【タイムズフェス】日本「道」探索
突然ですが道は好きですか。
私は好きです。特にゆるくうねるような道が好きです。
この先はどうなっているんだろう、なんでこんな形になったんだろう。
そんな事を考えさせてくれる道が大好きです。
いつも皆さんが何気なく歩いたり、時には写真に撮っている道が、すこし視点を変えるだけで物凄く有意義なものになるかもしれません。
今回はそんな私のお気に入り「道」コレクションの話をしようと思います。
青森県を散歩中にたまたま見つけた一本です。
左右どちらも田んぼでありながらぬるりと曲がったゆるいコーナー。
地盤的な要因なのか、それとも土地の利権の関係なのか。
一度右に曲がってから左に流れ、奥に小さく写っている山まで伸びるような姿は至高としか言いようがありません。
波打つようにアップダウンしながら徐々に標高を上げていく道です。
鬱蒼とした林の中で少しずつ標高をあげてくような道もたまりません。
カーブも良いですが、左右がぱっと開けた中で永遠に伸びて行くような直線もまた良いもの。
民家すら見当たらず、奥には山の影がチラリと見えるのもポイントが高いです。
紅葉の中をくねくねと曲がりつつ、最後には真正面に見えるガードレールの高さまで登っていく道です。
コーナーにだけ設置されたガードレールは万が一の事故に対して自然を守るためのものでしょうか。
道というのはなにも舗装路だけではありません。
砂利道、ガレ道、雪道、色々な種類の道があります。
中でも未舗装路はその道が出来るまでの過程だったり歴史を感じられます。
中には獣道なんて道もあったりしますね。
何も無い地面に足跡が一筋ついただけで道になる。
何の変哲も無い道でもどこかに歴史や美しさが隠れています。
いつもなら通り過ぎてしまうような道に目を向けてみてはいかがでしょうか。
今回使った機材はこちら