
【Canon】標準ズームレンズが結局一番使いやすかったお話。EF 24-105mm F3.5-5.6 IS STM
ミラーレス一眼カメラが主流となった昨今のカメラ業界ですが、筆者はひょんなキッカケでデジタル一眼レフカメラに舞い戻りました。
元々はミラーレス一眼であるCanon EOS R6を使用していたのですが、現在使用しているカメラは変わらぬ人気を博すCanon EOS 5D MarkIVです。
EF時代の単焦点レンズも併用していたのですぐに使用開始する事ができましたが、筆者は普段使いするためのズームレンズが欲しいと思いレンズを探し始めました。
そこで手に入れたのがCanon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMです。


筆者が持っていたEFレンズは下記の二点です。
・Canon EF40mm F2.8 STM
・Canon EF50mm F1.8 STM
両レンズ共に軽く小さく設計されており、マウントアダプターのEF-EOS Rと合わせたとしても使いやすいレンズでした。
更に金額も手に取りやすくとりあえず1本ずつ持っておいて損をすることはないでしょう。
しかしご覧の通り焦点距離が標準画角のみとなっており、もっと自由な画角で撮りたいという欲が出てきたのが今回のレンズ探しの要因です。
今回選んだEF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはレンズキットでもお馴染みで、2014年11月13日に発売されておりEFレンズの中では新しい部類となるでしょう。
筆者は元々24-105mmのズームレンズを好んで使っており、当レンズかF4通しのLレンズかで選択肢を絞っていました。
では、なぜ当レンズを選んだのか。
それは軽くコンパクトで、性能も高く、安価で手に入れられるからです。


まず画質についてですが、絞り解放の状態から非常にシャープネスが高く、画素数の増えたEOS 5D MarkⅣの有効約3040万画素でも十分使える性能を持っています。
これもUDレンズ1枚、非球面レンズ2枚を効果的に配置したことによる収差補正のおかげでしょう。
そして当レンズの重量は 525gで、EF24-105mm F4L IS USMよりも約150g、更にⅡ型のEF24-105mm F4L IS II USMよりも約270gも軽量となっております。
またストラップで首から下げている際によく起きる自重でレンズが伸びてしまう現象を防ぐためのロックスイッチを搭載しておりますので、そういった面でも非常に持ち歩きに適していると言えます。
今回の作例は全てJPEG撮って出しとなっておりますが、色乗りも良くとてもバランスの取れた描写をしてくれます。
Canonはホワイトバランスの優秀さに定着がありますので、旅行などでも安心してすぐに共有できるのも今回の組み合わせの強みです。


実は当レンズを選んだ理由として大きいのが逆光耐性です。
世代が新しくなるとコーティング技術の進化が大きく見られ、上のような直接太陽を画角内に入れたような状況でもフレアの発生が抑えられコントラストの低下も防がれています。
筆者は家族との外出時にカメラを持ち歩くことが多く、公園で遊ぶ我が子を撮影したりするのですが、走り回る子供を撮るのですから頻繁に逆光の場面に出くわします。
そういった際に子供の遊ぶ姿を逆光にも負けずしっかり撮影できる安心感が当レンズにはあります。
更に絞り羽根枚数が奇数の7枚となっており、F値を絞ることで倍の14本の光条が現れます。
こういったダイナミックな表現に対応できるのもカメラを楽しむためのポイントとなるでしょう。


当レンズはレンズ名にもあるようにSTM(ステッピングモーター)を採用しています。
静音かつ高速なAFが可能となっており、写真撮影のみならず動画撮影にもオススメです。
フォーカス駆動音はほぼ無音で動画に音が入り込むことはなく、フォーカス送りも滑らかでスムーズです。
写真撮影時もフォーカスの反応スピードが素晴らしく、EOS 5D MarkⅣの最高約7.0コマ/秒 の連写と組み合わせる事で決定的瞬間を逃しません。
子供の撮影をしている筆者からすると非常に重要なポイントで、失敗写真も減りいつも助けられています。


F4通しのLレンズと違い、当レンズはF3.5-5.6に可変します。
そのため購入前は暗所での撮影で問題なく使用できるのか不安に思っていました。
しかし、心配は無用でした。
理由は2点です。
1点目は4段分の手ブレ補正機構の搭載です。
今回の作例では風が強い日だったので、シャッタースピードを上げた状態で撮影を行いましたが、本来であればもう少しシャッタースピードを遅くしISO感度を上げずに撮影ができたでしょう。
更に手ブレ補正のおかげで撮影中のファインダー内の安定感も非常に高く、落ち着いて構図を設定できます。
2点目がEOS 5D MarkⅣの高感度耐性の高さです。
先代EOS 5D MarkⅢは「有効約2230万画素」「常用ISO25600」となっておりましたが、「有効約3040万画素」「常用ISO32000」と画素数と高感度耐性の両方を向上させているのです。
Canonの処理技術の向上を強く感じられる点です。
それによりISO12800でもノイズ処理が非常に上手く、実用レベルを十分に満たしているのではないでしょうか。


実際に使用してみると今も非常に人気が高く愛されている理由がとても強く感じられます。
そんなCanon EF24-105mm F3.5-5.6 IS STMはすでに新品販売終了となっているので、中古商品で手にしていただくことができます。
Map Cameraでは専門の修理業者で点検を行っており、更に充実した修理保証もありますので、中古商品でも安心してお買い求めいただけます。
是非この記事をきっかけに当レンズを手にしてみてはいかがでしょうか。
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