【街で見つけた形にフォーカス】 MACRO日記 Vol.3 【OLYMPUS】
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
「街で見つけた形にフォーカス」ということで、2020年最初のMACRO日記は少し被写体の形に着目してみます。
1泊2日、男2人温泉の旅です。
身軽に楽しみたいことからカメラは、
OLYMPUS OM-2
OLYMPUS OM 50mm F2 MC Macro
を選びました。
フィルムはお気に入りのKodak ULTRAMAX 400を使っています。
旅行の荷物は着替えより機材の量が多い私にとって、今回はカメラとレンズ1本だけ。
写真を撮るより友人とのんびりする旅にしたかったからの選択でもありました。
世界で初めてTTLダイレクト測光方式を採用したカメラです。
実際にフィルム面に当たっている光を測光する方法で、誤差の無い露出で撮影することが可能となっています。
現在では当たり前となった機能ですが、当時は画期的なことでした。
OLYMPUS OM 50mm F2 MC Macroはマクロレンズで開放がF2という性能。
写りはシャープでボケも綺麗なので標準レンズとしても十分に使えるお気に入りの1本です。
上野から電車に乗り長野原草津口駅へ。
丁度お昼時だったのでお弁当を買い、車内でいただきました。
白米の上に乗った赤い丸い梅干し。
からあげは歪な形をしていて同じ形は2つとありません。
駅からはバスで草津温泉に移動しました。
ホテルに着くと玄関前に手湯が。
手湯には疲労回復や冷え症改善などの様々な効果があるそうです。
湯畑には四角い湯樋がずらっと並んでおり、湯気と硫黄の独特な香りがしました。
等間隔で設置されている灯りと湯樋をどう撮れば面白いのか、形が単純なだけに悩まされました。
ローアングルからの1枚で、湯煙の中を歩く人を撮影。
ライトのオレンジ色の光が柔らかく写っています。
カラーネガフィルムのKodak ULTRAMAX 400はISO感度が400でコントラストが高く、シャープな写りです。
このフィルムは独特な青色の発色性がある一方、オレンジ色の発色が柔らかく、温かい仕上がりになる特徴もあります。
この日の散策はここまでにし、ホテルで夕食をいただきました。
夕食後は再び湯畑に行き、営業時間ギリギリのところで露天風呂に入りました。
ホテルをチェックアウトし、買い物をしようと湯畑へ。
天気予報は曇りでしたが運良く晴れに。
晴れたことからか、昨日の夕方のとは違い、静かで青い光景でした。
所々温泉が湧き出しており、川や小さな池を形成していました。
白い石との対比が珍しく、しばらく眺めていました。
また、自然の中に四角形や三角形、丸といった形を探しましたが、綺麗なものは見つかりませんでした。
丸みのあるフォルムをしており、兄弟のような可愛らしさを感じました。
殻の表面には僅かではありますが、凹凸がちらほら。
卵を片手に1枚撮りました。
マクロレンズだと近くのものも撮れるので便利です。
ゆったりとした気分で楽しむことができました。
フィルムの粒子感が温泉地の雰囲気と合わさり良い写真となったと思います。
また、現像するまで画像が確認できない楽しさは、旅行のお土産の1つになるでしょう。
皆様もフィルムカメラを持って温泉旅行に出かけてみてはいかがでしょうか。
|
|