「どのレンズを選べばいいかわからない…」
そんなお客様の声をよく聞きます。
このブログでは、同じテーマを違うレンズで撮影したらどのような違いが出るのか1つテーマを設けて比較。
カメラとレンズを組み合わせておすすめセットとしてご提案致します。
今回のテーマは「Nikon Z(APS-C)に合わせたいサードパーティーレンズ」
Nikon Zは新しいマウントということもあり、APS-C用の純正レンズラインナップは多くはありません。
そこで今回は店頭でもお問い合わせの多い中華系のレンズをご紹介いたします。
このブログがお好みのレンズを見つけるきっかけになれば幸いです。
今回は比較のため、Nikon純正のレンズも使用しております。
・・・
おすすめレンズ1本目は「七工匠 7Artisans 55mm F1.4 II (ニコンZ/APS-C用)」です。
七工匠からAPS-Cセンサーのミラーレスカメラ専用に設計された中望遠レンズです。開放F値が1.4と明るく、ポートレートなどに最適の1本です。
外装はアルミニウム合金製で上質な佇まいをしております。
まずは開放F1.4で撮影した1枚。周辺減光も特に目立たず、柔らかいボケ感が特徴的です。
次に少し絞って撮影した1枚。ピント面は解像感が高く被写体の質感を捉えています。
絞りリングにはクリック感が無いので、静止画・動画問わずお使いいただける1本です。
・・・
おすすめレンズ2本目は「銘匠光学 TTArtisan 25mm F2 C (ニコンZ/APS-C用)」です。
銘匠光学からAPS-Cセンサーのミラーレスカメラ専用に設計された準広角レンズです。
コンパクトながらも開放F2という明るさを兼ね合わせていますので、様々なシーンで活躍します。
まずは開放F2で撮影した1枚。四隅の描写は少し甘いですが、ボケみがうるさすぎることはなく使いやすい印象を持ちました。
また、最短撮影距離は25cmと被写体に寄った撮影やテーブルフォトにもお使いいただけます。
次に少し絞って撮影した1枚。1万円を切るお求めやすいレンズですが、申し分ない写りです。
38mm相当の画角ですので、つけっぱなしレンズとしてもおすすめできる1本です。
・・・
おすすめレンズ3本目は、「銘匠光学 TTArtisan AF 27mm F2.8 (ニコンZ/APS-C用)」です。
続いても銘匠光学からAPS-Cセンサーのミラーレスカメラ専用に設計された標準レンズです。
コンパクトさや開放の明るさに加え、オートフォーカスでの撮影が可能です。
開放F2.8。転がっていた松ぼっくりに合わせたピント面の解像度は申し分ありません。今回のように細々とした背景になると周辺にかけて円を流れるようなボケが現れました。
こちらは絞って撮影しています。比較的すっきりとた印象の描写です。
中華系レンズで価格を抑えつつ、AF撮影の気軽さもはずせない、そんな方におすすめのレンズです。
・・・
最後に比較できるようにNikon純正レンズ「Nikon NIKKOR Z DX 24mm F1.7」をご紹介いたします。
2023年6月に登場したばかりの本レンズ。
F値1.7の明るさと小型・軽量を両立したNikon Z DXレンズ初の単焦点レンズです。
ボケを存分に楽しめるF1.7開放での撮影です。
被写体の背景の玉ボケも形よく整っており、なめらかなボケはさすが純正レンズらしい描写力です。
こちらは同じ構図で、絞って撮影しています。発色の良さやピント面のシャープさも含め、全体的にしっかりとした印象を受けます。
持ち運びやすさや使い勝手にとどまらず、APS-Cボディでもさらに表現の幅を広げられる、そんな1本です。
いかがでしょうか。
なかなか作例の少ないサードパーティーレンズ。
今回のブログで気になる1本が見つかれば幸いです。