年間パスポートはあれど入園は叶わず、
寂寥の感が募っていた筆者のもとに営業再開の知らせ。
マスクに消毒、社会的距離を保ちながら動物園を散策、数枚ですがご覧ください。
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この日の機材は「Canon EOS 1D X MarkII」と「EF70-200mm F2.8L IS II USM」
どちらも一世代前の機材になりますが動作・描写ともに良好、まだまだ現役です。
昨今のミラーレスカメラに搭載されている「瞳」AF、非常に便利です。
地道に合わせている間に動かれてしまう、合ったと思っても少しズレている。
一眼レフ派の悩みですがその分上手く撮れた時の喜びは一塩です。
ピントを瞳に合わせてばかりですが、描写はいかがでしょう。
「1D X MarkII」の2020万画素という数字は、高画素化の進む現代においては物足りないかもしれません。
しかしトリミングしても崩れることのない画作りや、雑味のないノイズ感
フラグシップならではの数値で表すことのできない安定感があります。
ガラパゴスゾウガメです。
独自の進化を遂げた生物が多く存在するガラパゴス諸島、チャールズ・ダーウィンが1835年に上陸し「進化論」提唱の道標となったことでも有名です。
その姿や動きからは生命の歴史を感じさせるような重み・力が伝わってくるようで、つい時間を忘れて眺めてしまいます。
筆者が動物園を訪れると必ず向かう先、ハシビロコウです。
羽を広げると2メートルを超える巨体・恐竜の化石を想起させる嘴・ユニークな頭部の毛・時々垣間見せる間の抜けた可愛らしい表情
あまりに動かないため、カメラを持つ手が震えだすこともしばしば。
一世代前のレンズとはいえピント面の切れ味・背景の描写もスッキリとしています。
表情のアップばかりになってしまいましたが最後はモモアカノスリです。
檻の中からこちらを見つめる瞳に惹かれました。
このように檻に近い位置に動物がいると難しいですが、ある程度距離があり、かつ望遠レンズを使用することで檻の写り込みをなくすことも可能です。
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再開したものの人が滞留しそうなエリアは立ち入りすることができなかったり、
撮影禁止エリアがあったりと、
まだ元の動物園に戻るまでには時間がかかりそうです。
一日も早く日常を取り戻すために、より一層気を引き締めていこうと思います。