今回ご紹介するのはLeica SLとSL2です。
Lマウントの未来を切り拓いた初代SLと手振れ補正や4670万画素のセンサーが搭載され、利便性も向上したSL2とでは、写りはどのような違いがあるのか、検証して参りたいと思います。
ご紹介する写真は全てAWB(オートホワイトバランス)にて撮影しております。
Leica SL(Typ601) + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
Leica SL2 + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
蛍光灯下での撮影ではAWBでの色の再現度はSL2に軍配が上がるのではないかと感じました。
暗部の表現は差こそあるものの、どちらも破綻なく表現されています。
撮影している中でSLは少しクセがあるのかもしれないと感じる事ありました
Leica SL(Typ601) + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
Leica SL2 + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
撮影タイミングが少しずれてしまったため、ほぼ同条件ですが少し露出に差が出ています。
左側のガラスに映る部分、SLの画像では青色が強く出ています。
しかしこの青色個人的には大変好みです。外へ持ち出してみても面白い比較ができるかもしれません。
Leica SL(Typ601) + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
Leica SL2 + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
こちらもSLの方がガラスに反射している部分の青みが強く出ています。
しかし破綻があると感じるようなことはなく、十分楽しめる色調であると感じました。
Leica SL(Typ601) + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
Leica SL2 + バリオ・エルマリート SL24-90mm F2.8-4.0 ASPH.
やはりSLではシルバーの色表現にクセを感じます。対してSL2は目を見張る解像感。高画素モデルの強みを遺憾なく発揮していると感じます。
総評としては、SLはWBに多少のクセはありますが、独特の色合いを楽しむことができ、現行モデルと比較しても性能には申し分なく優秀なカメラでした。
SL2はAWBにおいて多様な光源にしっかり順応することが出来るモデルです。解像感もすさまじく、スチルカメラとして最高峰のモデルであるとと言えます。
今回はAWBにて撮影したため、このような色味の違いが出ていると考えられますが、ホワイトバランスを揃えた場合どのような写りになるのか検証してみたい次第です。