【Canon】ワンランク上の優しいカメラ EOS R10 with RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM
今回ご紹介するカメラは、Canon EOS R10です。Canonのミラーレス機のラインナップも豊富になり、どれを買えばいいのやら…とお悩みになられる方もいらっしゃるかと思います。カメラ好きの方もこれからカメラを始めたい方にも、おすすめの1台となっていますので、さっそく魅力をお伝えしてまいります。
2022年7月に発売されたCanon EOS R10。組み合わせたレンズはレンズキットとして販売されている、RF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMです。ハイアマチュアからエントリーユーザーまで幅広い撮影ニーズに応える本機は、シンプルな操作性とカスタマイズのおもしろさを絶妙なバランスで融合させた一台になっています。本レンズもとてもハイスペックな仕上がりで、一本でどんなシーンにも活躍してくれる優れ者です。
この日は東京タワーをお目当てに電車に揺られて出発しました。電波塔の役目を終えた今も尚、求心力を放ち続けて多くの人に愛されている東京のシンボルです。少し残念な曇り空でしたが、青空よりも東京タワーの紅白を目立たせた写真を撮ることができました。
有効画素数約2420万画素、APS-C サイズのCMOS センサーが搭載されている本機。映像エンジン「DIGIC X」との組み合わせにより、解像性能は有効画素数約3250万画素のCMOSセンサーを搭載する「EOS 90D」や「EOS M6 Mark II」と同等、筆者個人的にはそれ以上の描写を楽しむことができます。
曜日感覚が乏しい筆者。なぜこんなに人が多いのだろうかと考えてみれば、この日は日曜日。
人混みから早々に退散して芝公園に避難します。大賑わいの隣にはとても静かな緑が広がっていました。
広角端18mm(35mm判換算約29mm)
望遠端150mm(35mm判換算240mm)
大きなメタセコイヤの木に包まれてお散歩を楽しみます。同じ場所から見上げて広角側・望遠側、それぞれの写真を撮ってみました。
非常にコンパクトなRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STMですが、ほぼ10倍の高倍率ズームと綺麗な描写性能を兼ね備えています。
またレンズ単体で4.5段の手ブレ補正効果を有します。
真上に掲げた不安定な姿勢でも被写体を捉えることができました。
薄く細長い特徴のメタセコイヤの葉をどちらの写真からもしっかりと観察することができる、とても万能なレンズです。
緑の続くままに足を運んで、ようやく東京タワーが広角側でもすっぽりと収まる場所までやってきました。
雲が活発に動き出し濃淡を感じられたので、ピクチャースタイルをモノクロに変更して撮影してみます。
メニューからシャープネスやコントラストなど自分好みに細かく設定することもできるので、自分だけのお気に入りの雰囲気を作り出せます。
またモードダイヤルをクリエイティブフィルターにしてラフモノクロを選ぶことで、もっと簡単にモノクロ写真を楽しむことができます。こちらはフィルター効果(ラフモノクロの場合はコントラスト)を3段階で調整できるので、初めてカメラをさわる方でもスマートフォンの写真アプリに近い感覚で撮影を行えるオートモードのお手軽機能です。
日常生活にたたずむ電波塔も私達を見守ってくれているようで、一段と魅力に惹き付けられます。
バスに揺られて竹芝橋にやってきました。いろいろな灰色の階調が伺えます。風が強く海が時化る様子もしっかりと捉えてくれました。
EOS R10は動きものの撮影も得意としていて、ハイスペックな高速連写と高精度なAFが搭載されています。
メカシャッター/電子先幕での撮影時は最高約15コマ秒、電子シャッター撮影時は最高約23コマ/秒の高速連写をAF/AE追従で実現されています。加えて上位モデル「EOS R3」のAF被写体検出技術を継承しており、被写体に合わせて高い精度で検出・追従をしてくれます。
水上バイクが走っていることを期待して向かった竹芝橋でしたが、残念ながらその姿を高速連写で納める機会には恵まれませんでした。
高速連写を楽しめず少し悔しい気持ちをすぐに切り替えて、別の機能で遊びます。
モードダイヤルをスペシャルシーン(計15種類のシーンや被写体を適切な設定でオート撮影することができます。)に切り替えて、パノラマショットを選択します。Canon EOSに初めて搭載された、広角レンズでも収まりきらない範囲を高画質なパノラマ画像として記録することができるおもしろい機能になっています。
最初は「BUSY」の文字を3連発させてしまいましたが、慣れてしまえばやみつきになるとても楽しいおすすめの機能です。シャッターボタンを全押ししたままカメラを一定方向(右/左/上/下)に動かすことで、高画質なパノラマ画像を作成できます。
気を付けることは2点だけです。想像以上にゆっくり、そして真っ直ぐ動かすと、スマートフォンでは得られない最高のパノラマ写真が完成です。
後日、同じ組み合わせで植物園に遊びに行きました。コンパクトなボディとレンズの恩恵を存分に受けて、一日中撮影に没頭することができます。
元気にブンブン飛び回る蜂達をEOS R10が素早く追いかけて捕まえてくれたり、20cmを下回る最短撮影距離とハーフマクロ撮影も可能な本レンズで、ここまで大きく写真に収めることができました。
虫が苦手な筆者ではございますが、この日は蝶や蜂をずっと追いかけて過ごしました。
この度ご紹介したCanon EOS R10とRF-S18-150mm F3.5-6.3 IS STM。
人も場所も選ばない、とても優しいカメラになっていますので、初めての一台をお悩みの方、サブ機をお探しの方、多くの方にご検討いただければ幸いです。
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