【インタビュー】全ては“決定的瞬間”のために。OM SYSTEM「OM-1」が可能にした写真表現とは?|ソフトウェア編
OMデジタルソリューションズが、2022年3月18日に発売したミラーレスカメラOM SYSTEM「OM-1」。今回のインタビューではOM SYSTEM「OM-1」の開発を担当した川口 勝久氏(OMデジタルソリューションズ株式会社)にカメラを設計する上で大切にしていることなど、ソフトウェアの視点から伺いました。
より進化した「コンピュテーショナル フォトグラフィ」機能や全てを見直すことで一新した「メニュー構成」など、ここでしか聞けない貴重な内容が満載です。
本編映像
動画チャプター
00:00 オープニング
00:41 「コンピュテーショナル フォトグラフィ」とは
01:48 進化した撮影機能について
04:40 一新した「メニュー構成」
07:01 OM Workspace(AIノイズリダクション)
08:12 ユーザーへのメッセージ
コンピュテーショナルフォトグラフィとは?
川口 氏:
OMシステムは、従来PCなどを使った後処理で実現していた合成技術をいち早くボディにとりいれ、先進のデジタル表現を簡単に実現する事に取り組んできました。これまで撮影した画像を自宅に帰ってから合成処理していた事を画像処理エンジンや撮像センサーの高速化により、その場でリアルタイムに合成処理、仕上がりの状況を確認しながら撮影を可能とする機能を多数開発して搭載しています。
川口 氏:
自宅に帰って編集するまで仕上がりがわからないのではなく、ユーザーが出会った「決定的瞬間」や感動を逃さず、イメージ通りに記録する事ができる。それが「コンピュテーショナルフォトグラフィ機能」です。例えば、ライブNDでは波打ち際の空の反射が滑らかになる様子や滝の流れる表現のバランスを確認しながら、ライブコンポジットでは星の軌跡や車や船のライトが流れて写る状況を確認しながら撮影可能です。
川口 氏:
どのような作品に仕上がるのか?その様子をカメラのモニターで確認できる事で撮影の設定や構図の決定を迷うことなく行えます。雲の流れる様子や、光の軌跡を実際に確認しながら撮ることができるのは「コンピュテーショナルフォトグラフィ機能」だから実現できている事となります。
※このインタビューの続きは、ぜひ動画でご覧下さい。
インタビュー第一弾、デザイン編はこちら↓
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