見たことのない映像世界が生まれるかもしれません。
続いては業務用ビデオカメラのレンズや映像編集・保存用メディアなど多くの製品を手掛けるFUJIFILMブースのご紹介です。
4K対応の大きなビデオカメラ用レンズの展示がたくさんありました。
放送局ではおなじみのベーカムなどもFUJIFILM製の物が多いです。
そして新製品として展示されていたのが、容量15TBの磁気テープを使用したメディア『LTOテープ』。
知らないところで磁気テープはこんなにも進化し続けていたんですね。
直接収録などで使うものではなく、完成した映像作品を長期保存するためのアーカイブ用メディアということです。