【BlackmagicDesign】最高の動画機を知る ~前編~
一通りカメラ機材欲が落ち着いてきて、
私の中で細分化された「こんな時はこのカメラ」という目安も満たされつつあります。
そんな中、どうにも満たされない1ジャンルが残されているのです。
それは…
【動画をしっかり撮りたい時用のカメラ】
です。これがまだ足りていません。
スチル用のミラーレスは持っていますが、どちらかというと良馬場で活きる、高画素!高精細!な性格。
動画を撮れなくはないのですが、高感度にちょっと弱いかなという不満点があります。
そこで検討したのが今回のカメラ。
「BlackmagicDesign Pocket Cinema Camera」頭文字を取って“BMPCC”とも呼ばれるカメラです。
その中でも6Kで撮影が出来て、チルト液晶や内蔵NDフィルター、大容量バッテリーなどなど…
便利な機能が盛りだくさんの「BlackmagicDesign Pocket Cinema Camera 6K Pro」。
カメラ歴は長くても動画は勉強中の私が、こんなに快適なのか…とあまりにも感動したのでブログにしました。
まず私が魅力に感じたのは素晴らしい液晶と、EFマウントというところ。
もともとCanonユーザーだったため、親しみとレンズ資産があります。
まだまだたくさん魅力はありますので、詳しくは本文中でどうぞ。
まず今回ご覧いただくのは「雨と準備」編。
おでかけの大敵も被写体となれば美しいです。
前編である今回は4K撮影。6Kの容量に度肝を抜かれました。
早朝に降った良い雨に始まり、上空の風が手助けして現れた快晴。
まだ家に居ながらにして既に映像の迫力を感じながら撮影できました。
もともと動画を撮る時の意識として、撮影中の液晶画面はプレビュー程度のものだという先入観を持っています。
それは結局編集で色が大きく変わったり、大きなパソコンの画面で見れば雰囲気も違うからという経験に起因したもの。
しかし、実際にこのカメラの液晶で眺めてみると、その時に撮っている素材が使えるかどうかをその場で判断できたり、
家に帰った後の編集の事まで思考の手を伸ばすことができると感じました、恐るべし…
この季節には珍しいようにも感じる土砂降りの雨。
早朝の5時から6時ごろにピークを迎えるという予報だったので、目覚ましをかけて早起きしました。
まだ日も登らない上に厚い雲も邪魔して暗い中の撮影でしたが、さっそく自慢の液晶が役に立ちます。
大画面かつ高輝度、タッチパネルの操作も良好。
普段の動画撮影とこうも違うのかと、寝ぼけ眼をたたき起こされるような衝撃です。
今回使用したレンズはどちらもLeica Rマウント。
EFマウントとの変換アダプターを使用することでこのカメラでも問題なく使用できます。
このカットはLeica Summilux R50mm F1.4で撮影したもの。
レンズの持ち味を損なうことは全くありません。
何度でも言いますが、撮っているその最中でさえも楽しいというのは中毒性があります。
BMPCCは背面液晶で既にLUTを適用して見ることも出来るので、さながら外部モニターをつけているかのよう。
この感動がボディで完結しているところがこの上なく心地よく感じます。
明け方の豪雨にもかかわらず、数時間もすれば曇り空とは無縁の快晴。
実はこれも予報通り、最近の天気予報は本当によく当たります。
この季節になると、部屋に朝日が差し込んできます、庭の草木を照らしながら。
気持ちのいい、朝の澄んだ空気の状態を動画で残すにはどうしたものか、と考えていましたが今回は見事にやってくれました。
さっそくカメラリュックに機材を詰め込んで出発します。
どんな撮影の時でも必ずフィルムカメラは何か一台もっていくことに決めています。
今日はRollei35(シンガポール)をお供に。
レトロな見た目なので被写体としても重宝しています。
最後に手に取ったのは無指向性のマイクで、普段環境音を録音するために使っているものです。
しかし、今回はカメラ本体で拾う音が良かったので、収録はしたものの動画には使いませんでした。
さすが動画を撮る為のカメラ、音もいいのか…と、また驚かされてしまいました。
・・・
後半では少し遅めの紅葉を撮りに行きます。
冬の雨の後ですが、東京ではまだ少し葉が残っているのが幸いでした。
外に出てみると感じるBMPCCの更なる魅力をお届けできれば幸いです。
お楽しみください。
Rollei35が気になった方はこちらからどうぞ。